ウェイクエンブレム複製 雌型作成編

去年エンブレム類をキャンディブラック塗装した時にこのウェイクマークだけ出来に納得できず、どうしようかなと考えた結果、どうせなら雌型作って複製して最終的にチョップドカーボンで仕上げることにしました。

雌型作成にはいくつか方法がありますが、材料が手元にあるし、オーソドックスなFRPで型取りすることにします。

写真の塗装失敗したエンブレムは800番までヤスリがけを終えてあります。

まずは離型剤。
定番ボンリース。

こいつを塗っては乾かし拭き取りをTVなどを見ながら5回繰り返します。

次は土台の作成。

ウェイクマークの裏はフラットではなく縦も横も若干アーチを描いているので真っ平らな土台にすると隙間が空いちゃいます。

隙間を粘土で埋める方法もありますがめんどいのでダンボールを適当な大きさに切って、アルミテープと養生テープで囲います。

全部アルミテープにしないのは、単に高いから勿体無いからです。

ウェイクマークの裏からもアルミテープを貼って

土台に乗せたら隙間が無くなるように更にアルミテープを貼ります。

これで土台完成。

雌型表面はゲルコートにします。

硬化剤はFRP硬化剤を流用
冬なので2%

そのままだと濃いので硬化剤投入後、スチレンモノマーを5%希釈します。

希釈しても粘度どろどろ

ガンで噴きます。

塗装用は細くて使えないので口径2.5mmのW-77という安いガンを使います。

3回噴いてゲルコートが固まるまで放置。

後日。

ゲルコートが硬化したのでFRPを乗せていきます。

事前にガラスマットをエンブレムの形に3枚切っておきます。

あと側面用に細いやつも。

ウェイクマークの凹みとサイドはマットだけだと浮きやすいので、タルクを使います。

タルクとノンパラ樹脂と硬化剤をコネコネ

凹みと周辺に塗ったくります

そしたらノンパラ樹脂を垂らして

ガラスマットを積層します。

途中ローラーで脱泡しつつ3プライ重ねます。
3プライ目は固まるようにインパラ樹脂で塗ります。

そしたら乾くまで放置。

後日。

乾いたら要らんバリをサンダー

んでお待ちかねの型抜き。

抜けるかな？ドキドキ

じゃーん

綺麗に抜けました！

製品型作成編に続きます。