目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
2
三角関数を使って計算してみます
直角三角形の「底辺」「斜辺」「高さ」「角度」のいずれか2つが解れば他は計算できるというものです(中学校で習った気がします)
大まかですが、トーションバーの中心から、スプリングガイド中心を通る線とタイヤの前後中央までの長さを測ると大まかに「480mm」となったので、それを斜辺とし、図の青色の部分を直角三角形を逆さまにした状態として計算します
前回は角度が前の写真のように「34.7°」だったのでそこから高さを計算すると「273mm」になります
車高を約25mm下げるためには「248mm」にすれば良いとなります
高さ「248mm」として角度を求めると「31.1°」となるので、それに近い角度に調整します
因みに三角関数の計算は、暗算ではできないので下のWebで計算しました
https://keisan.casio.jp/exec/system/1260261251 3
リアのトーションバーは車体に対して左右方向に取り付けられていて、内側が車体に固定され、外側がスプリングガイドを介してトレーリングアーム先端のハブの部分に固定されています
車体側は「40歯」のスプラインで固定され、外側は「44歯」のスプラインで固定されています
車体側を1歯回転させて取り付けると「360°÷40=9°」変わります
外側は「360°÷44=約8.2°」変わります
今回は「3.6°」下げる方向に回転させたいので、車体側を4歯下がる方向に回転させ、外側を4歯上がる方向に取り付ければ、大体「3°少し」となるので、この方法でやってみます
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クイックジャッキで水平に車体を持ち上げますが、ジャッキポイントの関係で少し車体が傾きます
「1.3°」車体が前に傾斜しています
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スプリングガイドを計測すると「33.2°」となります
「33.2°+1.3°=34.5°」で前回測定したものとほぼ同じになります(当たり前ですが)
車体が「1.3°」前傾しているので目標の「31.1°」にするには「29.8°」にすれば良いということになります
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トーションバーを真横のサービスホールからみたところですが、作業の効率上げるために内側(車体側)を抜く前に、真上(12時の位置)にマーキングしておきます
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今回、一番大変だったのが、車体側のトーションバーの固着です
かなりの精度で作られているため、簡単には抜けません
写真のように27mmのスパナを固定して、これにスライディングハンマーを引っ掛けて抜きました
「スライディングハンマーで叩く→トーションバーを上下左右にゆする」を何度も繰り返してやっと抜けました
グリスが強固に固まっていて、最初の片側は30分くらい格闘しました
反対側は少しコツがわかってきましたが、それでも大変でした
【続く】
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