確定申告の医療費控除で危うく保険会社のサポートにしてやられるところだった

現在は確定申告の期間ですが、昨年は生命保険から入院・手術給付金を受け取ったのです。私はいくつもの持病を抱えており医療費は毎年10万円を超えます。

医療費控除は毎年申請しているのですが、生命保険の給付金は支払った医療費から差し引くことになっています。差し引き額が10万円を超えると数千円戻ってきます。

入院と手術給付金に間違いが無いか生命保険のサポートに電話して確認しました。

ついでに確定申告の入力の条件も確認したのですが、
支払った年間総医療費-保険給付金で計算して10万円に満たなければ確定申告不要と言われたのです。
そうではなく、入院と手術した医療費単独に適用されるのではないか?
と詰問したのですが、2023年度の総支払から給付金を引いてくださいと。
これ間違いなんです。何も知らなかったら折角の医療費控除を申請しなくなりますよね。大丈夫ですか? 保険会社なのに。

しつこく質問すると、最後には確実な事は税務署に聞いてくださいとサポートさん。

そういわれたので国税局確定申告相談に電話しまして確認しました。

要は対象の入院・手術した医療費合計から給付金総額を差し引いてもしプラスなら、プラス分に対しては支払った医療費が除外対象額になり、その年の総医療費から差し引くという計算で間違いなかったです。

例えば、8月4日から8日迄入院して手術した合計の支払い金額が、例えばですが高額療養費を適用した額6万円で、入院給付金5万円・手術給付金10万円を貰ったら、6万円-15万円=-9万円とまぁ＋になりました。医療費支払額を上回る場合はその時に支払った6万円をその年の総合計から引くという計算になります。
つまりその年の医療費総支払額20万円なら20万円-6万円で14万円が医療費控除額になります。

入院・手術給付金が5万円なら6万円-5万円=1万円ですが、補てんされる金額を入力するので5万円になり20万円-5万円=15万円が医療費控除額になります。

e-taxで入力したのですが、マイナポータルから全ての支払い医療費のデータが受け取れるようになりかなり楽になります。

その額から個別に保険給付金を引くというやり方です。全ての関わった医療機関と支払い金額が一覧で表示されますから、そこから選択して上記で計算した金額を保険金の補てん欄に入力するというやり方です。