研磨について
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
(画像クリックしてからお読みください)
過去のブログで、わたしはこういうことを書いていました。
<車の塗装膜厚は100μmから120μmくらい(髪の毛1本の太さが80〜100μm)。
電動ポリッシャーで3Mの1-Lと2-Lで磨くと、6μmは削ってると思う。
すると半年に1回磨いてたら10年で塗装を全部めくってしまう。>
(注・メーカーによってもっと薄いのもあります。レクサスとトヨタはダントツで分厚い)
でも考えてみたら現実はもっと厳しいことに気づきました。
ときどき旧い車のルーフやボンネットが、まるで日に焼けてめくれた皮のようになってる車を見かけることがあるでしょう。
でもあれって塗装の全部がめくれてるのではなく、クリア層が剥がれてしまってるのです。
メタリックカラーでメタリックがトンでたら、もうとっくにクリアは剥がれてしまってるんでしょう。
上の説明で「車の塗装膜厚は120μmくらい」といってましたが、クリア層は当然それより膜厚は薄いわけです。
でも塗装全体の膜厚は膜厚計で測れても、そのうちクリア層だけの厚みというのはわかりません。
また、同じ1台の車でも部位によって膜厚も異なります。
クリア層の厚みがどれくらいなのかはどうやっても調べられないんですが、個人的には40μmくらい?と想像してます。
もっと薄いような気もしますが40μmとしても10回も磨けないことになります。
2
そこに気づいてからはコンパウンドは1-Lは使わず、2-Lだけを使ってウルトラフィーナで仕上げてます。
スリーエムが公式にコンパウンドの粒子の粗さを公表していないので正確にはわかりませんが、ポリッシャーの押し付け方や移動速度で変わるものの、わたしのやり方では2-Lでもおそらく3μmは削ってるのではないかと思います。
なのでこれを1年に1回。10年もたせたいと思っています。
また、ルーフは目につきづらく、かつ、雨や紫外線で劣化しやすい部分でもあるため、できるだけガマンして2年に1回くらいのペースで磨きを入れていく考えです。
3
ポリッシャーギアは、ランダムアクションポリッシャーのRSE-1250。
これにスポンジバフをつけて磨きます。
わたしの場合は、ですが、強く削れるウールバフは使いません。
最近は強く押し付けず、ムラにならないように気をつけて表面を撫でていくようなイメージでかけてます。
ちょっと気になったとこがあっても、見た目に問題がなければOKにしてます。
君たちは「もしかして浮気してる?」ってちょっと思っちゃうととことん調べて、それでいつも失敗しちゃうでしょ?
恋と磨きはしつこく深追いしてはいけないのです。
現状許せる範囲なら見なかったことにしておく寛容さがだいじです。
しかしお金もらってるプロは、お客さんから細かく指摘されるのでゴリゴリに磨きます。
だからピカピカになってお客さんも大満足。
でも一方で塗装資源は大きくなくなってしまったわけです。
だから自分の車の研磨はDIYで、というのを強くお勧めしたいのです。
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