目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
もう30年前に購入した911SCですが、買った当初からデフのバックラッシュが気になっていました
買った当初8年落ちで「エンジンの半オーバーホールとギアボックスのオーバーホールは完全にやった状態」ということで購入したのですが、今考えると当時 40,000kmの走行で本当にギアオーバーホールが必要だったとすれば、それなりの過酷な乗り方した車輌だったのかもしれません
当時、車のメカニズムなどは今ほど解っていなかったのですが、他の店の車両と見比べて その中でもかなり価格は高かったこの車両にしたのですが、、
買ってすぐにギア?デフ?のバックラッシュが気になっていて、急な運転をすると音がしていました 無知な当時は中古車はこんなものか?と、なるべく音が出ないような運転をしてきて今に至ります
ヘインズや他のファクトリーマニュアルを見ても、ミッション本体の部分は詳しく分解方法やオーバーホールのやり方が載っていますが、ディファレンシャルの部分に関しては「専門店に依頼すること」的な説明しかなく構造さえ掲載されていません
最近になって海外のWebサイト(特にペリカンパーツの掲示板のようなところ)にかなりの情報あることに気がつき調べていましたが、ピニオンギアとリングギアのバックラッシュは、ドライブシャフト中心から76mmの場所で0.13-0.18mm ということや、プリロードはベアリングメーカーによってかなりの差があるものの 4Nm 程度であることなどが解りました
そしてリングギアのベアリングを交換してもバックラッシュの調整はしない場合が多い等のことの書かれていました
そして推測ですが、ギアのオーバーホールの際に ベアリングのシムかワッシャーを入れ忘れているのではないかということ
そこでまずは、どのくらいのバックラッシュがあるのか測ってみました
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左側のタイヤを外すとかろうじて作業できそうです
ジャッキアップして、ドライブシャフトを両側ともデフケースから切り離します
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Webの情報を頼りに、こういうジグを廃材でつくりました
バックラッシュ計測用です
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車体の左側から、このデフのフランジにジグを取り付けます
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ジグとダイヤルゲージをセットして計測してみます
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写真がボケてますが、本来 0.13 - 0.18mmであるはずのバックラッシュが、1.9mmもあります そしてフランジ自体が軸方向にも多少動くような気がします
リングギアが付いた遊星ギアのケースの両側にはテーパーベアリングがあり、両側とも 0.25mmのワッシャーと 2.4 - 3.7mmのシムリングが入っているはずですが、少なくとも左側(ケースフランジ側)にシムをいれわすれているのではないか??? そんなことってあるんでしょうか?
とにかく一度デフのフランジを開けて確認しようと思っていますが、そうしていうちにエンジンのオイル漏れが酷くなり、状況からクランクシャフトのフライホイール側のシールではないかと思って(確信してるのですが)いて、どうせならエンジンミッションごと降ろした良いか!と考えています
エンジンを降ろしたことが無いので、少し躊躇していますが、
ドライブシャフトのシールや、クランクシャフトのシール 色々と発注し準備を進めます
少し、楽しくなってきました
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