リヤピロスタビリンク異音対策

クスコのスタビリンクのピロのガタによりコトコトと音が鳴ってたのでピロを交換したのですがその後もコトコト音が消えず原因調査と対策を行いました。
再度リンクを外してバラシて見ると赤丸の部分にわずかに傷が入っていて擦ったような跡がありました。
ピロの交換前/交換後かわかりませんがここが当たっていると推測しました。

他から拝借した画像で申し訳ないですが、、、
クスコのスタビは両側のカラーでピロを挟んでいるので真ん中の図の青丸のような取り付けになります。
しかしα2と書いてある傾斜角が大きく取れるピロだとカラーが当たって音が出る事になります。
そこで改めてピロの傾斜角を確認するとクスコのものは角度制限がありカラーが当たる前に止まるくらいでした。
これに対して私が使ったTHKのものは360°自由に動くものだったのでそこでカラーが当たる前にクッションを入れる事にしました。

カラーの外径を測るとφ14mmだったので取り合えずここに入る適当な緩衝材を探したところ水道用のパッキンとOリングがあったのでこれを使ってみる事にしました。
パッキンの内径はφ13mm、Oリングの内径はφ10.8mmなのでチョット広げればカラーに入れる事ができます。

手持ちの在庫数の都合もあるのでOリングとパッキンを1本ずつ入れてみた状態です。
赤矢印の部分に隙間があるのでこれだと力が掛かったときにOリングとパッキンが逃げてしまいますが黄色矢印の部分は既に当たっていて取り合えずこれで取り付けてみる事にしました。

実際に組み立てた状態です。
Oリングとパッキンがピロのボール側に寄ったのでこの位置であれば丁度良い緩衝材になりますが前の写真の赤色矢印部にあるように隙間が空いているのでこままだと逃げてしまって緩衝材の意味が無くなりそうです。
追加でOリングを入れようとしても前写真の黄色矢印部分が当たっているため先にOリングを入れても抜け落ちて組み立てができないので別な方法を考えました。

組み上げた後に隙間に合うようなインシュロックを巻きました。
ピロがOリングを押す力は大きいのでインシュロックをきつく縛っても滑ってしまうと思いますができるだけきつく締めておきました。

暫定対策のパッキン+Oリング+インシュロックがNGだった場合に代わりになる緩衝材を入れる際の目安とするためカラーの長さを測っておきました。
厚さ約7mmの緩衝材があれば丁度良い事になります。

その後買い物に行く際に車を走らせてみたらコトコト音は消えていたので暫定対策とは言え効果がある事がわかりました。
サスペンションへの入力次第ですがごくまれにコトッと鳴る程度で低速でコトコトと連続して鳴っていた音は消えました。
ただ、暫定対策は長くは持たないと思ったので次の対策(一応恒久対策のつもり)で使えそうな部材をホームセンターで調達してきました。
内径φ13mm、厚さ7mmというグロメットです。
寸法としては丁度良いので音が悪化したらこちらに交換します。