栄枯盛衰の街

【2007年8月16日　9時20分】
■岐阜県飛騨市・神岡鉱山前駅


安房トンネルを抜けて岐阜県に入ると、国道471号線で富山方面へと進路を取ります。

写真は神岡鉱山前駅。
この駅は2006年で廃止されているのですが、それまでは神岡鉄道という路線がありました。

神岡は奈良時代から亜鉛や鉛、銀などを採掘している神岡鉱山で知られた地区。
東洋一の鉱山と言われ、最盛期には当時の神岡町は人口3万人近くという隆盛ぶりだったそうです。

しかし学校の社会科でも習った「イタイイタイ病」の原因という一面も持っています。

現在は産炭地と同じように合理化や採掘の中止などにより人口が減少、今では神岡町は合併により飛騨市の一部となりました。

衰退傾向にあった神岡ですが、近年は神岡鉱山内を利用したニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ」でその名を知られるようになり、再び注目を集めています。


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