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2010年10月12日

世界一更新

世界一更新 世の中には、色々な“世界一”があります。
それらは一般的に「ギネスブック」として知られている、ギネス世界記録で知ることが出来ます。

この本が世に出たのは1955年。ビールでお馴染み「ギネス(GUINNESS)」の当時の専務が、狩猟をするにあたって鳥の記録を調べていたところ、適当な文献が無かったことから自ら発案して出版したのがはじまりだそうです。
本来の企業活動の中心とは異なる分野の情報で世界的に知られる存在になった点では、タイヤメーカーの「ミシュラン」が発行しているグルメガイドも近い存在です。もっともこちらは、美味しい店を紹介することで、そこへ車で旅に出てもらおう、ひいてはタイヤを使ってもらおうという企画意図がありますし、同様の理由によって地図なども発行していますので、もうちょっと本筋につながる商売っ気があると言えるかもしれません。

さて、さまざまな世界記録ですが、中には「こんなの誰がほかに挑戦するんだ?」というようなものもあります。
最近では事故防止や子供を危険から守るために、以前よりも記録の認定はシビアになっているそうです。あまりにも危険を伴うものや、子供に無理を強いるような危険は、たとえ世界一の実績を挙げたとしても掲載されることはないそうです。

一方で、例えば建築物などの人工的な工作物についての記録は、今も“世界一”の称号が大きな意味を持ち続けています。技術的な優位性を誇る称号であり、また観光資源などとしての活用例も見逃せません。

そんな中で、ひとつの“世界一”更新に関するニュースが。

●青函トンネル抜き世界一に スイス、15日に貫通式
Doshin web(北海道新聞)  2010年10月10日 22時04分

本州と北海道を結んでいる「青函トンネル」。津軽海峡の海底を通るトンネルは全長53.85kmで、鉄道用トンネルとしては世界一の長さを誇ってきました。
この距離を上回るトンネルが、スイスに誕生するというニュース記事です。

青函トンネル」は1961(昭和36)年に建設がスタート。1983(昭和58)年に先進導坑が貫通、2年後の1985(昭和60)年には本坑が貫通し、1988(昭和63)年に営業を開始しました。
海で隔てられた本州と北海道を陸路でつなぐことは、特に北海道にとっては長年の悲願でした。計画そのものは戦前からあったそうですが、営業開始を控えた1987(昭和62)年には当時の大蔵省主計官が“昭和の三大馬鹿査定”と揶揄して発言が波紋を呼びました。

たしかに総工事費の約6,900億円という金額は、国策プロジェクトとしても相当な規模のものです。
しかし、特に貨物分野での貢献は大きく、トンネルを通る列車の6割以上が貨物列車。北海道から主に農産物や魚介類などが首都圏へと運ばれて消費されており、北海道経済にとっては重要な存在となっています。
トンネル開通以前は青函連絡船が本州と北海道をつないでいましたが、トンネルならば天候の影響は受けにくく、かつスピードアップも実現します。こうしたメリットにより、貨物の取扱量はトンネル開通前の1987年が393万トンだったのに対して、2006年には485万トンにまで増えています。

さて、青函トンネルというと、次は北海道新幹線の開通が話題として控えています。
既に工事は相当進んでおり、平成15年度には函館まで新幹線が延伸される予定。もっとも、これによってスピードの遅い貨物列車の処遇が問題となっていますが、JR北海道では貨物列車を新幹線に列車ごと積み込んで走らせる“トレイン・オン・トレイン”の実用化実験を進めています。

ところで北海道新幹線は将来の札幌延伸を目指しています。
この北海道新幹線は“整備新幹線”に指定されたうちのひとつですが、前述の“昭和の三大馬鹿査定”発言を詳しく見ると、伊勢湾干拓事業/戦艦大和/青函トンネルが指名されて、かつ「整備新幹線を認めれば、これらの一つに数えられるだろう」と続けられています。
当時、整備新幹線計画を推し進めていた国会議員に対して、当時の大蔵省として予算をつけることに難色を示したが故の発言。
果たして北海道新幹線は“四つ目の馬鹿査定”になるのか、その動向に注目していきたいと思います。
 
ブログ一覧 | 航空・鉄道・海運 | 日記
Posted at 2010/10/15 21:51:49

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