
本日、昼食後にD-STARを運用したのですが、目から鱗と申しますか、単なる勉強不足と言いますか、今まで何やってたの?的な出来事がありましたので報告させて頂きます。本日のD-STARの主目的としては、「今まで繋がった事のないレピーターで新規の局とコンタクトする」と言う事をぶち上げてスタートしたものの、北海道の全レピーター(未交信のレピーターですが)でCQを出して空ぶった後、東北のレピーターから関東に移った辺りで、嫌気が差して来た私は、その後、中国エリアに移って島根県益田市にある「益田430レピーター」でようやくNEWを得たのでした。(NEWと言っても、その局は広島県呉市の自宅から用事で来ていただけでした。笑)
その後も、中国エリア各所のレピーターでCQを出した私でしたが、次に選んだのは、四国エリアの高松市にある「高松430レピーター」でした。高松430レピーターはこれまでにも繋がった事のある場所でしたが、もう、何でもいいや!的な感じにもなっていたのでしょう。しかも、以前に住んだ事もあり、交信実績もある同レピーターを選んだのですね。すると、早速、既知の局がコールバックしてくれました。その局はJA5コールのOMさんでしたが、私と同じ機種を使い、しかも同じ様に復活して来られた局でもありました。彼はホームのある徳島から週の何日かを高松市で過ごされてると言う話を以前の交信の時に聞いた事がありました。
私はD-STARに関してだけは、失礼のない様に、これまでに交信実績のある局は、エリア別にレポート用紙に書き出していて、この時も直ぐに相手の名前を呼んだものでした。何故、そんな方法を取ってるかと言いますと、以前に29FMで繋がったローカル局と2回目に繋がった際にも、初めてのQSOの体で交信してしまい、それが3回目にも続いた反省からでした。パソコン内のハムログを叩けば、単純に済む事ではあるのですが、無線機を置いてある場所に17.3インチの大型ノートパソコンを鎮座させるスペースは無い事と、キーボードを叩くのに注力すると、コールサインをミスったり、スタート時間もミスったりと散々な経験値が過去にあるからでしたね。笑
そのJA5の局が、交信の途中で、「これ以上の長時間運用になると高松430レピーターの負担になって、パケットロスを誘発したりするリスクがあるので、これからは、ターミナルモードでお話ししませんか?ところで、貴局はIC-705のホールパンチで運用するターミナルモードですか?それともルーターのポートを解除をしてるのでしょうか?」と言われたので、「ルーターのポート解除して2.4GHzの自宅Wi-Fiで接続しています」と言うと、「同じですね。では、ターミナルモードに変更してコールサイン指定で呼びますね。もし駄目だったら高松430レピーターに戻ります」と仰ったので、「判りました。それでは待機します」と伝えてワッチしたのでした。
その後、暫し無音状態が続き、高松430レピーターから「あれれ?駄目ですね?どうしてかな?これまで失敗した事はないのですが・・・。」と仰るので、「今度はこちらからお呼びしますね」と言うと「判りましたターミナルモードに切り替えて待機します」と言う声と共に静かになったので、改めて、相手のコールサインを呼んだところ、やはり成功しませんでした。再度、高松430レピーターに戻って、JA5の局に「実はこれまでにも数局からターミナルモード同士の交信を打診されたものの、成功した事がないのですが、貴局は相手がポート解除組でもホールパンチ組でも関係なく成功してるのですか?」と尋ねると、「それは関係なく成功してますね」と仰るので益々判らなくなってしまいました。
でも、そこである事に気付きます。その疑問点をJA5の局に尋ねたのでした。「最初、コールサイン指定と仰いましたが、コールサイン指定だと機器の設定が違うのでしょうか?私はこれまで相手にコールサイン指定と言われても、レピーター上でコールサインを指定すれば良いのだと思ってましたが・・・。」すると、「私も最近ローカル局に教えて貰ったばかりですが、IC-705の設定でAUTOTUNEを押すとコールサイン指定のモードに移るんですよ」と言われて、その時、表示していたメイン画面の中にAUTOTUNEが無かった事から、大いに焦って、更に質問したのでした。「私が表示してる画面にAUTOTUNEと言うものは無いのですが、どの画面モードにすれば表示されるのでしょう?」
すると、JA5局は「画面ではなくて、IC-705の画面の外枠部分にあるボタンにあるでしょう?右側のダイアルの左側の2箇所目です」ここまで言って頂いて、漸く辿り着けた輩がいました。「ああ、ありました!これを押すと「TO」の部分が貴局のコールサインに変わるのですね?」と言うと「いいえ!それを押すと、それまでに交信した局のリストが表示されるので、そのリストを押すとTO
に私のコールサインが入ります」私はJA5局に謝意を述べて、再度、ターミナルモードでの交信をお願いしました。言われた通りの手順でターミナルモードに移り、JA5局のコールサインを呼びましたが、相変わらず、無音状態だったのでレピーターに戻って「それでも駄目ですね!」と伝えると、JA5局も訝しげながら、「もう一度、やってみましょうか!」と仰って来たのでした。
私も了解してターミナルモードで再度JA5局を呼んだところ「遂に成功です!良かったですね!」と言う声が返って来たのでした。そこで、私は、更にJA5局に質問をぶつけました。「ターミナルモード同士と言う事は、レピーターを介さないWi-Fi同士の接続と言うことで、レピーターに負担が無いと言う理解で宜しいでしょうか?」すると、JA5局も「そう理解しています。長くなる場合にはターミナルモードに誘導する様にもしていますね」との話でした。つまり、これまでにも数局とターミナルモードを試したいとリクエストされながら、何も操作して無かったので「駄目ですね」の繰り返しになったのは、完全な私の「過誤・誤認・無知」だった訳でした。
実は、去年の年末に購入したIC-705でしたが、昔取った杵柄ではありませんが、折角あるマニュアルもおざなりで、完全なフィーリングで、2月1日に再開局して以来、7ヶ月もの間、好き勝手に操作しておりましたが、これはマニュアル回帰の良いキッカケにもなる出来事でしたね。初心に戻ってD-STARも含めてマニュアルの精読に努めたいと思った出来事でした。
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2022/09/01 17:14:09