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さまさま@愛知の"青色アイ" [三菱 アイ]

整備手帳

作業日:2018年4月18日

リヤショックアブソーバの最終セッティングをイメージ

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 3時間以内
1
まだ加工も途中ですが、最終的に目指すセッティングは、「純正の新品フィーリング」です。

先日、使用するフルードの参考として、超アバウトですが各種オイルを垂らして比較しました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/274638/car/2245286/4721719/note.aspx
第1候補にしていた0W-20のエンジンオイルでも、粘度が高すぎるだろうという結果。

ISO(VG)/SAE/JIS対比表を多数見ましたが、0Wあたりの低粘度域は かなりバラツキがあります。
明らかな記載ミスをしている表もあったので、イマイチ信用できません。(-_-)

取り敢えず、ホームセンターで入手できる低粘度オイル ISO VG10を買ってきました。
2
で、滴下させてビデオ撮影。

あまりに速くて、60fpsでは次のフレームに雫が映りません、、(^^;
シャビンシャビンですね。

このミシン油と手持ちのATFを混ぜれば、オリジナルと近い粘度は出せそうです。

なぜサスが抜ける?
「オイルが劣化するから」との記事がたくさん見つかります。
でも、新しいアブソーバでも粘度が高いわけじゃないと言うことも分かってきました。
(アブソーバの仕様にも依るのでしょうが)

個人的な…とコトワリが必要ですが、劣化に依る粘度低下は あまり考慮しなくて良いと考えています。

油温が上がると、油種による動粘度の差が小さくなることは知られています。
水冷で安定した温度幅で使用されるエンジンと違い、外気温の影響をモロに受けるサスの場合は、低温から高温まで常に粘度が低いフルードの方が、適しているように思えます。

ちなみにこのオイルそのものではありませんが、VG10のおおよその動粘度は
 40℃ 10mm2/s弱
100℃ 3mm2/s弱
流動点は-35℃ぐらいのようです。
3
フルードの粘度低下が直接的な「抜け」の原因ではないとすると、ガス抜けが原因になりますかね?

ガスについては、ハナハダしい勘違いをしていました。
 ・高圧ガスが封入されている
 ・抜けたアブソーバはガスが抜けている
こんな貧相な知見から、
ガス圧がサススプリングの補助をしている!
という誤った思い込みをしていました。

新品でも手で押して全圧縮できるていどの反力しかありません。
ピストン(シャフト)径10mmじゃ、1kPaの圧をかけても8kgfぐらいの反力しか出ないわけで、サススプリングの補助になろうはずがない…

落ち着いて考えれば分かること、、
お恥ずかしい。
4
で、キャビテーション防止のためにガスが入っているということで考え直します。

新品時に封入される窒素ガスの圧は分かりませんが、そこそこ高いと思われます。
でも、シールの耐圧性を考えると、猛烈な高圧でもないように思います。

では、充填する空気圧をいくつにするか。

全圧縮状態から全伸びに要する時間は、新品は12秒かかりました。
これがひとつの目安になります。
ただし、純正は2~4万キロ走行でガスが抜けることが想定されているでしょうから、新品ほどの圧は必要ないと考えられます。
キャビテーションを起こさない圧さえクリアできれば、それ以上の高圧をかける必要はないですね。

コータロさんの検証を参考にさせてもらうと、キャビテーションは、1G状態で400kPaを下回ると発生しやすくなるのかな?
https://minkara.carview.co.jp/userid/488773/car/1546214/8985176/parts.aspx

今回の工作で、空気を充填できるようになるので、定期的にメンテすることで性能を維持できると期待。
5
白状してしまえば、セッティングで悩み続ける気力がなくて、早く終わらせてしまいたいのです。(^^ヾ

-20~40℃の気温、使用環境的にはもっと広い条件下で使用されるわけですから、シビアなセッティングのハズがない…
と、自分に言い聞かせています。

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この記事へのコメント

2018年4月18日 19:25
ISO VG10 そこにエア圧6キロ以上が、
おっしゃるとおり純正に一番近いと思います。

が、とりあえず改造が成功したかどうかを判別するためには、
ある程度硬いオイルで伸び縮みがしっかり出ているかを確認する必要があります。
最初から軟らかいオイルだと、それがベストなのかそれともバルブにゴミが詰まって減衰が出ない失敗になってしまったかが判別できないと、
思います。

それに
コメントへの返答
2018年4月18日 19:57
試したわけではありませんが、VG10では減衰力不足確定~の気がします。

2万キロ走って多少なりとも粘度が下がっていると考えて、いま狙っているのは、オリジナルよりやや硬め、ATF もしくは0Wより 柔らかなトコロです。

完成したら、安いエンジンオイルで何度か内部を洗うつもりです。
2018年4月18日 19:27
せっかくの改造ダンパーですから、ガッシリとスプリングを押さえつけて走る極上のスタビリティ感も楽しまないと損ですよ。
われわれは、普通の人がやらない禁断のリンゴを手にしたわけですからね。

0w20、100パーセントがその辺です。
コメントへの返答
2018年4月18日 20:50
以前の整備手帳に書きましたが、当初は0Wの予定でいました。
ところが一昨日、母を後席に乗せて走ったら、「ゴツゴツして腰が痛い」との訴えがあったんです。
一人で運転するだけなら、好きに詰めれば良いのですが、硬いのはないかな…です。

もともと、「ノーマルの新品性能を維持する」のが、私が工作を始めた理由ですからね。

間違った解釈もしてきましたが、コータロさんの試行錯誤を読ませてもらったおかげで、考察としては腑に落ちた感じです。
2018年4月18日 21:01
お母様のゴツゴツして腰が痛いというのは、バンプラバーにタッチすることによる直接的な衝撃か、
ダンパーの減衰が落ちたことによる、凸で縮んだスプリングが次に伸びるわけですが、その押さえが弱くなったことでスプリングの伸びの衝撃を腰に感じた、その二つだろうと思いますが、お母様の体重だけでバンプタッチというのは考えにくいので後者ではないかと思います。

純正ダンパーは伸びと縮みは3:1くらいで伸びが強いのですが、
オイルを変えることで伸びも縮みも同時に強くなります。ですが乗り心地の悪化につながりやすいのは縮みです。

先日、縮みを殺す方法の第一歩に経ちました。
引き続き改造を続けます。その成果を逐一報告します。
いつか、遊びに行きたいと思います。
コメントへの返答
2018年4月18日 21:54
普通の道路を走っている時なので、フルバンプではないですね。
ちょっとした継ぎ目でも、腰に響いたみたいです。
ちなみに母は背骨を骨折しております。(^^;
前席なら痛まないようです。
まぁ、乗車姿勢も大きな要因になりますから、サスだけの話ではありませんが。

私もキチンと減衰できていないことが、乗り心地が硬い原因だと思います。
サスの伸縮が反転する時に、ジワッとではなく 瞬間的にスカッと動くような。

減衰が効かない理由は、まさにエア噛みだと思いますから、今回の工作の結果がどう出るか、とても楽しみです。

そうですね、いつかお会いできると良いですね。
以前はツーリングで よく 上越、新発田、十日町を通ったので、新潟が懐かしいです。

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