• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2013年03月20日

高音質MISIA

高音質MISIA どこまでも際限なく伸びていくような底知れぬ声量で、かつ澄み切った生の歌声を聴くと、ゾクゾクと全身に震えを覚えると同時に鳥肌が立つ。
そんな経験をライブに行く度に何度もさせてくれるのがMISIAです。

そんなこんなでMISIAの歌声にメロメロの私ですので当然車の中でもよく聴くのですが、これまでのMISIAのCDでは あのどこまでも際限なく伸びていくような歌声が残念ながら十分に味わえなかったんです。
誤解のないように書いておきますが、これまでのMISIAのCDが決して音質が悪かったとは思っていません。
大別するなら音質は良好な部類に入ると思っています。
ただ携帯オーディオプレイヤー全盛の時代の流れなのでしょうか。
恐らくはS/N比が小さく、ダイナミックレンジの狭い再生機器でも平均的に迫力ある音楽が再生できる目的で、録音時本来のダイナミックレンジを圧縮しつつ全体の音圧レベルを上げる処理が施されているようです。
こういった処理が施された曲はノートPCや汎用プレイヤーで再生すればアラもさほど気にならずそれなりの音質で聴けるのでしょうが、いわゆるハイエンドオーディオ機器で再生するとアラを通り越して深刻な欠点として見えてくることがあります。
信号源自体がクリップしてしまうほど音圧レベルが上げられている場合、信号源を忠実に再現できるハイエンド機器ゆえにクリップした箇所が聴くに耐えない歪んだ音として再生されてしまうことになります。
クリップまではいっていない場合でもレンジが意図的に圧縮されていることで、ハイエンド機器ならではのせっかくの広いダイナミックレンジを活かすことができず、抑揚のないのっぺりとした再生音になってしまいます。
これまでのMISIAのCDはそこまで極端な処理が施されているとは思っていないのですが、それでもMISIAの声はとても残念なことに肝心なところで頭打ちしているように聴こえていました。(発売年度が最近のものほどその傾向あり)
このような処理は声量がないヘタッピーの歌手にはデメリットにはならないだろうと思うのですが、MISIAのようなとてつもなくダイナミックレンジの広い声域を持つアーティストにとっては計り知れないデメリットになると思います。
(ただハイエンド機器人口<<<汎用プレイヤー人口という現実を考えると、この風潮はやむを得ないことかもしれません。)

・・・・・・・
あ、前置きが長くなりましたがここから今日のブログの本題です。
先日発売されたMISIAのニューベストアルバム『Super Best Records-15th Celebration』は 過去の曲のリマスタリングCDなのですが、これが今までのCDと比べて格段に音が良くなっていたんです。
ハイエンドオーディオと言うにはおこがましい私のカーオーディオ機器のレベルでもダイナミックレンジの広さを十分に感じ取ることができますし、何よりMISIAの声が全く頭打ちしてないんです。
ライブで聴いて何度も鳥肌の立った あのどこまでも際限なく伸びていくような底知れぬ声量がいかんなく再現されていて、久々に自分のカーオーディオの音で鳥肌が立ちました(笑)
本当に今回のリマスタリング万歳♪です。
MISIAに限らずこういった良質な音作りのCDが増えていくことを心から望みます。

~~~~~~~

追記)
今回のアルバムを聴いて少し不思議に思うことがありました。
MISIAの声を頭打ちさせないために全体的な音圧レベルを下げているわけではなさそうで、音圧レベルは近年の標準的なレベル(=汎用プレイヤーで聴いても迫力が感じられるレベル)にキープしつつ、それでいてMISIAの声は迫力も申し分なくどこまで伸びても歪まない。
一見矛盾と思えることの両立。
あらかじめ記録できるダイナミックレンジが決まっている、CDという枠の中でそれらを両立させることは簡単なことではないはずです。
と思いながら気になって調べてみるとわかったのですが、今回の3枚組アルバムは1枚ごとに異なるマスタリングエンジニアが担当しており、その3人は世界的にもトップクラスで活躍しているエンジニアだったんです。
ようするに技術とセンスを併せ持つ一線級のエンジニアが手掛ければ、このような素晴らしい再編集ができてしまうというお手本のようなCDだったんですね。
個人的にはMISIAの次回オリジナル新作アルバムの音作りが非常に気になるところです。
もとに戻ってしまうのか、それとも・・・
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2013/03/20 02:11:00

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

ボディコーティング
白二世さん

12/16(火)今朝の一曲🎶Da ...
P・BLUEさん

2025-2026シーズンの予定と ...
Mr.スバルさん

降ったな〜⛄️
あしぴーさん

快適です!
sino07さん

【お散歩】ようやく雪化粧🗻
narukipapaさん

この記事へのコメント

2013年3月20日 10:02
僕もMISIA聞いてます
このベストリマスター版だったんですね、どうりで15年前の音源のわりに音が良いと思いました

僕も少しずつ音の違いを分かる男になりたいと思います(^_^;)
コメントへの返答
2013年3月20日 11:47
MISIAいいですよね!
リマスター版が全て高音質というわけではないですけど、今回のベスト盤は作り手の心意気を感じました。
レイクスタさんのオーディオもこだわりが感じられますので、いい音を思う存分堪能してくださいね♪
2013年3月20日 10:23
私も同じ理由で、好きなアーチストのリマスター版のCDを積極的に集めております。
優秀なエンジニアの手に掛かった曲は、原曲と比べて鳥肌が立つくらいS/Nが良くなっています。
しかしながら、残念なことにリマスター版と唄いながらあきらかに音質が低下してる作品が少なからず見受けられます。
製作者側が意図不明なアレンジを加えることや、過度な音圧補正によるダイナミックレンジの低下が原因の大半で、下手をするとリミックス版?と感じるほど劣化した曲も多数存在します。
経験からすると、たびたびベスト版を発売するアーチストにその傾向が顕著に見られ、低能なエンジニアにより原曲を台無しにする悲しい曲が多数存在します。

ですので、リマスター版を入手した場合は、必ず原曲との聴き比べをお勧めします。

余談ですが、
私が今まで聴いたリマスター版で1番すばらしいと思ったアルバムは、山下達郎監修 竹内まりやのExpressionsです。
機会があれば聴いてみてください。
ハイエンドオーディオを組んでなくとも高音質を堪能出来るかと思います。

以上、
嫌がらせのようなコメでした。^^;
コメントへの返答
2013年3月20日 12:06
ブログにしてもいいほどのコメントをありがとう(笑)

さすがはあるぴんくさん、ハイエンド機器で様々なソースを聴き込んでるだけあってよくわかってるし説得力もありますね。
書かれている内容、激しく同意です。
リマスター盤は原盤以上に作り手のセンスや考え方が色濃く反映されてしまうところがあるので、こちらの波長と合わない場合はきつい結果になってしまいますよね…
(まあ聴き手にもよるのでそんな波長に合う人もいるのかもしれないけどね。)

で、そんなあるぴんくさん一押しのリマスターCDは竹内まりやですか。
それは是非とも聴いてみないと!
竹内まりやの歌にも色々な思い出があるので、まじでポチッとしてみよ(笑)
2013年3月20日 19:28
私はこのアルバム、iTuneで買いました(笑
コメントへの返答
2013年3月20日 19:42
その買い方のほうが多数派な気がします(笑)
2013年3月20日 20:20
お勧めのようなので
さっき買ってきました。(笑)
 
で、今聴きながらコメしてますが・・・
ほんとに綺麗に音でてますね~
僕みたいなシロートが聴いてもわかりました!

てか、超久しぶりにCD買いました。(^^;
コメントへの返答
2013年3月20日 20:54
まじ!!(笑)
さすがマセ、フットワーク軽いね~♪

リアルタイムコメありがとうございます。
ね?この音質はわかるよねぇ。

あ、お勧めと言えばもうひとつ。
例の355、そろそろ値下げ交渉できる頃かと。
来月あたり『今乗りながらコメしてますが…』に期待してます(笑)
2013年3月21日 8:56
やはり、エンジニアだったんですね。
昔、レコードから、CDに落ちたとき、
いろんな領域をスポイルされてますよね。
その部分を仮想して、音を出してるのでしょうか?
SHM-CDというのも、ありますが、
これとは、違うの?その辺のことは、
gastさんのお得意だから、また、教えてちょーだい。
さて、amazonサイト、行ってきます。(笑)
コメントへの返答
2013年3月21日 18:05
今回のディスクにもBlu-specCD2という製造技術が使われていますが、このブログで書いたような問題を根本的に解決するにはSACDのようにCDよりもダイナミックレンジなどのスペックが上回るメディアに記録するしかないのだろうと思います。
とは言え一般にはほとんど普及しなかったSACDを見ればわかるように市場は正直ですから、結局は大多数の顧客が不満のないレベルの品質で落ち着くということでしょうね。
大多数の顧客が満足できるレベルで落ち着くわけではないところがミソです。

プロフィール

「リアサイドのアクセント http://cvw.jp/b/254827/45639809/
何シテル?   11/20 16:56
生涯クーペ宣言。 TTモディファイのコンセプトは " 大人 " でも、ちょっとだけ大人になりきれない自分もいます。 趣味のカーオーディオはもはやラ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/12 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

リンク・クリップ

TTの内装外し・ダッシュボード下部 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/12/11 23:38:47
金属クリップを簡単に取り外す方法 (VAG共通) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/09/13 11:44:17
(同世代のワーゲン車共通)固くなったボンネットオープナーの改善とオープナー破断の予防 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/09/13 11:43:07

愛車一覧

アウディ TT クーペ アウディ TT クーペ
・登録日:2006-11/24  モデル=2.0TFSI  カラー=シルバーレイクメタリ ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation