E60 ラジエーター交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2年程前から冷却水レベルの警告が度々出ていて、ダメ元でウルトのシール剤を入れたら、冷却水が減るペースは劇的に落ちたものの、やっぱりジワジワ漏れてくるので、思い切って自力でラジエーター交換を敢行することに。
バラし方の参考になる資料が殆どなかったので、自力で出来るか物凄く不安だったのですが、結論からいうとそんなに難しくありませんでした。
以下、ご参考までに。
2
初めに車両の下に潜れるスペースを確保し、アンダーカバーを外しておきます。
3
次に赤線内のカバー類を止めているトルクスをサクサク外していきます。
このカバー類を外すと、更にラジエーターと冷却ファンを上側から押さえつけている樹脂のカバーがあるので、タッピングスクリューを5~6本外します。
固定はこれだけ。
ラジエーターも冷却ファンもネジで固定はされていません。
4
新品のラジエーターは、楽天で『MAHLE製』という表記で売られていましたが、純正同様『BEHR製』でした。(BEHRもMAHLEグループだがら同じといえば同じなんだけど)
ちなみにE60のラジエーターは、4穴と5穴のタイプがあって、中期型の5郞号は4穴タイプ。
品番は1711 7519 209
楽天でのお値段28,010円也(送料込み)
5
ラジエーターを外す上で、面倒で分かりづらいのが赤丸内のコイツです。
ATの冷却用弁当箱。
私はコイツとラジエーターのジョイントがどうなっているのか、見た目で判断がつかなかったので、無駄と分かりつつ外しましたが、本来この弁当箱は外す必要はありません。(外した方が後々の作業がやりやすいのですが、コイツを外す手間を考えると、わざわざ外す必要はないと思います。)
最大の難所はここからです…
6
先ほどの弁当箱は、この黒いアッセンブリにタッピングスクリュー3本でネジ止めされています。
前記の通り私は外しましたが、外さなくてもイケます。
この黒いアッセンブリがラジエーターにジョイントされているのと、意地悪くフックの様に引っ掛かっているので、引っこ抜くには順番とコツがあります。
*写真は車両の下から上を見上げて撮ったアングルです。
①赤丸のレバーを下に下げて、ラジエーターに接続されているホースのロックピンをフリーにします。
②次に、アッセンブリを青い矢印の方向に引っ張り、ラジエーターから引き離します。
アッセンブリをガタガタ揺すりながら引っ張るとスコッと抜けてきます。(ココで冷却水がドバッと漏れ出てきます。私は冷却水が顔にかかりましたw)
③アッセンブリを緑の矢印の方向に持ち上げ、右側(右ハンドルの運転席側)にズラします。
そうすると、『?(クエスチョンマーク)』とか、釣針みたいなアーチ状のフックが外れます。
ここまでくれば、あとは簡単。
7
冷却ファンの電源コネクタを外し、ラジエーターに接続されているホースを3本外します。
尚、ホースを外す際は、固着でもしていない限り特殊な工具も何も要りません。
人力で外れます。
BMWの冷却用ホースは、コの字型のピンでロックされているだけなので、ロックピンを持ち上げて、時計の針の0時と6時の位置に切ってあるガイド用の溝に沿って、上下に揺すって引っ張ると抜けてきます。
ここまで外せれば、あとは冷却ファンとラジエーターが一緒に上に抜けてきます。
冷却ファンのフレームは樹脂製、ラジエーターはアルミ製なので、拍子抜けする程軽いです。
8
あとは先ほどと逆の手順で取付です。
例のクセ物のアッセンブリは、緑の逆方向でフックを引っ掛けて、青の逆方向でラジエーターに押し込んで、赤丸のレバーを上に持ち上げてホースをロックをしたら交換は終わり。
その後、冷却水は6リットルくらい入るハズなので、一旦冷却水タンクのキャップを閉めて、自動のエア抜きをスタート→自動でストップすると、もう1リットルくらい冷却水が入ります。
結局冷却水は全部で7リットルくらいだと思います。
自力で交換できるか不安でしたが、思ったよりは難しくありませんでした。
185,885kmで交換
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