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2024年01月31日

5車5様のターボ車

5車5様のターボ車 現在私が所有しているクルマは実家に長期貸し出し中のE350 BlueTecも併せると5台になりますが、図らずも全車ターボの純ICE車という構成です。ハイブリッドやEV全盛の時代に於いて、かなり偏った車種構成と言えます。で、5台ともターボなんですが、それぞれまったくキャラクターが異なり、一口に「ターボ車」と言っても全然違うことに驚かされます。今日はこの辺について少し掘り下げてみようと思います♪

G63AMG・・4.0LV8ツインターボ

エンジン型式 177
最高出力 585ps(430kW)/6000rpm
最大トルク 86.7kg・m(850N・m)/2500~3500rpm
種類 V型8気筒DOHCツインターボ
総排気量 3982cc
内径×行程 83.0mm×92.0mm
圧縮比 8.6
過給機 ツインターボ
燃料供給装置 電子制御式燃料噴射
燃料タンク容量 100リットル
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン


所有している車両の中で一番排気量が大きいのがコチラになります。いわゆるロングストロークのツインターボで、パワーはなんと585㎰もあります。日常使いではほとんどターボを意識することはありませんが、高速の加速時などにターボブーストがかかると2.5トンのボディを強力に推進します。どの回転域からも怒涛のパワーが出る様は驚異的で、畏怖の念さえ抱きます。前車のレンジローバーSVも似たようなスペックでしたが、音はG63の方がデロデロしていますw。トルクも鬼のようにあるので、よく400dのディーゼルエンジンの方が街乗りでは速いという声も聞きますが、絶対G63の方が速いです。このような古典的な大排気量ターボももはや絶滅危惧種ですね。

992カレラT・・3.0L水平対向6気筒ターボ

エンジン型式 ----
最高出力 385ps(283kW)/6500rpm
最大トルク 45.9kg・m(450N・m)/1950~5000rpm
種類 水平対向6気筒24バルブICツインターボ
総排気量 2981cc
内径×行程 91.0mm×76.4mm
圧縮比 10.2
過給機 IC付きツインターボ
燃料供給装置 ダイレクト・フューエル・インジェクション(DFI)
燃料タンク容量 64リットル
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン


次に排気量が大きいのがカレラT。このターボエンジンは過去のブログでも再三述べていますが、とにかく「ターボを感じさせないターボ」です。具体的には低回転からしっかりトルクが出ていて、ブーストがどこでかかったかもよく分かりません。加えて、ターボエンジンが苦手な高回転領域でも淀みなく回ります。超ショートストロークなので、レスポンスもめちゃくちゃ良いです。私のカレラTはまだナラシ中なので高回転まで回せていませんが、過去の試乗などではぶん回してみたこともあり、リミットの7500回転まで綺麗に回ります。また、回転フィールの良さもフラット6ならでは。991.2以降のカレラ系はすべてターボエンジンですが、個人的には純ICE水平対向ターボエンジンの集大成と思っています。MC後はハイブリッドに移行するようなので、このタイミングでICEに乗れたのは本当に良かったです。

E350 BlueTec・・3LV6ディーゼルターボ

エンジン型式 642
最高出力 252ps(185kW)/3600rpm
最大トルク 63.2kg・m(620N・m)/1600~2400rpm
種類 V型6気筒DOHCターボ (ディーゼル)
総排気量 2986cc
内径×行程 83.0mm×92.0mm
圧縮比 15.5
過給機 ターボ
燃料供給装置 電子制御燃料直接噴射(コモンレール)
燃料タンク容量 80リットル
使用燃料 軽油


現行のメルセデスはほぼ全車種4気筒ターボに移行していますが、これはその前の世代のV6版。やはり排気量があるのと、ディーゼルターボなので低速域からのトルクの立ち上がりがエグいです。このエンジンも今となっては世界遺産的な感じがします。やっぱりメルセデスの6気筒エンジンは良いですよ!!BMWのシルキー6とはまた違った良さがあります。ディーゼルの性質上、高回転まで回して気持ち良いタイプのエンジンではありませんが、それでも振動とかもかなり抑えられていて上質感があります。アイドリング時、外で聞いているとやっぱりガソリン車とは違ってガラガラ音がしますが、遮音性が高いので、車内では一切気になりません。親には死ぬまで乗るように、と伝えていますw。

A4オールロードクワトロ・・2L4気筒直噴ターボ

エンジン型式 DMT
最高出力 265ps(195kW)/5250~6500rpm
最大トルク 37.7kg・m(370N・m)/1600~4500rpm
種類 直列4気筒DOHC16バルブICターボ+モーター
総排気量 1984cc
内径×行程 82.5mm×92.8mm
圧縮比 9.6
過給機 IC付きターボ
燃料供給装置 電子式
燃料タンク容量 58リットル
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン


妻のクルマ。乗ってみると、意外にも軽快感があって、以前乗っていたスポーティなゴルフRよりもむしろアジリティ方向に振ったクルマです。エンジンはターボエンジンですが、結構軽快に回ります。パワーもそれなりに出ていて、馬力だけを見ればE350よりもあります。中間加速も普通に速いですし、まあ一般的にはコレ以上速い必要性もあまりないですね。同じAudiでもRS系とは明確にエンジンの出力特性が違っていて、暴力的な速さはありませんが、文字通り過不足無い感じです。奥様のアシ車としてはかなり良いレベルの仕上がりかと思います。現在オールロードはカタログ落ちしているようで、現行は作られていた期間も短いので今後は希少になるかもしれません?!

アバルト695 esse esse・・1.4L4気筒ターボ

エンジン型式 312A3
最高出力 180ps(132kW)/5500rpm
最大トルク 23.5kg・m(230N・m)/2000rpm
種類 直列4気筒DOHC16バルブICターボ
総排気量 1368cc
内径×行程 72.0mm×84.0mm
圧縮比 9.0
過給機 IC付きターボ
燃料供給装置 マルチポイント式電子制御燃料噴射
燃料タンク容量 35リットル
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン


笑っちゃうくらい速いです。0-100km/hの数値以上に速く感じる不思議w。でもって、超古典的なドッカンターボです。出足は結構マイルドですが、ブーストがかかりだすとトルクステアが出るほどの加速っぷり。ベースモデルの165㎰でも十分速いと思いますが、このコンパクトなボディに180㎰は明らかにオーバースペックです。でも、それが独特なじゃじゃ馬感に繋がっていてとにかく愉しいんですよね~。最近はターボラグを減らす方向で各社エンジン開発をしていますが、敢えてドッカンターボという乗り味がむしろ新鮮に感じますw。スロコンやサブコン、フルコンを入れれば出足のモッサリ感は低減できそうですが・・敢えてしばらくこの旧き良きドッカンターボを愉しみたいと思います^^。

いかがでしたでしょうか、5車5様のターボエンジン!純ICE終焉期の今だからこそ、敢えて楽しみ尽くしたいと思います♪
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Posted at 2024/01/31 14:21:33

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この記事へのコメント

2024年1月31日 16:23
こんにちは。
国産車にもターボ付きのクルマが普及してきた90年代あたりは、どのクルマもサイドやリアに「TURBO」とデカデカと表示してありました。
そのわりにはどこがターボなのか実感できないようなクルマもあって…
いつの間にか、ターボを誇らしげに表示するクルマは見られなくなり、社名にターボを名乗るのはポルシェくらいになって、昔に戻った感じですね。
ポルシェのターボは何故か「turbo」と小文字で、EVのタイカンにまでターボがあるのは面白いです。
昔も今も最上級機種を象徴する言葉なのでしょうね。

アバルトは先日隣に停まっていて、しげしげと見入ってしまいました。
おっと、いけない(笑)
コメントへの返答
2024年1月31日 22:11
こんばんは♪

おっしゃる通りで、かつてturboは「高性能車」の代名詞でした。それがいつしかダウンサイジング、つまりは効率化の代名詞となり現在に至っています。未だにフラッグシップとしてturboを大事にしているのはポルシェくらいです…

アバルト、良いですよ!古き良き時代のオールドスクールスポーツカーです。内燃機関が完全に絶滅してしまう前におひとついかが?🤭
2024年1月31日 18:20
ターボ
一般的な車に搭載されるようになってもう40年位経つから
今更特別な装置では無いんだけど
付けるエンジンの
排気量、気頭数、燃料の種類に
よって様々な使い道が出来たよねぇ。
下からトルク出すのか?
上でパワー出すのか?
ターボが出てきた事によって
燃調の制御とかも進化したから
これだけ様々な用途が拓けたんだと思うよ。
コメントへの返答
2024年1月31日 22:14
いつもコメントありがとうございます😊

turboの歴史は近年の内燃機関の歴史でもあります。turboと一口に言っても、多種多様で、それぞれ個性があり非常に興味深いです

これだけ歴史のある内燃機関が、時代の流れとともに終焉を迎えつつあるのは寂しい限り。もう少しだけ、私は時代の流れに抗いたいと思います😌
2024年1月31日 21:41
こんにちは♪
ターボと言えば高性能車ってイメージでしたが、ダウンサイズのターボはつまらないなぁと。インプやランエボの様なドカンと来るターボ大好きでしたし、第二世代GTRの様な、ちょっとブーストアップするだけで圧倒的なパワーが得られる車大好物でした。だからアバルトは懐かしくて好きです。
コメントへの返答
2024年1月31日 22:16
こんばんは♪

おっしゃる通り、かつては高性能車の代名詞、今は効率化の代名詞となっています

アバルトは設計が旧いので、昔ながらのドッカンターボが今となっては逆に新鮮に感じます☺️

パーツが供給される限り、末永く愉しみたいですね♪
2024年2月3日 10:19
5台ともターボですか!!確かに、ターボはその構成の組み方でキャラクターはかなり変わりますよね。。。我が家はもう少し車が古いので、全車NAのICEとなってます(・_・;
コメントへの返答
2024年2月3日 12:57
自分でも偏ってるな~、とは思いますw。

でも、NAが恋しくなくなるくらい、昨今のターボ車は良く出来ていますよ♪


プロフィール

「12Rの詳細発表になりましたね!761万円、フジツボマフラーが38.5万円、その他競技用装備以外を全部載せすると、840万円ほど。さらにディーラーオプション入れると、何だかんだで乗り出し900万円くらいになりますね!ロードスターはおろか、MAZDA車として過去最高額ですね🤓」
何シテル?   10/04 13:54
Ohne Porsche kann ich nicht leben. 趣味車:991GT3TP(2018年式 左MT) アシ車:GR86“リッジグリーン...
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