
カタログ紹介、今回は永きに渡りマークⅡを支え続けた兄弟車
チェイサーの初代モデルを。昭和55年3月発行の後期最終型。
昭和52年6月トヨタオート店向けの兄弟車としてデビュー、昭和53年8月
後期型にマイチェン。ハードトップ(以下HT)のフロントグリルが金網状の
デザインになり、元々スポーティーな味付けだったのがさらに精悍に。
写真は専用ストライプにハーダーサス装着のスポーティーグレード、
ハードトップ2000SGS。レッドのボディカラーが似合いますね!
シート柄がモダンなOPTのエクストラインテリア仕様。ステアリングや
シフトノブ、Pレバーがウッドになります。シブい~
こちらは最上位グレードのHT2000SGツーリング。ブラックもいいですね~
セダン(以下SD)の2000SGツーリング。フロントグリルはHTと異なるデザイン。
マークⅡとはグリルとヘッドライトの間のランプが無い分スッキリと見せる
フロントマスク。
SDの2000SGS。HTと違いストライプは付きません。ちなみにまるで標準の如く
装着された写真の衝撃吸収バンパーは全車OPTです。
SD1800XL。このバンパーが標準となります。
ダッシュ周りはマークⅡと共通、特徴的なスコープ型ルーバーも同じですね。
足回り。前ストラット・後セミトレアームの4独サスをSGツーリング、SGS、
GSに装着(他は後4リンク)。SGSとGS(OPT)にはショック・スプリング・スタビを
強化したハーダーサスを装着。
エンジンは直6・2000OHC・EFIのM-EU型(125ps/17.0kgm)とキャブのM-U型
(110ps/16.0kgm)、直4・2000OHCキャブの21R-U型(105ps/16.5kgm)、
1800OHVキャブの13T-U型(95ps/15.0kgm)の4種。
ブレーキは全車に前ディスク、4独サス車は4輪ディスク。
装備群。オートドライブ、アルミホイール、カセットステレオ、エアコン、
衝撃吸収バンパーはOPT専用品。
ではラインナップ。SD、HTともにグレード構成とエンジン・ミッション設定は
同じ。搭載エンジン・ミッション・当時価格の順で記載。
まずはHT。
上:2000SGツーリング。M-EU、5速MT/4速AT、164.5/171.2万円。
ウッドステアリング・シフトノブ・Pレバー、パワステ等を専用装備。
中:2000SGS。M-EU、5速MT/3速AT、155.4/159.1万円。
テープストライプ、ハーダーサスを専用装備。
下:2000・2000EFI SXL。M-EU、5速MT/3速AT、143.8/147.5万円・
M-U、4速MT/5速MT/3速AT、134.5/136.8/140.5万円。
上:2000GS。21R-U、5速MT/3速AT、136.2/139.9万円。
SGSの4気筒版的存在で、専用装備のテープストライプとハーダーサスが
OPTで選べます。
中:2000・1800XL。21R-U、4速MT/5速MT/3速AT、120.4/122.7/126.4万円・
13T-U、4速MT/5速MT/3速AT、117.4/119.7/123.4万円。
下:2000・1800DX。4速MT/3速AT、114.3/120.3万円・13T-U、4速MT/3速AT、
111.3/117.3万円。
次にSD。
上:2000SGツーリング。M-EU、5速MT/4速AT、160.8/167.5万円。
HT同に加え、リヤセンターアームレストを専用装備。
中:2000SGS。M-EU、5速MT/3速AT、148.2/151.9万円。
HT同の専用装備のうちテープストライプは付きません。
下:2000・2000EFI SXL。M-EU、5速MT/3速AT、136.6/140.3万円・
M-U、4速MT/5速MT/3速AT、127.3/129.6/133.3万円。
上:2000GS。21R-U、5速MT/3速AT、128.4/132.1万円。
SGS同様、テープストライプのOPT設定はありません。
中:2000・1800XL。21R-U、4速MT/5速MT/3速AT、116.3/118.6/122.3万円・
13T-U、4速MT/5速MT/3速AT、113.3/115.6/119.3万円。
下:2000・1800DX。4速MT/3速AT、110.2/116.2万円・13T-U、4速MT/3速AT、
107.2/113.2万円。
装備表。
全車にリヤ熱線、トランク&フューエルオープナー、間欠ワイパー等、DXに
AMラジオ等、XL以上に電動リモコンミラー、バンパープロテクター、チルト
ステア、タコメーター、AM/FMラジオ、OKモニター等、GS以上にパワー
ウインドー(SDはSGツーリングのみ)等を装備。
諸元表。
タイヤはDX、XL、SXLに6.45-14-4PR、GSに175SR14、SGS、SGツーリングに
185/70HR14を装着。
寸法図。
そして最後にチェイサーと言えばこの方!草刈正雄氏。
この年の10月に2代目にフルチェンされるまで販売。ボディは同じながら
フォーマルなマークⅡとスポーティーなチェイサーとの性格の棲み分けが
上手いですね。
昭和53年ものですが、当時のCM。
BGMがルパンっぽいなぁと思ったら、やっぱり作曲が大野雄二氏でしたね。