“元祖”の美味さ

　【2010年12月25日 13時40分／宮崎県延岡市大瀬町】

本日最初の目的地としてやって来たのは宮崎県の延岡市。私の中の勝手なイメージでは“企業城下町”。戦前の日本窒素肥料が工場を建設したのにはじまり、戦後の財閥解体以降は旭化成株式会社の工場群が立ち並ぶ街という印象です。

ちなみに人口は近年になって減少傾向にあるそうですが、今年の11月現在で約13万人。県内では県都・宮崎市、南部の都城市に続く3番目の人口規模を誇っています。なんでもその昔は県内で最も多い人口を有していたこともあったそうです。

この街で名物といえば「チキン南蛮」。
今や全国的にポピュラーな鶏料理のひとつですが、発祥の地がここ延岡市となっています。

そこでもちろんお昼ごはんは「チキン南蛮」。
発祥の源流に近い有名な店は2つありますが、今回はタルタルソースが載っている「味のおぐら」をチョイス。なんでも発祥当時の「チキン南蛮」にはタルタルソースはついていなかったそうで、後々のアレンジとして添えられたものが一般化したのだそうです。

お昼ごはんとしては遅めの時間に訪問した大瀬店、しかし駐車場はほぼ満杯の盛況ぶり。それも観光客ではなく、ごく普通に地元の皆さんがお昼を食べにやって来ているという雰囲気です。

私はスタンダードなものを、「チキン南蛮」も大好物の“しろぶぅさん”はモモ身のものをオーダー。なんとスタンダード版についてはライス付きで980円というお値段はそのままに、肉のボリュームを1.5倍にすることも可能ということで、ついつい「デカチキン南蛮」にしてみました。

運ばれてきたお皿はボリュームたっぷり。驚いたのは肉が柔らかくてでジューシーなこと、これまでの「チキン南蛮」というと肉を噛み切るのに苦労した経験がほとんどだったので、さすがは元祖を名乗る店だけのことはあると感心。

また、タルタルソースの相性も抜群。専用に自家製しているのではないかと予想しますが、一般的な有名ブランドの出来合いとは異なり、肉に染みた南蛮酢とのマッチングが最高でした。


<embed src="http://map.yahooapis.jp/MapsService/Flash/V2/?appid=YahooDemo" quality="high" bgcolor="#ffffff" width="300" height="300" name="YFMap" align="middle" allowScriptAccess="never" type="application/x-shockwave-flash" pluginspage="http://www.macromedia.com/go/getflashplayer" flashvars="routexml=route.poi&crossDomain0=crossdomain.xml&pos=32.5760611434243,131.66483558439603&layer=3&mode=map&datum=wgs84" />