リアシートの取り外し方法

マセラティ・グラントゥーリズモのリアシートを取り外してみます。

今回の作業の最大の山場がいきなり最初にやってきます。このセンターアームレストを取り外せるかどうかで後工程の難易度が全く変わります。

※YouTubeではアームレストを外さないまま強引に進めているのが多かったですが、とても大変そうでした。

いきなり取り外し後の状態で恐縮です。。

アームレストの取り外しは横から飛び出しているピンをうまく処理することがカギです。

このピンはバネで外に押し出されているので、押すと中に引っ込みます。
なので最初はピン周辺にドライバーのグリップを差し込んでピンを見えるようにし、ラジオペンチでピンをつまんで引っ込ませ、隙間が空いたらプラスチックの薄板を挟み込む・・・という手順を想定していましたが、ラジオペンチでつまむのは滑って無理でした。。。

結局アームレストを矢印の方向に全力で押し込むと、手前側のピンは外れてくれました。

さて、アームレストが外れたら後は楽になります。

アームレストが収まっていた場所のカバーを外します。手前に引っ張るだけです。

※本来は上部側だけを引っ張って外し、その後斜め上にスライドさせながら外さないと固定クリップが壊れてしまいます。私の車両はすでにクリップが壊れていましたw

青〇の３個のナットとボルトを緩めます。
13mmのソケットを使います。

後はえいやっとシートを手前に引っ張れば外れてくれます。
車内が傷つかないように慎重に車外に運び出します。

シート背面はボルト３本だけで固定されているということですね。

次に座面を外します。赤丸の２か所にナットが隠れています。やはり13mmのソケットを使います。

※座面と背面は独立しているので、先に座面を外すことも可能です。

前方に引っ張れば外れます。
これを左右で２回実施します。

座面も２個のボルトだけで固定されているということですね。

最後に２つの座面に挟まれた中央部分のカバーを外します。

各側面にて２か所のボルトで固定されていますので、合計４本のボルトを緩めます。
前方を上方向に引き上げればカバーは取り外せます。

参考画像
前方側に位置決めピンが３本あります。

これでシートを取り外すことができました。
今回の作業において電気系には一切触れていないので、このまま走行することも可能です（笑

＜おまけ＞
今回リアシートを取り外す目的の一つは、純正カーナビで使用されていた配線類の撤去のためです。

この作業を進めるためには、さらに内装類の取り外しが必要ですが今日はここまで。
お疲れ様でした！