前回は記事が膨大すぎて弾かれてしまったので中途半端になりましたが…
きっと今回で完結する…ハズです。奥秩父山塊シリーズ完結編、スタート(笑
今回紹介する画像も一部はデジイチで、あとは基本iPhoneカメラとなってます。
また、今回の絶景写真も一部報道関係で使って頂きました。ありがたや~。
車と関係ないので、自然や絶景に興味の無い方はスルーの方向でよろ…(汗
前回は、金峰山の山頂にある五丈岩へよじ登ったところで突如終わりましたね。
みんカラは文字数が一定数になると、投稿時になって弾いちゃうんですよね(汗
いやいや、投稿する前に…事前に知らせてくれよ、って思うんですが…
それは単純に私がツラツラと文字を打ち込みすぎなだけですよね、きっと(遠い目
でもって、前回…発生した思いもよらぬ事象というのが…コチラなのでした!!
早朝、登山を始めて間もなく、大日岩で日暈が発生していたので、
罷り間違って発生してくれたらなーって、漠然と思ってはいましたが。
まさかこんな正午になって出現するとは…!!
これ、虹でも彩雲でもないんですよね…いや~、素晴らしい天体ショーです。
しかも!よく見ると…二重に出現しています。なんじゃこりゃー!ですね~(驚
これだけハッキリとした環水平アークを見るのは生まれて初めてかも。
しかも、よく見ると…そもそもこの日の空模様が素晴らしいのですよ。
殆どの人は興味なんて無いかもしれませんが…鉤状雲はワリとレアです。
巻雲の一種ですが、この日ほど壮大なものはなかなか見られません。
何故なら…この翌日の予報はこう出ていたからです。
この激しい気温差、そして上空に寒気が大量に流れているので
空高くで巻雲が一斉に発生しているのです。そして、そこに氷の結晶が
含まれているので、それが太陽光によって環水平アークとなってるのです。
最初は、彩雲かな?と一瞬思いましたが、このような気象条件だし、
早朝にハッキリと見えてたハロ現象と言い、出るべくして出た感じですね。
これまでにも世界中で様々な超常現象なども経験しているのですが…
ここ最近はこうした天体ショーをよく見かけます。ラッキーですね(笑
例えば、去年だと…
はい、ブロッケン現象ですね。これ、この1年で実に3度も遭遇してます(爆
そして、同じく…槍ヶ岳から北アルプス縦走中に出現したのが…こちら。
これも、ある一定の気象条件が全て揃うと出現するそうですが…
とにかくもう、このRPGのラスボス感といったら…凄まじいですね(爆
しかも、得体の知れない生き物のように、ウネウネとうごめいてます。
さらに、この撮影の30分前までは空一面、快晴だったんですよね(汗
天と地がひっくり返ったかのような雲模様が…とても神秘的です。
3000m級の高所、しかも、夏にも関わらず氷点下となる場所…
だからこそ、このとてつもない世界が堪能できるわけですね、ええ(笑
この時もやはり、この直後に北アルプスでは初雪を観測しました。
こういった自然現象は、まさにプライスレス。そして、偶然の出会いです。
こうした不思議な体験は、なかなか狙って見られるものでもないですしね。
そういや、今朝は今朝で、長野県北部で白虹現象が出現したようですね。
これも、寒い山間部ならではの現象ですが…私も稀に遭遇してます。
…閑話休題。
見事な"天体ショー"をしばらく眺めながら、ポカポカ陽気な山頂を満喫。
結局、気づいたら…登頂してから1時間以上も長居していましたね(爆
普段だと、下山は登板よりもラクだし、時間もかからないものなのですが、
この金峰山の富士見平ルートは、先にも紹介した通り、アップダウンが
連続する終始岩場だらけの為、思っていた以上に時間がかかります(涙
頑張れば行けそうでしたが、結局この段階で瑞牆山は完全に諦めました。
五丈岩を後にして、下山開始です。五丈岩は反対側から見ても強烈です!
そして、このパース線の如く伸びる巻雲の一種、鉤状雲が見事です。
これも、ここまでの模様はなかなか目にすることが出来ない現象です。
環水平アークもそうですが、上空は季節外れの寒気が相当強い証拠。
これだけポカポカ陽気で、6月直前にも拘わらず…明日から雪予報が
出ちゃってるくらいですからね。3日前にも積雪したくらいですもんね(汗
ほんと、山の天気はファンタジーですが、時として恐ろしいものです…。
そして、恐ろしいと言えば…往きは良~い良い帰り~は…帰りは…
なかなか見事に両端が切れ落ちていてアスレチッキーですな!<イミフ
ちょっと風に吹かれたら、と思うと…ゾッとしますが、今日は比較的穏やか。
秋は紅葉がかなり映えるんでしょうね~。
稜線を西に向かってトボトボと歩きつつ、山頂付近を振り返ると…
これまたレアな雲が広がっています。俗に言うもつれ雲ですね。
上空約1万メートルくらいの高さに氷の結晶が集まってるんでしょうね。
当初はキレイにカギ状になってましたが、次第にもつれにもつれて…
最終的には濃密雲となって、どんよりとするのでしょうかね。
見上げる度に表情が次々変わっていく…見ていて飽きませんね。
って…インスタ女子かよっ(笑
ひたすら下山です。鎖場も3か所くらい通過します…使いませんが(汗
しばらく進むと…遠くに見えていた大日岩まで下りてきました。
この大日岩も、五丈岩と同じで…元々は勿論、噴火した溶岩で、
長い時間をかけて噴出した溶岩が冷え固まったものなんですよね。
この山が噴火していた時代は、さぞかし地獄絵図…だったんでしょうね。
大日岩を東に巻いて下りていき、朝一に通過したポイントへ向かいます。
迫力満点な巨岩ですね。想像絶する自然の強大さたるや…。
そして、一瞬道を間違えたりもしましたが…無事に富士見平まで到着(汗
そういや、「富士見」と名がつくんだから、富士山が見れるんでしょうね。
朝は登頂することで頭がいっぱいで、すっかり忘れてましたが…(大汗
小屋前のベンチに座ったら…あ!アレがそうなのか~!と気づきました(汗
この写真中央あたりの樹木の隙間から、富士山の山頂付近がこんにちは。
ちゃんと"富士見"ることが出来て安心したのでコーラを飲みます(笑
因みに…麓までは1時間足らずの小屋ですが、400円もしました(汗
参考までに…富士山頂だと500円。400円は7合目クラスですね(笑
私が知る限り、一番高いのは2番目に高い南アルプスの北岳山頂で、
自販機の値段を見ると、全て600円となっています。高級飲料ですね(汗
最後は相変わらずゴツゴツした足場の樹林帯を黙々と麓へ向かいます。
そういやこの森の中では、このような中身がくり抜かれた大木を
いくつか見かけたんですが…生息するオコジョの住処でしょうか?
中も覗いてみたんですが…何もいませんでした。残念。
そして、登山口から最寄りの絶景スポットとなるのがこちら。
展望スポットとして、わざわざ伐採してベンチまで用意されてます。
瑞牆山がまるで中国の絵画の如く、鎮座していてステキです。
そして、気が付けば上空は搭状巻雲に発展しそうになってました。
登山口へ無事到着し、駐車場へと辿り着く頃にはこんな時間に…。
今回は休憩時間も入れて、ちょうど11時間ほどの山行になりました。
登山用に新調した
スントの時計も、今回はちゃんと記録出来ました。
槍ヶ岳の時は設定をミスったせいで、データ消失しちゃいましたしね(涙
富士山登頂以来のムービーなんですが、山頂までどう登って下りたのか
周囲の山容や地理的なものまでしっかりと記録されていて面白いですね。
ところどころモジモジしてるのは、岩によじ登ったりしてるせいですね(笑
最高点が2578mとなってるのは、誤差です。正確には2599mです。
因みに"Ascent altitude"というのは、要するに実際に登った高さのことです。
エベレストへ出かける時も勿論、スントの時計はしていくつもりですが…
何せ行程が死ぬほど長いので…記録を取るのは不可能だなぁ、きっと(涙
登山道具を片付け、駐車場を後にして下山後のお約束…それは勿論…
源泉かけ流しの温泉!コレですね、ええ。正真正銘のジジイです(汗
今回は、あまり経験の無いラジウム温泉、
増富の湯にお邪魔さま。
いや~、もう最高です。想像以上に素晴らしかったです、ラジウム温泉!
しかも、またしても…貸し切り状態でした、はい(笑
おかげさまで…
えーっと…ですね…
実は、あまりの気持ちよさと、久々に長い山行だったもんだから、
1時間以上も温泉に浸かりながら爆睡してしまい、気づいたら真っ暗(汗
なんたる失態っ!温泉は貸し切り状態どころか、清掃人しかいない…(爆
なので、こうして駐車場にポツン、と寂しく愛車が…(笑
ま、それだけ気持ち良かったワケです。紛れもなく噂通りの名湯なのでした(笑
温泉を後にして、途中睡魔に襲われつつ、諏訪湖付近で回転寿司屋へ。
お金が無いので帰路も大半を一般道でセコセコと帰るのです…(汗
田舎は一般道でも燃費がすこぶる良いので助かりますね、うん(笑
諏訪湖方面に来たら…やっぱりココへ立ち寄ってしまいますね、杖突峠。
昔からよくここへ訪れてはひたすら夜景を眺めて耽ってました…(遠い目
そして、何やカンやで深夜に帰宅。お疲れさまでした、自分!
いや、ウソです。実は、再び襲われた睡魔によって…恵那付近で撃沈(汗
居眠り運転で事故ったら元も子も無いですからね。しかし、翌朝から仕事。
なので、車中泊してそのまま仕事という、ワケわかんない忙殺っぷりでした(爆
というワケで、みんカラ内では興味の無い方が大半だったかもしれませんが、
ここまで拝読ありがとうございました。みんカラ卒業前に…無事脱稿出来ました(笑
最後は、みんカラ的要素も加えて…お気に入りポイントの1つ、須玉大橋にて!
夜明けの南アルプスをバックに、かっちょいい~VWゴルフと共に…。≪完≫