Monotaro 国産車用ラジエターリーク+キャップテスター:AMR1119-KPA
冷却水がジワジワ減っているのだが、漏水個所を特定できずに半年経ってしまった。走行しなければ減らないので、圧力がかかった状態でないと漏れないようだ。
エンジンを掛けた状態でチェックしていると近所迷惑なので、エンジンを掛けずに冷却系統へ圧力を加える道具を購入した。
モノタロウブランドなので、どこかの会社のパクリかOEMかもしれない。
専用のケースに、圧力ポンプ(x1)・リークテスト用アダプター(x3種)・キャップテストアダプター(x2種)・水温計(x1)・説明書(x1)が入っている。
この手のケースにしては珍しく蝶番が付いていてしっかりと180°開く。
リークテストアダプターは大中小の3種類ある。自分の車には「大」が適合するようだ。
※モノタロウのHPのサイズ記載はとてもわかりにくくて適合するかどうか不安だった。
キャップテストアダプターは筒型で2種類あり。太い側は2つとも「大」のキャップに適合。青の細い側は「小」、黒の細い側は「中」に適合する。
まず、使用中のラジエターキャップの開弁圧を測ってみる。
車からラジエターキャップを外してキャップテストアダプターにはめる。
※「大」のキャップの場合キャップテストアダプターはどちらでもよい。
反対側にはリークテストアダプターのうち適合するものを嵌める。
リークテストアダプターに圧力ポンプを接続して何回かポンピングすると、圧力ポンプのゲージがある値から上がらなくなる。その時のゲージ値が実際の開弁圧となる。今回は70kPaだった。公称が88kPaなので20%ほど低い。
次に冷却系統に圧を加えて、冷却水が漏れ出るかを確認する。
ラジエターからキャップを外して、適合するリークテストアダプターを取り付ける。(あふれそうな場合には少しスポイトで抜いておく)
圧力ポンプを接続する。希望する試験圧力までポンピングする。(各車のラジエターキャップ開弁圧を大きく上回る圧力にしてはいけない)
今回は100kPaとした。この状態で放置する。(圧を加えた後にリークテストアダプター部分が傾くと冷却水が噴き出るので、力が掛からないように注意)
30分もするとゲージの針は70kPaまで下がってきた。どこかから漏れていることはわかったので、この状態で、漏水個所を探す。
エアクリーナーケースを外すと、インマニの窪みに薄茶の液体が溜まっている。その上にアッパーホースがあり、その端部からジワジワ透明な液体が染み出ているのが分かった。
今使っているLLC、ワコーズのヒートブロックプラスは色が薄いので漏れているのが非常にわかりにくい。またこれに変えてからホースの切断面の繊維層から染み出ることが多くなった。(これで4か所目)
念のためオイルも確認し、潤滑系統に冷却水が混入していないかを確認。
更にプラグホールよりモニタリングスコープで燃焼室内に冷却水が漏れていないかも確認。
漏水個所を修理する為、圧力ポンプのホース先端の横向きボタンを押して圧を0まで下げる。(冷却水がじゃぶじゃぶ出てくるので、ウエスなどで包んで押した方が良い)
この状態で漏れた箇所を修理した。
片付けるときには、水洗い後、乾かしてからしまう。しかし圧力ポンプ内に結構冷却水が入り込んでいて、内部まで完全に乾かすのは難しそうだ。
またリークテストアダプターを外すときに蓋の上側とパイプの隙間に指等を挟み易いので注意が必要。(スプリングが強いので結構痛い)
半年間わからなかった漏水箇所が簡単に見つけられました。なかなか良い商品です。
他社の物に比べれば安いが、もう少し安くてもいいかなと思います。
大量に漏れている場合には必要ないと思いますが、少しずつ漏れている場合には非常に有効なツールです。
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専用のケースにはこのようなシールが貼られている。ケースには蝶番が付いていて、しっかりした造り。
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リークテストアダプターは小中大3種類。実測してみた。自分の車には「大」が適合する。
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キャップテストアダプター2種類。青の細側に「小」、黒の細側に「中」、太側はどちらも「大」が嵌る
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キャップテストアダプターに使用中のキャップを、反対側にはリークテストアダプターを嵌める。
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リークテストアダプターに圧力ポンプを繋いで、何回かポンピングする。
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これ以上ゲージが上がらなくなったら、ゲージを読む:70kPa(キャップ開弁圧実測)。
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冷却系統に圧を加えるには、ラジエターキャップを外して、適合するリークテストアダプターを付ける
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圧力ポンプを接続する。試験圧力までポンピングする。
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今回は100kPaで試験することにした。
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30分間放置したところ、ここまで下がった。どこかから漏れていると判る。
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アッパーホースのサーモケース側の端部からジワジワと染み出ている。このLLCは色が薄くてわかりにくい。
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モニタリングスコープで燃焼室内への漏れが無いのを確認。
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冷却系統の圧を抜いてからホース端部の繊維層を液体ガスケットで補強。
購入価格 | 10,791 円 |
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入手ルート | ネットショッピング(その他) ※モノタロウ |
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