第一号。

【2012年1月2日 12時00分／広島県福山市鞆町】

北は北海道から南は沖縄まで、2011年末現在で全国に29箇所あるのが国立公園。

1931年に施行された国立公園法により、3年後の1934年には日本初の国立公園として瀬戸内海国立公園、雲仙国立公園、霧島国立国立公園の3つが指定を受けました。その後、国立公園法は全面改定されて新たに自然公園法が制定され、国立公園、国定公園、都道府県立自然公園というような現在の体系が整った、と所管する環境省による国立公園のサイトでは説明されています。

今回は日本初の国立公園指定をうけたうちのひとつ、瀬戸内海国立公園の一部である「鞆の浦」に足を運んでみました。
古くから船の往来が盛んだった瀬戸内において、交通の要所となっていたのが鞆の浦。この地は地形や潮の満干が影響して、潮流の逆転減少が起きるのだそうです。そこで潮の流れが変わるのを待つための“潮待ち港”として大いに栄えてきました。
歴史的には足利幕府の誕生と滅亡にも深く関わっており、近年は国立公園に指定されたこともあって瀬戸内を代表する景勝地として観光客で賑わっています。

車を有料駐車場に停めて周辺をカメラ片手に散策してみました。
ここからは沖合に浮かぶ仙酔島への市営渡船も運航されており、島では名産を楽しめる“牡蠣小屋”が待っているとあってか多くの観光客が船で渡っていました。ちなみに渡船といってもそれは立派なもので、往年の帆船をイメージしたシルエットの「平成いろは丸」が就航しています。

やや風は冷たく強かったものの、青空に恵まれた鞆の浦。さすがは国立公園に指定されているだけあって、なかなか風光明媚なところでした。

　
<embed src="http://map.yahooapis.jp/MapsService/Flash/V2/?appid=YahooDemo" quality="high" bgcolor="#ffffff" width="300" height="300" name="YFMap" align="middle" allowScriptAccess="never" type="application/x-shockwave-flash" pluginspage="http://www.macromedia.com/go/getflashplayer" flashvars="routexml=route.poi&crossDomain0=crossdomain.xml&pos=34.38301257446219,133.38387594901306&layer=5&mode=map&datum=wgs84" />