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2024年09月17日

納車から1ヶ月1,800km走行後の第一印象

納車から1ヶ月1,800km走行後の第一印象
レビュー情報
メーカー/モデル名 スズキ / ワゴンRカスタムZ ハイブリッド ZT_4WD(CVT_0.66) (2023年)
乗車人数 2人
使用目的 レジャー
乗車形式 マイカー
総合評価
おすすめ度
5
満足している点 ☆素性の良さ
スーパーハイト系の軽自動車よりは、全高や車重が抑えられているので走りがスポイルされず、長年セダンを乗り続けてきた私でも、違和感や不安を感じません。

また、車体そのものが軽量に仕上がっているので、例えマイルドハイブリッドのモーターアシストが無くても、鈍重に感じたり、パワーが物足りなく感じることもありません。

※参考までに、比較対象としてN社の同クラスの現行車種を試乗しましたが、交差点やストップ・ゴーの多い市街地で、やや鈍重に感じました。現行ワゴンRと上記車種を、諸元表で同じような仕様同士を比較したところ、平均してN社の方が100kg程度も重いので、鈍重に感じた理由が分かり、納得しました。660ccで100kgの差は大きいです。

☆使い勝手の良さ
最近のハイト系軽自動車らしく、多彩なシートアレンジが可能ですので、その時に応じて乗員優先、または荷室優先という具合に、自分の意思で室内のパッケージングを変えられる点は、長年、セダンを偏愛してきた私には新鮮に感じました。

また、フロントシートをフルにリクライニングし、且つリアシートをダイブダウンしてしまえば、まさにフラットでちょっとした小部屋程度にはなる為、出先で万が一、非常事態に遭遇して車中泊の必要に迫られた際にも、大人2名までならなんとか、横になって過ごすことが出来そうです。

☆ 全車速追従機能付ACC
全車速追従機能付ACCは、状況に応じて先行車との車間距離を3段階に設定でき、自動車専用道路などを走行する際にイージードライブを可能にしてくれる、便利で有効な機能です。

私が今まで所有してきたクルマには、従来のASCDすら装備されていなかったので、軽自動車に、このような高度な運転支援装置が付いていることに、驚きと感動を覚えました。

先日、東京外環道を使用した際、横風が強く左右に煽られやすかったので、ACCをONにすることにより、ステアリング保持に意識を集中でき、かなり助けられました。

☆全方位モニターカメラパッケージ
もちろん、補助として使用していますが、可視透過率3%のフィルムを貼ったこともあり、車庫入れの際に重宝しています。メーカーOPでしたが、装着しておいて正解でした。

また、セットOPでヘッドアップディスプレイ(HUD)も同時に装着されますので、センターメーターに慣れていない私には、ありがたい装備です。

HUDは表示自体も見やすく、上下方向に調節も出来るので、リクライニング角度を変えた際も支障なく視認出来ます。
軽自動車では、初採用とのことです。

☆パドルシフト
トランスミッションは無段変速機ですが、マニュアルモードにすると擬似7段変速になり、キメの細かいエンジンブレーキとして使用しています。
不満な点 ☆オートライトシステム
もしかしたら、まだ使いこなせていないだけなのかも知れませんが、灯火類の扱い方に戸惑いを感じます。

・ライティングSWが『AUTO』位置定位になってしまう。
例として、日中でも、天候等の条件で車幅灯を点灯させて走行したい時、ライティングSWを下に回せば車幅灯が点灯しますが、その後、勝手にAUTO位置に復してしまうので、アンダーパスに入り前照灯まで点灯した場合は、パスを抜けて外が明るくなると、全ての灯火類が消えてしまうので、また再度、自分で車幅灯を点灯させなければなりません。

マニュアル式だと、無灯火のドライバーが多い為の法令に基づく対策だと思いますが、上記のようなケースの場合は、かなり煩わしく感じます。 もう少し、ドライバーの意思に寄り添った仕組みにして欲しいと願います。 

私としては、従来の高級車などで採用されていた、ライティングSWのポジションにて自分で『AUTO』を選択する方式で充分です。

☆アイドリングストップ機構
機構そのものに否定的な考えはありませんが、不要と判断してアイドリングストップ機構を解除しても、休憩や目的地に着いてエンジンを切るとリセットされてしまうので、再度、エンジンを始動させた際に、都度キャンセルSWを押してアイドリングストップ機構を解除しなければなりません。
単純にON/OFFのシーソー型SWなどにして、ドライバーの意思で選べるようにして欲しいです。

※これらの不満点を総括すると、ドライバーの意思を受け入れず、極端に言えばクルマから『あなたの意思は間違っている』と否定されているようでもあり、時として、不愉快な気持ちを抱きます。
総評 私が抱いていた軽自動車に対する概念は…
・せまい   ・うるさい   ・走らない

というものでしたが、このワゴンRは…
・広い    ・静か     ・よく走る

といった具合で、従来の軽自動車の概念を打ち破ってくれた、優秀な軽自動車です。

私は今まで、中古車とはいえ、C11型ティーダを除きそれなりに車格のあるクルマを乗り継いで来ましたが、このクルマに乗り換えたからと言って、妥協しているとか、我慢を強いられているという意識や感覚は、全くありません。

私の主観ですが、静かで、よく走り、適度に広いこのクルマを、ごく普通に運転している限り、登録車を運転している感覚と変わりありません。 外に降り、クルマを見て『そういえば、軽自動車だったな』と思う程度です。

愛車プロフィールでも述べましたが、既に愛着が湧いています。 自分の身の丈に合った、良き相棒です。
項目別評価
デザイン
☆☆☆☆☆ 5
『洗練された』とか『垢抜けている』というワードには当て嵌まらないデザインですが、嫌味や、奇をてらった部分がなく、保守的なデザインを好む私としては、安心するデザインです。

☆フロント
カスタム系というと『威嚇型』であったり『存在感』を主張する手法が時流だと思いますが、そのような手法は取り入れず、ウィンカーを組み込んだ横長のヘッドランプレンズなどを採用し、手堅く、スタイリッシュにまとめられていると思います。

☆サイド
ここ数年で、自動車に使用する鋼板の板厚が従来より薄くなり、その副産物としてキャラクターラインの自由度が増してきていますが、最近流行の、わざとらしく大袈裟なキャラクターラインは苦手ですので、このワゴンRのようなオーソドックスなキャラクターラインの引き方は、好ましく思います。
また、車端部にオペラウインドウを設けたことで、従来型よりも車格感が向上したように見えます。

☆リア
テールレンズを、ナンバープレートと一緒にリアバンパーに持ってきたデザインは、このワゴンRの独自性を感じるデザインで、私は好ましく思いますし、気に入っています。
大概、この手のクルマのリア・デザインは、バックドアの両側に縦型のテールレンズを置き、バックドアのほぼ中心にナンバープレートを配置する手法が定番であり、どうしても大同小異になりがちですが、このワゴンRのような配置にすることで、クルマの全体的なシルエットと相まってどっしりとして見えるので、軽自動車にありがちな貧弱に見えることを、多少なりとも払拭していると思います。

以下、私の主観による勝手な戯言になります。

冒頭で、『洗練された』とか『垢抜けている』というワードには当て嵌まらないデザインと述べましたが、『少々、表現が不器用』であったり、『少々、男臭のする』感じのデザインは、まるで
1980年代の日産車を見ているようで、長年、昔の日産車に慣れ親しんで来た私には、どこか、馴染み深く感じます。

クルマのジャンルやデザイン、ディテールそのものは全くの別物ですが、特に『少々、表現が不器用』という性格の部分において、私の永遠の憧れのクルマである『F31前期型レパード』にちょっと似ているかも…と勝手ながらに思い込んでいます。
走行性能
☆☆☆☆☆ 5
☆動力性能
未だ高速道路は、首都高速と外環自動車道しか使用していないので100km/h以上は未知ですが、今日までの使用環境では、パーシャルスロットで3000rpm/minまで回せば、ストレスを感じることもなく余裕で事足ります。

偶然、所用が続き、この1ヶ月間で外環道を3回使用しました。
往路は全て、和光北ICから入り外回り方面を使用しました。
ここは直線の長い上り坂を登り、登り切ったところで本線に合流する方式になっていますが、A/C使用、且つモーターアシストが無くても、上り坂を登っている段階で本線の速度まで持って行くことが可能でした。
(一応馴らし中ですので、アクセルペダルの踏込み量も半分程度でした)

☆操縦性
車重が軽いこともあって横風の影響は受けやすいですが、静穏な天候であれば直進性も高く、ステアフィールもどっしりとしているので、操縦性に関して不満はありません。

今の軽自動車は、本当に高性能で乗り易くなったと思います。
乗り心地
☆☆☆☆☆ 4
『カスタムZ』という名前から、硬めの乗り心地を想像していましたが、基本的に柔らかめのサス・セッティングで、中年の私にはありがたく思います。

但し、ZTに標準装着の165/55R15というロープロファイル・タイヤが、扁平率の特性上、凹凸を忠実に拾ってしまうので、柔らかめのサス・セッティングをタイヤがスポイルしてしまっている印象を受けます。

加えて、路面にギャップがあると、ギャップの形状によっては乗り越えた際に、特にリア・サスペンションから予想を上回る突き上げを伴うことがあり、同乗者はおろか、私自身も驚くことがあります。

恐らく、4WDのリアサス形式、I.T.Lサスペンションが原因かも知れません。

限られたコストの中で、クルマそのものの完成度も高く、更に、数々の運転支援装置を装備するなど、メーカーが頑張っていることは伝わります。

ですが、このクルマは商用バンではありませんので、あともう少し、乗員に優しい、懐の深いリア・サスペンションにして欲しいと願います。
積載性
☆☆☆☆☆ 5
後席を左右ともダイブダウンし、前席2シーター仕様にしてしまえば、セダン以上の積載性があり、しかもほぼフラットになるので、かなり使い勝手が良いです。

以前、長年所有していたY33では、知人のタイヤ館で夏⇄冬タイヤの履き替え作業に向かう際、トランクにはタイヤ3本までしか積めず(トランクリッドのステーが支障しまう為)、残り1本はリアシートに立ててお店に出向いていましたが、このワゴンRならラゲッジスペースだけで全てが事足ります。

その代わり、3ボックスセダンにしか成し得ない部分もありますので、ここはトレードオフの関係ということで。
燃費
☆☆☆☆☆ 5
価格
☆☆☆☆☆ 5
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Posted at 2024/09/17 19:33:16

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