ジャンク品のスプレーガンを治療したよ

W-71、F-2、K-3といった大陸製スプレーガンを分解して廃棄しました

唯一、水性塗料で ek wagon のルーフを塗ったガンだけ残ってますが、あの水性塗料ちょっとクセが悪くてガン内部の清掃が大変で結構な時間が掛かったりします
・・・ということをスッカリ忘れて他のガンを捨てちゃいました🤣

で入手したのが画像のDEVILBISS D-581というガンです
ジャンク品の割りには高いと思いましたが、現役時代に会社から貸与されたDEVILBISSガンに似てたのでつい...

アルミが黒ずんじゃうのは仕方ありません

そんなことよりも、もっと大事なことが...
エア調節バルブから盛大にエアが漏れます
（まあジャンク品ですからねー）

塗料は正面へ飛ばず、だいたい斜め30℃横方向へ吐出する病気に罹ってます
（エアキャップのツノ穴が詰まってるハズなので清掃で治ります）

厄介だったのはノズルの固着
あの手この手で外れるまで2日掛かりました

iwataのカップが付いてました

蓋のヘコミが（ちょっとだけ）気になる

分解清掃開始です
固着したノズルを外す為に2本の板スパナをゴミにしました
最終的には力技（ちからわざ）で外れました

ニードルパッキンがカチカチに変質したのが原因でニードルが抜きにくい😆
こちらも力技（ちからわざ）で...と思ったけどプライヤーで引き抜きました

パッキンは交換部品が出ないのでドリル刃で少しだけ穴を拡げました
（やらないとは思うけど塗料漏れの原因になるので絶対にNGな行為です）

分厚い塗料の膜が貼り付いてましたが爪楊枝でペロンと剥がれました

エア漏れの原因となるエア調節バルブ

矢印先の真鍮のネジが、内部のパッキンに適度な圧を掛けてエア漏れを防いでいるハズなんですが、パッキンが痩せてしまったのでネジがユルユルになってました

で、ユルユルのまま使ってたみたいでネジ山も擦り減ってます

真鍮ネジを締め過ぎるとダイヤルノブが回せず、緩め過ぎるとエア漏れ...う～む😟

補修部品が出ないので痩せたパッキンは交換出来ません
真鍮ネジにシールテープを巻いて感覚で捩じ込む作戦で行きます
ついでにガンボディ装着部のネジ山にもシールテープを巻きます

結果は大成功😁　エア漏れは治まりました

カップの蓋は軽く叩いて修正

時間を掛けた割にはあまり変化が無いような気が😅

＃240のペーパーでスタート
その後、＃400→＃800→＃1000（最終）のペーパーで黒ずみを除去し、コンパウンド仕上げ

エアプラグ装着部のネジ山が痩せていて平行ネジのエアプラグを装着してもエア漏れすることが判明
シールテープ６重巻きでもダメでした

手持ちのテーパー山エアプラグを強引に捩じ込んでエア漏れを封じ込みました

カップも同じように磨きました

ホントはシングルアクションポリッシャーでバフ掛けするとキレイになるんですけどねー😍
メンドクサイのでやりません😝

手磨きでは、すぐに黒ずんでしまいますねー

一応、治療を終えました
今後はサフ用として頑張ってもらいます