SJ30 電動コンプレッサー式エアコン取り付け【その4:冷媒配管施工】
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
2024/5/11~5/31
SJ30に電動コンプレッサー式エアコンを素人が取り付けた記録です。
その3の続き、冷媒配管施工編です。
◾️配管部材
CRUIZEさんの配管部品を使いました。部品1個からバラで購入できるので純正品と組み合わせて構築する際は助かります。
なお、通常のエアコンホースはホースと接手のカシメに専用の高価なカシメ機械が必要でDIY派にはハードルが高いのですが、CRUIZEさんのものは簡単な工具でワンタッチでかしめられるホースクリップを使う画期的なものです。
ホースもハサミで切ることができます。
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CRUIZEさんのホームページに載っているカシメ方法です。(超簡単にエアコンホースが自作できます)
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ホースを接手を差し込むときにちょっとキツイため、あらかじめPOEオイルを塗ってから差し込むとスムーズに差し込めました。
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ホースに継手を差し込んだら、クリップ用ゲージを装着して、専用のホースクリップでパチンと締めるだけ。
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コンプレッサー部分の接続はできるだけ飛び出し寸法を抑えるためコンプレッサーフィッティング(サービスポート付き)を使用。
(高圧側:高圧サービスポート付きコンプレッサーフィッティング90°#8、低圧側:低圧サービスポート付きコンプレッサーフィッティング90°#10)
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コンデンサー入口は、最初コンプレッサーアダプタを付けてから90°のフィッティングで接続しようと考えましたが、コンプレッサーアダプタを仮合わせしてみると、ボンネットとの隙間が狭いのでその上にフィッティングを付けると当たりそう。
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ここまで高くなってしまいます。
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そのため、直接取り付けられて出来るだけ低く90°曲げられる#8コンプレッサーフィッティング90°を使用することに作戦変更。
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コンデンサー出口は、#6フィッティングストレートを使用。
なお、コンデンサーを設置してしまうと作業スペースがなくなると思われたので、配管の接続はコンデンサーを設置する前に実施。
あとにも書きますが、ここのネジサイズはコンデンサー側がM16細目、フィッティング側が5/8UNFでしたが、ネジ径とピッチがほぼ同じなので少々強引にねじ込みました。(自己責任で)
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レシーバータンクの入口は#6フィッティングストレートを使用。
出口は#6フィッティング90°を使用。
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エバポレータの入口のところは#6フィッティング90°を使用。
そしてエバポレータの出口のところは#10フィッティング90°を使用するはずであったが・・・。
問題が出ました。
エバポレーターはジムニー純正品を使いましたが、使おうとしていたCRUIZE製の#10のフィッティングはネジ径が7/8UNFの袋ナットに対して、純正エバポの低圧側(出口)ネジサイズはM24細目で、ねじ込めない!!
同じ#10のフィッティングであればネジサイズは規格品かと思っていたので、てっきり純正のエバポレーターも同じネジだと思っていました…。
CRUIZEさんに相談すると純正ホースの内径が13mmであればCRUIZEのホースと同じなので純正ホースを分解して継手を取り外して使う方法があるとのこと。またはM24の特注の継手を製作する方法などアドバイスいただきました。
純正ホースの内径はわからなかったけど、まずはお手軽な純正ホースを分解してM24の純正継手のみ使う案でいくことにしました。
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純正ホースの新品を購入して…
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継手近くのカシメをディスクグラインダーでカット。
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継手を取り外し…
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CRUIZEさんの#10(内径φ13mm)のホースに挿し込む。
ホース内径φ13mmに対して継手の太さはφ14mm。
低圧側なので圧力は低めなので大丈夫だろうと、ちょっと強引でしたが入るところまで何とか入れて、CRUIZEさんのクリップでパチンと固定しました。(推奨方法ではないため自己責任なので、同じ方法を試す方はご注意ください)
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純正同士なので全く問題なくねじ込めました。(太い配管の方です)
ちなみにエバポレータ高圧側(写真の細い配管の方)やコンデンサー出口のネジサイズもメートルネジ(M16細目)とインチネジ(5/8UNF)の違いがありましたが、ネジ径とピッチがほぼ同じなので強引にねじ込みました。(こちらも推奨方法ではなく自己責任です)
※今のところ漏れはありません。
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やっとすべての冷媒配管がつながったので、漏れがないか確認するためここで真空引きをしてみました。
使用するマニホールドゲージはPOEガス専用品を購入しました。真空ポンプはモノタロウの安いもの。
コンプレッサーの高圧側と低圧側のサービスポートにマニホールドゲージのホースをつないで、10分ほど真空引きをしてから、高圧バルブと低圧バルブを閉じて、20分ほど放置してゲージの針が動かないことを確認しました。
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高圧側と、低圧側のサービスポートにマニホールドゲージのホースを繋いだところ。
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針は真空状態を維持していることを確認したので、漏れはありませんでした。
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ところがマニホールドゲージのホースを低圧側サービスポートから外すと、「シュー」と空気がサービスポート内に吸い込まれました。
漏れが発生しています。
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CRUIZEさんに相談すると、すぐに代わりの接手を送ってくださいました。
送られてきた接手を取り付けて同様に確認するとその接手でも同様に漏れが発生。
もう一つ送ってもらった接手は漏れが発生しませんでした。
CRUIZEさんのサポートに感謝。
やっと冷媒配管のつなぎ込みが完了。
電気系配線へ続きます。
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