FD3S メタリングオイルチューブ/バキューム配管 交換
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メタリングポンプ本体よりプラスティック製のチューブがエンジン上部に向かって配管されているのですが、年式によって(?)チューブ本体に耐熱対策がされていないものもあります。
チューブがウォーターアウトレットに接触、溶けてしまいチューブが変形もしくは破れオイル漏れを起こします。私の場合もアウトレット本体にチューブが張り付き変形後、オイル漏れを起こしていました。
画像はチューブを外しているところ。
2
まず黒バナナ、スロットル、インマニと外していきます。外す時は水の配管や吸気温度センサーなどのカプラーをやバキューム配管など抜きながら外していきます。
画像は上部3大パーツを外した所。
配管の多さにひるみますが、この配管たちを外さないとチューブ交換はできません。
どんどん進軍します。
3
外す順番はコイルユニットから始めます。私は間違ってバキューム配管ユニットから外していました(かなり難しい)
次にガソリン配管5本ほどを外し、バキューム配管の数本を外せばユニットごと外れます。12mmのボルト3本程で固定されています。
注意すべき点はゴム配管がプラスティックのソレノイドバルブにささっているのですが、いきなり外すと割れる可能性大!
カッターで切れ目をいれて慎重に。。。
4
取り外したバキュームユニット。ちなみに外し方間違ってますw
新品チューブを入れる際にオルタネーターが邪魔になるので外しておきます。
ウォーターポンプも含め回りのパーツも外しておくことをオススメします(もちろんガスケットも用意しておきます)
5
いよいよチューブとの対面です。片側1670円のパーツのためにエライ目に遭ってます。
インジェクターユニット?も外します。インジェクターのインシュレーター等も新品を用意しておきましょう。
その後、感慨深い面持ちでチューブを外しますw
チューブやポンプの配線はできるだけ遮熱対策をとっておくことをオススメします。あとでは難しいですからね。
6
その後、逆の手順で組んでいきます。
ゴム配管はもちろん換えます。結局3φホース2㍍以上使いました。3㍍用意しておけば足りるでしょう。
今回はインシュレーターで抜け防止も施工しました。早いサイクルで硬化するものもあるのでここは良いものを用意して使用します。
7
作業終了後はエンジンルームや下回りを清掃しておき、漏れ等の異常を発見しやすいようにしておきます。
その後冷却水、オイルを入れEGIのヒューズを抜きイグニションON。
センサー類をコマンダーでチェック後、10秒程度クランキングします。
その後ヒューズを挿入して、いよいよ始動。
かかった後、心では小踊りしながら冷却水漏れや異音に注意します。エンジン本体に手を入れたわけではないので、かかってあたりまえですw
チューブ新品なのでオイルが通過するのが見れると思ってたのですが、なかなかオイルが回ってきません。
これには少しシビれたのですが3千回転程まわしてやれば徐々に流れ始めます。
メタポン制御は、FDはFCに比べて少し複雑な制御のようです。割合にして1時間当たり数cc程度(?)ほどのようです(確かではありません)踏み込んだ量に対してとか回転上昇のスピードとか色々兼ね合いがあるようです。
以上で作業終了。いきなり回さず徐々に回転を上げて様子を見ながら+チェックしながらを繰り返します。
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画像左側はウォータポンプ後ろ側にあるブタ鼻部分です。きちんとスタッドボルトはずしてオイルストーンで面出しをしておかなければいけないようです。
画像真ん中はポンプ後ろ側にはさむシムです。最初どっから出てきたのか解らなかったので、組むときにえらい試行錯誤しました。組むと水漏れしちゃうんではないかと考えたり。
画像右側は新旧チューブ比較です。色はもちろんのこと形も少し違ってます。
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