
この間も引き続き先に展開した軽装甲機動車が警戒にあたります。

軽装甲機動車が遭遇した敵に対して5.56ミリ機関銃ミニミを射撃します。

これより攻撃にうつります。
攻撃に先立って偵察部隊の主力が87式偵察警戒車を投入し、射撃体勢をとりながら敵の情報を収集します。

87式偵察警戒車は1987年に制式化された装輪式の装甲車で、暗視装置と25ミリ機関砲を装備しています。
偵察警戒任務のほか側方警戒行動を行います。

偵察警戒車の警戒の下で軽装甲機動車が前進し、部隊を展開させます。

偵察部隊の情報により敵の規模や位置が判明しました。
これにより特科部隊が曳火射撃を行い、味方部隊を支援するとともに敵部隊に損害を与えます。

観測ヘリコプターOH-1が空から味方部隊の情報支援を行います。
観測ヘリコプターは状況確認、偵察、砲弾の弾着観測など非常に重要な任務を与えられています。

偵察情報により敵部隊に装甲車、戦車がいることが判明しました。
これに対し、富士教導団は戦車部隊を投入し、敵陣地を制圧します。
前進用意、前へ!

3の台、4の台に進出してきた敵部隊を破壊するため、74式戦車が射撃体勢につきます。

これより我が部隊が攻撃を開始します。
それに先立って、敵により敷設された対戦車地雷を処理し、戦車用通路を確保することが必要です。
地雷処理を行う施設科(工兵)部隊を直接狙ってくる敵に対し、74式戦車が射撃し、援護します。

これより地雷原処理を実施します。
我が部隊の前には対戦車地雷がいくつも敷設されています。
これを一つ一つ処理するには大変な時間と危険が伴います。
そのため地雷原処理ロケットを使って地雷原を一気に処理を行います。
「こちら地雷原処理車、準備完了!」
92式地雷原処理車が準備を整えました。
地雷原処理の模様をご覧ください。

「投射用意、投射!!」

92式地雷原処理車は92式地雷原処理用ロケットを2発搭載しています。
この大型ロケットには導爆策が接続されていて、ロケット内部にある爆破ブロックといっしょに投射されます。
空中でロケット内の26個の爆破ブロックが地上に導爆策と一緒に落下します。

地雷原の上に落下した爆破ブロックを点火し、周囲の地雷もろとも一気に吹っ飛ばすことで地雷原を処理し、幅5メートル、長さ数百メートルの戦車用通路を開設します。
この展示では実際よりも爆破ブロックの数を減らして投射の実演を行いました。
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Posted at
2009/11/15 04:02:21