オールドカー・カーニバル2012①
投稿日 : 2012年06月09日
1
「イベントやるよ~」
館長さんから通達があったのが約一ヶ月前。
平内町主催の第44回椿とサボテンまつりが雪の影響で一ヶ月延期になり、それと併催するという形になったんですが、展示館からも何台か出品するとの事。
今から準備して間に合うんですか?
軽自動車で史上二番目に生産されたNJ号の運転席で「むほほ♪」してる場合じゃない。
可動車は動けるようにしなきゃ。
2
今回の目玉は1932年式シトロエンAC4F。
シトロエンC4のご先祖様です。
あらかたエンジンがかかるまでは再生できてますが、どうも発電系の具合がよろしくない。
専属メカニックにして飛行機パイロットのライセンスを持つAさんが機材を駆使して再生に取り組みます。
しかし、6V電源だから各配線への負担が半端無い!
作業中の消火器は必須ですな(危)
3
それでも何とかダイナモが発電するようになるまで持って行けました。
次に目に付いたのはワイパー。
泣く子も失神するバキューム式です。
分解しようとボルトを見たら、今まで遭遇した事のない頭になってる!
これに対応する工具なんて無ぇーよ!
ま、ラジオ・ペンチでグイッとやればそれまでだけど・・・。
4
で、分解したら二度と元に戻せないような中身を見てしまったので作業終了。
旧車は潔さが肝心です。
5
それでも数十年ぶりに日光を浴びたシトロエンは嬉しそうでしたよ(錯覚)
昨年まで走行に漕ぎ着けるとは誰も思ってませんでしたからね。
後は当日不動産にならない事を祈るのみ!
6
さて私の方ですが、昨年入館した昭和45年式スズキ・フロンテ・スーパーデラックスの担当になりました。
「こみせ」のイベントにも元オーナーさんが昨年まで出場させていたので動くには動くんですが、物凄い蒼煙を吐き出します。
館内でエンジンをかけたらへビィ・スモーカーが200人くらいで愛煙の集いでもしてたのか?ってなくらいの燻っぷり。
こういう場合は走行させてしばらくすると収まるんですが、カラーリングが似てるからとジェームス・ボンドのアストンマーチンDB5に成り切ってしまったフロンテ君の勘違いは収束の気配を見せません。
後続車を煙に巻きながら走っていると、
ん?なんで助手席にエア・クリーナーが転がってるんだ?
7
汚れていたので館長さんが外して洗浄したまま室内に置きっぱなしにしてたそうですが、試しにエアクリを付けたら・・・、
あ、排気がクリーンになった(爆)
何だろ?吸気の溜めが無くなるとオイルのミックスチャ―も狂ってしまうのかね~?
次にクラッチの調整。
発進でミートする際にジャダーが出るので、調整で何とかしようとリンケージをチェックしたら遊びが全然無い!
こりゃアカン!とリヤシートのサービスパネルを開いて調整しようとしたのですが・・・、
8
工具が入らん!
薄いスパナを曲げて無理矢理突っ込み調整ナットを回そうとしたのですが、今度はワイヤーが供回りしやがる!
それでも手を引っかき傷だらけにしながら何とかミート・ポイントを奥に持って行けましたが、スズキではどうやって調整してたんだろうね?
ちなみに、ここを開けてLC10フロンテがスタンダード・グレードでも3キャブだという事を初めて知りました(驚)
さ、準備は整いましたでイイのかな?
あとはエンジン・ブローとクラッチ死亡が起こらなければOK(結局は何も変わってない?)
②につづく。
タグ
関連コンテンツ( スズキ・フロンテ の関連コンテンツ )
関連リンク
[PR]Yahoo!ショッピング