さて、自宅を出てからだと4日目、北海道上陸からは3日目となる4月8日の後半です。
宗谷岬で迎えたこの日、主に宗谷岬~稚内市街を巡っておりましたが、午後には発ちます。
改めて…この日の旅程です。
本来なら猿払へ向かったのであれば、翌日訪れる予定の紋別はその延長線上なので
そのまま国道を200キロほど南下すれば紋別方面への最短ルートとなるのですが…
夕暮れ時にオロロンラインを走りたいし、遠別町の温泉も行きたいし…というのがあって、
今回のようなアクロバティックなルートを選択せざるを得なくなったワケですね、はい(汗
前日の夕暮れ時に走れてたら最高だったんですが、札幌からの移動と時間が長すぎるし、
そもそもその手前の仏閣で撮影もしたかったし…ってことで究極の選択でもあったワケです。
宗谷ヒストリーロードを経て、宗谷岬から国道238号を南下して猿払村へと向かいます。
因みに、猿払村に入るとこの国道は「
オホーツクホタテロード」と名称が変わります(笑
途中、我慢出来ずに浜辺に下りて散策しましたが…オホーツク海はめちゃくちゃキレイ!
やはり、某国からゴミが漂流しないからでしょうかね?いや、マジで。明らかに違いますしね。
そして、このオホーツクホタテロードの名に相応しく?海岸線には至る所にホタテの貝殻(笑
まさに、ホタテの水揚げ量日本一を誇る猿払村なだけありますな!(笑
そして、ランチタイムとなりましたので…本日のお目当て、ホタテ丼を食べにこちらへ。
道の駅さるふつ公園は、いくつかの施設の集合体って感じで、このさるふつまるごと館も
道の駅のメインの施設から若干離れた場所にあるので、一瞬あれ?って感じになります。
地元の方が結構このまるごと館をオススメしているので、ここで食事したかったんですよね。
やはり、地元の事は地元の人間に素直に従うのがベストです。
そして出てきました、ホタテ丼のセットです(^o^)
昨今の度重なる値上げの影響で、これも税込1760円でした。
数年前まで1000円チョイで食べれたって話だったので…かなり高騰しちゃいましたね(涙
とは言え、なかなかボリューミーです。これでもか!ってくらい帆立まみれなので嬉しい限り。
この後、本館?にあたる施設の方も見てみましたが…かなり寂れた感じでした(涙
なんだか北海道って他県と比べてとんでもなく道の駅だらけ(120箇所以上!)なんですが
実際にはこれマジで道の駅なの!?っていうくらい小規模な道の駅も多いんですよね…
平日でもフツーに休業していたり、それこそトイレくらいしか無いんじゃ?みたいな所とか(爆
そしてこの猿払の道の駅ですが、他にも少し離れたところに帆立弁当の店舗もあります。
営業してるなら電子レンジもあるし、弁当買って夜御飯にでもしようと思ったんですが…
どうやら営業していないっぽい…なんか田舎って営業してるか否かわかんない店多すぎ(涙
また、さるふつ公園とあるだけに、それらしきオブジェとか碑だとか色々あります。
こちらはほたて化石群で、奥に帆立貝漁場造成事業記念碑で、いさりの碑があります。
そして何故か三角点もありましたが…結局コイツが何を示すものかわかりませんでした(爆
一応、タッチしておきました…登山愛好家の習性でしょうか(笑
無事にお目当てのホタテ丼を完食したところで、いよいよ本日の午後のメイン会場へ…!
道の駅を出てから再び国道238号、ホタテロードを南下していくと…この絶景です!
果てしなく続く大海原のオホーツク海!そしてずっと先まで続く沿岸…ほんと、凄すぎです。
至る所がもうクルマのカタログにありそうな景色。どれだけ見ていても飽きません(笑
そして、猿払パーキングシェルターを過ぎて間もなく、国道脇から村道エサヌカ線へ!!
もう村道へ入った瞬間思わず声が漏れちゃいましたよ…す、すげぇー!アメリカじゃん!(爆
いやぁ、ヤバいですね…この絶景。これこそ自分が求めるハテシナイ感ですよ、ええ(笑
この道をどうしても走りたかったんですよね、しかも超絶天気の良くて誰もいない日に!
もしも以前乗ってたオープンカー、Z4で来てたら最低5往復くらいしてたかもしれません(汗
せっかくだし、クルマの往来も無いのでいろいろ撮影しときましょ(笑
もうコレ、完全にカタログですよ。清々しいくらい…ため息が出ちゃうほどストレートです。
でもってこの村道、やたらエゾシカが多いんですよね、聞いてはいましたが…
周囲を見渡せばそこらじゅうにゴロゴロいますね。ってか、実際ゴロゴロしてましたけど(笑
え?アンタ誰なの?みたいな顔してずーっとこっちを見てましたが近づいても逃げません(汗
因みにこの先に見える雪山は砂金採掘で知られる宇曽丹の山塊です。今でも採れるのか?
麓にはウソタンナイ砂金採掘公園がありますが…しかしなんかかわいい響きですね(笑
そして、この約15キロに渡って続くエサヌカ線は浜頓別町のクッチャロ湖に出て終わります。
ウソタンナイとかクッチャロとか…似たり寄ったりな名称が多いですね、クッシャロではなく??
このみんカラのプロフィールにも使っているトップ画像なんかもまさしくエサヌカ線と同じで、
ひたすら真っすぐ道が続いていくアメリカのモニュメントバレーに向かう道なんですけどね。
散々アメリカで横断しまくってるんですが…やっぱこういう道って恐ろしいほど退屈だけど
なんかこう…好きなんですよねぇ。逆に自身の、人間のちっこさが笑えてくるというか(笑
さて、いよいよ時間もなくなってきているので、夕方の予定を再度考えます。
往きにも通った国道283号線上にある猿払パーキングシェルターで色々と再確認。
因みにこのパーキングシェルターというのは、風防施設です。
要するに、通年横風がとんでもない地域なので、このように風よけが設けられてるんです。
以前も書きましたが、風速2~30mにもなると軽自動車のドアなんて開けたらちぎれます(爆
実際、Nボックスでも何度かドアを外しかけたし、何ならこのデリカミニでも1度ヤバかったです。
こういう厳しい条件下の大自然に訪れる事が多いからこそ、スライドドア必至、というワケです。
運転席や助手席のドアが強風で開けられなくてもスライドドアならイケますからね(^^;
猿払村を出たら、サンセットドライブを求めて県道138号を通って再び三度日本海側へ横断。
すると…まさかの光景に遭遇しちゃいました(汗
そう、田舎あるあるでしょうかね…おもいっきり歩道を当たり前のように走る軽自動車…(爆
最初、わざと面倒でちょっとだけ歩道に乗っかってしまってるだけかと思いましたが…
ずーっと並走してました、ええ(爆
地元のおじいちゃんっぽかったんですが何キロくらい走ってるんでしょうか…ヤバそうです。
見るに耐えれなくなって通報でもしようかと思ったのですが、この後無事に?歩道を下りました。
まぁ恐ろしいほど交通量の少ない県道だからまだ良いものの…一歩間違えば大事故ですよ。
気を取り直して…
ようやく稚内市の西岸に出ました。もう間もなく夕暮れ時を迎えます…が!空模様が怪しい(汗
風は比較的穏やかになってくれたんですけどね。その分どんよりした感じがしますが…。
向こうに見えるシルエットは稚内西側の丘陵帯です。とりあえず始点となる抜海をしばし散策。
ここから南へ沿岸を通っているのが日本百名道でもある日本海オロロンラインです。
港に謎の神社がありました…保食神社とありますが、勿論無人です。なんだか怖い雰囲気。
宗谷サンセットロードから日本海オロロンラインへと接続する、県道106号線を南下します。
途中、展望休憩所こうほねの家にも立ち寄りますが…うぅーん、微妙な景色。
因みにこちらには森繁久彌歌碑がありました。
さらにもう少し南下していくと夕来展望所などがありますが…空模様はずっと微妙なまま。
本当ならこの右手にはドドォーン!と利尻富士が見えてるハズなんですけどねぇ…
距離にして20キロくらいしか離れていないにもかかわらず、ほとんどわずかな影しか見えず。
時折青い空が見えるものの、状況は変わりそうにないですねぇ…
このオロロンラインは天気が良ければ超絶絶景ドライブが楽しめたハズなんですけどね。
先ほどのエサヌカ線でその幸運も使い果たしてしまったのかもしれませんね(汗
さらに南下していくと…よくネットでも見かける光景が。
道北風力浜里ウィンドファームと、その奥にオトンルイ風力発電所ですかね。
他にもこの先には幌延ビジターセンター展望台なんかもあって、快晴なら寄りたいところでした。
しばらく待って…一瞬だけ青空が見えたところでパシャリ。
やはりこれだけ巨大風車が並んでるのを見ると…まさに壮観…ですね!
これ以上はもう天気に期待は出来ないので愛車と撮影してこの日はもう諦めました(汗
さすがに毎日完璧なご来光と夕暮れが見届けられるほど軌跡は起きないものです(笑
そして、本日最後の〆として…遠別町にあるこちらにお邪魔させて頂きました。
海岸線から少し離れた山奥にポツンとある一軒家の宿、えんべつ旭温泉です!
泉質は昨日入浴した温泉と近いです。源泉も2つあり、湯温も全く申し分無いデス。最高。
露天風呂もあるんですが、この時は確か入らなかったのか入れなかったのか…記憶がない(汗
やっぱりこちらの温泉も地元の方が圧倒的に多いようで、名古屋から来たと言うと驚かれます。
北海道なんて観光者だらけだと思うんですけどね。やはりかなり穴場的存在なのでしょう。
今回はぶっちぎりで極上の泉質を持っている温泉を堪能すべく地元情報を元に巡ってますが…
毎日こんな極上の温泉に入ってたら…一般観光客ウケしてる某温泉郷とか入れなくなりそう(汗
ほんと、こんな山奥の温泉なんて車中泊旅でもなけりゃなかなか来られそうにないですしね。
因みに入湯料は600円でした。このくらいの値段設定なのもありがたいですよね、貧乏旅には。
ちょっとメジャーな温泉ともなると今は1000円以上しますもんね、そういう所は極力避けるけど。
というワケで、ようやく1日が終わろうとしています…この日の有飯も食いっぱぐれてたような(爆
まぁ少食なので、1日1回しっかり御飯を食べたら十分だったりするんですけどね(^^;
特にこの北海道上陸3日目は初っ端から好天続きでテンションも上がりっぱなしなもんだから
疲れもドド~っと出て眠気にも見舞われて半分記憶が飛んでたんですよね(爆
何せオロロンラインを走ってるうちに日没を迎えて、温泉入る頃には完全に夜を迎えて…
で、入浴が終わる頃にはもう21時を過ぎてましたしね…いつも結構ギリギリな時間で(汗
そして、翌日の予定は紋別方面だったので…紋別まで出ようとしたら距離200キロ…
しかも、どのルートを選ぼうが3時間半とされてます、山道なので急げないですしね(爆
何故このままこの地で寝ずにオホーツク海へ出たかったか、と言えば…そうです、朝日です。
本来天気が良さそうなら翌日はご来光があるので水平線が見えるオホーツク海へ出ようと
考えていたんですね。しかし、もう1週間前から火曜日の天気は大崩すると見込まれていたので
この時点ではもう日の出は諦めていたんです。しかし、翌日の旅程イメージとしては、
当初翌々日の水曜日に大雪山アタックを考えていたので、そうなると旭川へ向かう事になるので
それだと少しでも紋別方面へ進んでおかないと…!!というのがあって、ちょっと必死でした(笑
しかし、どう頑張っても睡魔には勝てるワケもなく…
結局、旭温泉を出て50キロくらい山道を走ってる途中でフラフラで居眠り運転してしまい、
コレはマズい!!ってことで、急遽、音威子府村あたりで愛車を停車させ、そのまま寝落ち…
気づいたら、ちょうどそこは北海道命名之地でした…北海道ェ…ェ…
というワケで、フラフラになりながらも何とか無事にこの日も旅を終えることが出来ましたが、
もうクルマを停車させて多分2分もしないうちに爆睡していたと思います、記憶が無いです(汗
そして、周囲が明るくなってようやく目覚めました。一応駐車場っぽい所に停まってたよう安心。
こういう時、一瞬で車中泊することが出来るデリカミニで本当に良かったなぁ、と思いました(笑
さて、次はようやく北海道上陸4日目、自宅を出てから遠征5日目となります!
というワケで、5日目へ…つづく!!