カタログ紹介、今回は一代限り&報われなかったクルマ、ダイハツ・アプローズ。
平成4年7月発行の中期型マイチェン時版です。
それまでのダイハツ最上位車であったシャルマン亡きあと、約2年のブランクの後
カローラの流用でなく完全オリジナルでカムバック。垢抜けたスタイリングと
後述するスーパーリッドが話題を呼び、上々な滑り出しに見えましたが...
直後のリコール問題で出鼻をくじかれ、その後も挽回することなく結局
シャルマンのように地味に売ってるクルマになってしまったのが何とも
もったいないですね...一度「アプローズΘ(シータ)」と車名を変えた後、
この時のマイチェンで多少意匠を変更し、再び車名を戻しました。
故にあまり見かける事の無かったアプローズですが、クルマの出来は決して
悪くないと思います!しかしこれ、レッドがあったんですね~当然ながら
見た事ありませんが、結構欲しいかも・・・
センターのボタンがなんかカッコいいダッシュ周り。
インテリアも2トーン配色がカッコいいですね。
エンジンも自社製、直4・1600OHC+EFIのHD-E型(120ps/14.3kgm)。
電子キャブ仕様もありましたがこのマイチェン時に廃止。
サスは前後マクファーソンストラット。路面状況に応じて減衰力を自動制御する
周波数感応型ショックアブソーバーを一部に採用。フルタイム4WDも設定。
ブレーキは一部に4輪ディスクを採用。ABSもOPTで用意されていました。
そしてアプローズの一番の売りであったスーパーリッド。ノッチバックながら
リヤウインドーまで一体で開くのが面白かったですね。
装備群。MOMOステなんかもあったんですね!
ではラインナップ。ミッションは全車に5速MT、2WDに4速ATを設定。
上:最上位のリミテッド。カラードドアハンドル、無段間欠ワイパー、オートアンテナ、
オートエアコン等を専用装備。ほかマフラーカッター、リヤスポ、チルトステア、
4輪ディスクブレーキ、185/60R14タイヤ等も装備。ABS、電動サンルーフ、
オートドライブ、アルミホイール等をOPT設定。
中:スポーティ仕様の16Ri。バケットシート、MOMOステ、微低速域制御バルブ付
ショックアブソーバー等を専用装備。ただしオーディオレスに。
下:16Si。ブロンズガラス、電動格納カラードヒーテッドミラー、カラードバンパー、
カラードサイドモール、モケット地シート、リヤ分割可倒・リクライニングシート、
AM/FMラジオ・カセット、パワーウインドー、パワードアロック、175/70R13タイヤ、
フルホイールカバー、周波数感応式ショックアブソーバー等を装備。
上:最下位の16Li。ファブリック地シート、AM/FMラジオ、165/70R13タイヤを装備、
ほか全車標準でタコメーター、パワステ、間欠ワイパー、リヤ熱線、トランク・
フューエルオープナー等を装備。リヤワイパーを全車にOPT設定。
下:16Zi。唯一のフルタイム4WD車で16Liにリヤ分割可倒・リクライニングシート、
175/70R13タイヤ、フルホイールカバー等を追加装備。またグレードパッケージ
(パワーウインドー、パワードアロック、電動格納カラードヒーテッドミラー、
カラードバンパー、カラードサイドモール等)のセットOPTが専用設定されます。
カラーバリエーションは全6色。リミテッドと16RiにOPTの2トーンカラーはホワイト、
グレーM、グリーンマイカで選定可能。
細かい装備やOPT設定はこちらで。
諸元表。
最後に寸法図。
その後も小変更で細々と販売され続けましたがもはや風前の灯火、またシャルマンの如く
このままフェードアウト・・・かと思いきや、まさかのビッグチェンジで延命を図ります!
次回に続く...
アプローズのオーディオで聴きたい平成4年当時のヒット曲。
君がいるだけで/米米CLUB
彼らの、そしてこの年の国内最大のヒット曲。フジのドラマ「素顔のままで」の
主題歌でしたね。私よっぽどでないとドラマ見ないので中森明菜が出てたこと以外
よく知りませんが(汗)
この曲で天下を取った米米CLUB、喜ばしかったですが私含め旧来からのファンは
複雑な心境ではなかったでしょうか...メジャーになり過ぎましたよね(^^;)