サンキューホーンキットの取り付け

コムエンタープライズさんのサンキューホーンキットを取り付けました。

極まれに、対向車に道を譲ってもらった時などに、挨拶の意味でホーンを鳴らすことがあります。

ステアリングにある純正ホーンスイッチでの軽いタッチは難しく、軽く鳴らそうと思っても、鳴らせないことがあります。

その時に威力を発揮するのが、このサンキューホーンキットです。
増設したスイッチを1回操作することで、任意の回数と間隔でホーンを鳴らすことが出来ます。

なお、このキットは、サンキューホーンとサンキューハザードの二つの機能がありますが、サンキューハザードは既に別の商品を取り付けているので、サンキューホーンの機能のみ利用します。

サンキューハザードの取り付け
https://minkara.carview.co.jp/userid/2711208/car/2811891/5539029/note.aspx

配線イメージ図です。

私はパドルスタートキットを取り付けているので、中継ハーネスの1番線（車両側の配線では水色線）を途中で分離させていますが、パドルスタートキットを取り付けていなければ、この1番線は一本線のままで構いません。

また、キットの灰色線は設定変更時のみしか使用しないため、普段はスイッチを接続せず、スイッチ自体も車両から取り外しておきます。
（設定変更時以外はギボシ端子の上からビニールテープで絶縁しておきます。）

整備性を考慮して、サンキューホーン用スイッチのアース側は、配線途中をギボシ端子にしています。

サンキューホーンの機能のみしか利用しないため、接続不要な「黄線」「緑／白線」「紫／白線」は端子ごと外します。
端子の真ん中にある出っ張り（青矢印）をマイナスドライバーで押し下げながら配線を引っ張れば抜くことが出来ます。

純正配線を加工しないでキットを取り付けできるように、中継ハーネスを自作します。
実際は、パドルスタートキットを取り付けして暫くした後、切断してしまった純正配線を補修し、自作の中継ハーネスに接続方法を変更したため、その中継ハーネスを今回改造します。

中継ハーネスは、住友電装 025型 TS 14極 非防水カプラーを使用しています。

ステアリングを90度ほど回転させて、コラムカバーにある左右のネジ2箇所（赤丸）を外します。

コラムカバーの下半分を外側から押し込んでツメの嵌合を外した後、下に引っ張って外します。

キーシリンダー跡の蓋（キャップ）の真ん中に取り付けているサンキューハザードスイッチ（トグルスイッチ）は下から上へ押し上げて操作するので、簡単には手が触れない位置にサンキューホーンスイッチの穴（6.5mm）を開けます。

プッシュスイッチを取り付けます。

スイッチ操作しても蓋が外れないように両面テープを貼り付けます。

両面テープは、いつもの3Mの71シリーズを使用します。

ステアリングコラム右側の14極カプラーを外します。

中継ハーネスを自作しない場合は、ホーン線（赤線・9番）にキットの緑線を配線コネクター（エレクトロタップ）で接続します。

なお、接触不良になりやすいため、あまり配線コネクター（エレクトロタップ）は使用しない方が良いと思います。

外したカプラーのところに、中継ハーネスを割り込ませます。

・キットの緑線と中継ハーネスの緑線を接続します。
・キットの黒線（アース）は車体のネジに接続します。
・キットの赤線（常時電源）はのれんわけハーネスに接続します。

キット本体は左足フットレスト真上の金属製のボックスに貼り付けます。
（既にサウンドアンサーバックキット本体を貼り付けているので、その上に重ねて貼り付けました。）

最後にコラムカバーなどを元に戻したら完成です。

増設したスイッチを1回押すだけで、確実に短い間隔で威圧感の無い弱めのホーンが2回鳴ります。（初期設定のままの場合）

なお、お約束にはなりますが、本整備手帳を参考に作業される場合は自己責任でお願いします。
年式やグレードで配線の色やピンアサイン等が本整備手帳と異なる場合がありますので、必ず検電テスター等で確認してから配線接続することをお勧めします。

このキットでホーンを鳴らす状況によっては、道路交通法に抵触する可能性がありますので、ご利用はご自身の判断でお願いします。

このキットを使用せずステアリングの純正ホーンスイッチでホーンを鳴らすだけでも、状況によっては、道路交通法に抵触する可能性がありますので、ホーンを鳴らすタイミングにはくれぐれもご注意ください。