目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
各コネクターをチェックしていくと、下記のようなことが判明しました
■私のBXにはブロアーファンが2個付いていますが、左写真の赤線内のように「並列」ではなく「直列」繋がっている
■キーON で供給されるケーブルは、まず1個目のブロアーファンに入り、次に直列で2個目のファンに入り、その後直ぐにトランジスタの(エミッター)に入力される
これはバルクヘッド前で簡潔していて、少なくとも回路図の位置に「ハイスピードリレー」は存在しない
■今までこの車で関わってきた他の回路と違い、このブロアーファンの回路に関しては回路図の指定されたケーブルの色とは違う
2
今まで直接実車で調べて解ってきた情報をもとに『ブロアーファン』部分の回路図を作ってみました
私の車には「ハイスピードリレー」が最初から付いていないのはほぼ確実と思っていますが、コントロール基盤の5極コネクターの「No.4」はリレーが存在しないので、何も繋がっていないはずですが、ケーブルは繋がっています
【予測】
エアコンやヒーター、ブロアファンなどは、国や時期によって仕様が相当違っていて「BX Forum」で多くの方が言っているように、機能しない「リレー」が付いていたが、日本仕様?最後期?のモデルは、機能しないこの「ハイスピードリレー」は省いたのでは? ということです
基盤やハーネスは同じものを使うので、途中で途切れて繋がっていないだけかと思います
今回の修理が終わったら「5極30A」程度のリレーを使ってハイスピードを実現しようかと思います
が、、まずは動かさなければ、、、、
3
これらの検証から「トランジスタ」の故障が濃厚かと思います
写真のユニットを丸ごと買うと、送料含めて「¥20,000」程度かかってしまします
実物見ると、本当に「パワートランジスタ」だけのものなので、トランジスタだけを取り替えられないか? 入手できないか? と調べました
実物の「パワートランジスタ」に印刷されている文字を見ると
*********************************
[マーク] モトローラ
[上段] T1829-1
[中断] MEXICO
[9143]
*********************************
『T-1829-1』で検索すると、一つだけ海外のWebで購入できるものを発見しましたが、送料合わせると ¥10,000 程度、しかも配達予定が4月末になっています
色々調べると「2N4399」「MJ4502」という品番のものが使えるらしいと
調べた結果『MJ4502G』が「モノタロウ」に ¥850 で翌日配送であったのですぐに発注しました
(¥850なら、違っていてもあきらめつくし)
4
これが、今まで付いていたパワートランジスタです
おそらくこれがパンクしていると思います
5
これが新しい『パワートランジスタ』と、放熱版に密着させるための熱伝導グリスです
シリコングリスですが、熱伝導率の良い専用品を購入しました
6
放熱板に固定しているリベットを 少し大きめのドリルで慎重に外していきます
7
アルミの放熱板も掃除し磨いておきました
放熱板と基盤にボディをボルト&ナットで固定し、エミッターとベースを基盤に半田付けします
このトランジスタは、回路図のとおり『PNP型』でエミッターに主電源を入れます
ベースから主電源を接地し、コレクターから操作する可変抵抗をとおり接地させます
分解と反対の手順で組み立ていきます
8
1発で動きだしました!!
しかもまだハイスピードリレーを組み込んでいませんが、今までより風量が増えたようなきがします
この別のトランジスタの特性かもしれませんが、前のトランジスタが徐々に駄目になってきて最後に導通しなくなったのかもしれません
いずれにしても良かったです
そして「ハイスピードリレー」を追加改良する楽しみもできました
ただ、メーカーがブロアファンの劣化を嫌がって省いたかもしれません
あとファンモータは直列に繋がっていましたが、これを並列に切り替えるスイッチをつけても風量が増加するはずです
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