
RS3セダンを8Vから8Yへ乗り継いだ者から見て、良くなったところ・悪くなったところ、8Yの本国仕様・オプションとの違いを書いていきます。あくまで個人的な主観ですのでご容赦願います。
<良くなったところ>
・A45Sの押し出し感には及ばないものの、見た目やんちゃになった。(好き嫌い分かれるデザイン)
シビックタイプRとは逆のイメチェンぶり。
・ブラックスタイリングパッケージは迫力ある。サンルーフ付けない代わりに、ルーフもブラック塗装にした。
8Vは白にマットアルミニウムスタイリングパッケージだったので、落ち着いた感じだった。
・見た目やんちゃになった割に、マフラーはRS4のような音(バホッ)になった。
車好きでなければ、ややお下品で迷惑な音だった…8Vのバブリング音(パンパンパン)が鳴らなくなったのは、盛り上がりに欠ける気もするが、至高の5気筒エンジンが奏でる不協和音を楽しむことにする。
・カーボンエンジンカバーを選択した。(タイトル写真)
8VのMY2017では選べなかった。
隠れたところにカーボンパーツ。ボンネット開けた時にニマニマするだけの自己満足アイテム。
・明らかに乗り心地が良くなった。comfortモードだと同乗者も快適。
・町乗り時においてもトルクが上がった分、ぶん回さなくても走りに余裕がある。
・走っていると、8Vよりボディ剛性が上がっている、足回りも進化していることが容易に実感できる。
・RS performanceモードが追加された。5000回転まで引っ張り、停止時のダウンシフトも1速までブリッピングして落ちる。
(RS torque Rearモードはまだ試していないので不明。)
・パドルシフトのマニュアルモードが固定になった。
8Vでは一定時間でSモードに戻る仕様だが、8Yはパドルシフトを長押しするまでMモード保持する。
・ハンドルにRSボタンが追加された。8Vでは*ボタンだった。(機能割り当てで、Drive Selectにしていた。)
・内装のパッと見は1クラス分、質感上がったように見える。クラシックな内装とデジタルコンポーネンツをうまく融合させたデザイン。
・フロントシートが電動になった。(8Vは手動だった)
・妻曰く、リアシートも8Vより座り心地が良くなったとのこと。見た目あんまり変わったような気がしないが。
・バングアンドオルフセン3Dサウンドシステムは17万円のオプション扱いとなったが、音質はかなり向上した。
8Vは低音を最大に設定しても「ウーハーほんとに付いてるのか?」と思うほど音圧が足りなかったが、8YではBOSEサウンドシステムにも引けを取らないほどしっかり重低音が出るようになった。ドンシャリ設定ができるようになった。
まだエージング始まったばかりなので、これからもっと高音の奥行き・広がり・メリハリ感が出てくることに期待したい。
・my Audiの機能が他の車種と同レベルになった。(8Vでは車両状態監視・ロック制御機能が非対応だった)
・バーチャルコックピット液晶の解像度が上がって、より鮮明になった。
・ナビ画面が大きくなり、ようやくタッチパネル対応になった。
8Vの格納式も良かったが、妻を初めて助手席に乗せた時、当然タッチパネルだと思って画面を押していた…
・トランクオープナーが付いた。8Vでは付いてなかったので、特にゴルフバッグ降ろす時、いちいち降りて開けていた。
<悪くなったところ>
・ブレーキがブレンボ8ピストンから曙6ピストンに変わった。(ブレンボの方がブランドイメージ的に好きなだけで、曙がダメというわけではない)
・カックンブレーキにならないようにするには、止まる直前でより繊細な抜き操作が必要で、神経使う。
・相変わらずブレーキダスト多い。(ホイールが黒なのでシルバーよりは目立たないものの、すぐ茶色くなる)
・シフトレバーがスイッチに変わったのは仕方ないとして、あまりにも質感が低すぎる。(一番ダメなところ)
新型M2のシフトレバーの方がかっこいい。
・ブレーキオートホールド機能が、パーキングブレーキスイッチ(P)下にあった(A)スイッチがなくなり、MMI上でのON/OFF設定になった。
車庫入れ時は解除したいが、いちいち設定画面で解除するのはめんどくさい。
・内装そのものは、プラスチッキーな感じで安っぽい。(特にパネル類はコストダウンを強く感じさせる)
A45Sのような先進的な派手さ(ギラギラ感)に対して、保守的で地味なデザイン。
M2のようなスポーツマインドをくすぐる加飾が少ない。
・バーチャルコックピットはフル液晶メーターとしてドイツ御三家では先駆の装備であるが、好き嫌いは別としてA45S,M2ともに一体型・カーブドディスプレイで、凝った演出のグラフィック表示するのと比較すると、今となっては先進的ではなく地味な印象。
・運転席のシートメモリー機能がない。(なくても困らないけど)
S3やRS3でも1st Editionには装備されているのに、なぜか通常オーダーのRS3には付いていない。
・A3,S3含む他のオーナーからも不評が出ているように、ナビがイマイチ。8Vよりも女性のイントネーションがおかしい。細かい設定がスムーズにできない。Googleマップを使おう。
・my Audi設定登録したら、始動時にPCのように毎回ログイン画面ユーザーとして名前が表示されるようになり、いちいち「次へ」タッチしないとナビ通常画面に進まない。
<本国仕様・オプションとの違い>
・フラットボトムステアリングが選択できない。(8Vではデフォルト設定だった)
日本では円形ステアリングのアルカンターラ巻きかパンチングレザー巻きのみ。
・RSデザインパッケージを選択したのに、フロントシートのショルダー部が赤くならない。エアコン吹出口のフィンも赤くならない。
専用RSマット(8Yのより少し質感向上したブラック仕様)と専用シートベルト、レッドステッチが付いただけ。
1st Editionには両方付いているので差別化か?本国ではグリーンも選択できるようだが。
・5スポークYデザインブラックグラフィックプリントホイールが選択できない。
1st Editionに標準装備なのでこれも差別化か?
・カーボンリアスポイラー、カーボンサイドシルスポイラーが選択できない。
カーボンミラーハウジングカバーは選択できるのになぜ?(ミラーカバーも選択しなかったので、良いけど)
・バーチャルコックピットのメーターモード選択で、「RS Runaway」がない。
なぜカットしたのだろうか?
(8VのRS Viewの中心丸型タコメーターも「RS Classic」として選択できるようにして欲しかった)
・MY2023からLEDライトアニメーション機能が追加された。
MY2022の日本仕様ではなぜか?設定なしだった。
・HUD(ヘッドアップディスプレイ)が選択できない。
まだまだ気付いてない仕様がありそうなので、もっと乗って、いろいろいじって確認していきたいと思います。
気付いたらブログに投稿します。
スカイツリーをバックに8Yと8V
