オートライトユニット(UNM091)の取付け
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
我が家のインプレッサG4は最下位モデルのため、暗さを検知して自動でライトが点灯するオートライト機能が備わっていません。
近所にトンネル連続区間があって、ライトのオンオフ切替が大変なこともあり、また、高級感を目指して、後付けのオートライトユニットを自分で取り付けてみました。
購入したのは、「コムエンタープライズ社(CEP)」の「インテリジェントオートライト Ver.6.2(UNM091)」。中古パーツ屋さん(ネット販売)で4,000円程度(未使用品)でした。
写真上に写るのが、コントローラ本体。
写真下に写る配線類は、左から
・ON/OFFスイッチ
・光センサー
・4ピンハーネス
・12ピンハーネス
取付説明書によると、我が家のクルマの場合は、4ピンハーネスは取り付け不要でした(念の為にサポート窓口にも確認しました)。
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取付説明書によると、スモールライトとヘッドライトが、それぞれプラスコントロールかマイナスコントロールかで、配線方法が違ってくるとのこと。
我が家のG4は、スモールライト、ヘッドライト共にマイナスコントロール。これは、CEPが公表している車種別配線情報から分かりました。
よって、取付説明書に掲載されている「配線例1」のとおりに配線するのですが、さらにその中で「通常配線」と「純正ライトスイッチ優先配線」の2種類があります。
後者を選ぶと、オートライトオンでヘッドライト点灯時、オフになっている純正ライトスイッチをスモールに切り替えると、ヘッドライトが消えてスモール点灯に切り替わり、信号待ちなどで便利なので、「純正ライトスイッチ優先配線」を選ぶことにしました。
さて、写真ですが、「配線例1」によると、12ピンハーネス白、茶、灰、ピンク配線は不要なので、外しているところです。
先の尖ったものでピンを押しながら配線を抜き取ります。
これで、12ピンが8ピンになりました。
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紫線と紫/白線(紫に白い線が入っている線)は、黒線に繋ぎます。
黒線の皮膜の途中2カ所を電工ペンチで1cmほど剥き、紫線と紫/白線をそれぞれ巻き付けてからはんだ付けした後、熱収縮チューブで絶縁しました。
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コントローラ本体の小窓を開けると、DIPスイッチが確認できます。
スモールライト極性がプラスの場合は、3番をOFFにするそうですが、我が家のG4はマイナスの極性なので、3番がONになっている(工場出荷時はON)ことを確認して、小窓を閉めました。
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ステアリングコラムカバーを外して、中にある配線にアクセスする必要があります。
ハンドルを少し曲げると、写真の位置にネジがありました。プラスドライバーで外します。反対側の同じ位置にもネジがあるので同様に外します。
ちなみに、ハンドルは、エンジンをかけないと重くて回せません。
これで、カバーはフリーになりました。
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手でカバーを掴んで下方向に下げると、パカッと外れます(上の写真)。
配線が見えました(下の写真)。赤丸
がこれから施工する箇所です。スポンジが巻かれていたので、手でむしり取ります。
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スポンジが綺麗に除去出来ました。
配線に残ったベタつきは、シールはがしスプレーを染み込ませたボロ布で拭き取りました。
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万が一のショートを防ぐため、バッテリーのマイナス端子を外してから配線作業開始。
取付説明書に従って進めます。
(上の写真)
黒/青(黒に青のライン)の線(スモールライト線)をカット。念の為、バッテリーを外す前にテスターで確認したら、間違いなくマイナスコントロール線でした。
(真ん中の写真)
カットした黒/青線の、車両に近い方にオスギボシ、カプラーに近い方にメスギボシを付けました。
(下の写真)
黒/青線のオスギボシにハーネスの緑線、メスギボシにハーネスの黄色線を接続。
ハーネスの緑/白(緑に白のライン)の線は、車両の青/黒(青に黒のライン)の線(ヘッドライト線)に、配線コネクターで接続。
これで、コラム内の配線作業終了。
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(上の写真)
布製の絶縁テープを巻いて、配線をまとめました。
(下の写真)
異音防止のため、絶縁テープの上にエプトシーラーを巻きました。
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ON/OFFスイッチは、ハンドル下のアンダーカバーの、上の写真の赤四角の位置に、穴を空けて取り付けることにしました。
下の写真は、パネルの裏側の様子です。
これなら、穴を空けられそうです
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インパクトドライバーに14mm径のドリルビットを装着し、位置決めを慎重に行ってから、穴を空けます。
ウィ〜ン!
数秒で貫通します。
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見事貫通(上の写真)
バリは、カッターナイフで削り取りました(下の写真)。
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オートライトのシールをパソコンで自作しました。
他の後付け装置も続々と取り付ける予定なので、それらのシールもまとめて作ってあります。
インクジェットプリンターで印刷。
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(上の写真)
空けた穴に、ON/OFFスイッチをパチンとはめ込みました。
少しきつかったので、リーマーで1mm程度穴を広げたら入りました。
(下の写真)
自作シールを貼りました。
パネルの加工完成です。
続いて、光センサーの取り付け作業に移ります。
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光センサーは、写真の位置に取り付けることにしました。
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Aピラーカバーとツイーターカバーを、隙間に内張り剥がしを入れて外してみると、運転席足元まで光センサーのコードを垂らせそうな穴を見つけられたので、コードを取り付けたエーモン配線通しを穴から下に向かって差し入れます。
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運転席下から上を覗き込むようなアングルで写した写真。
上から配線通しの先が出てきました。
このまま引っ張ると、配線通しに取り付けられた光センサーのコードがスルスルと出てきました。
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光センサーを付属の両面テープでダッシュボードに貼り付けて、カバーを元に戻せば、光センサーの設置完了。
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コラムから伸びる配線。
余った配線は結束バンドでまとめました。
青丸のカプラーはコントローラ本体に接続。
赤丸の配線の3本は、それぞれハンドル下にあるのれん分けハーネスの、GND、常時電源、ACC電源に繋ぎます。
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上の写真の赤四角の箇所にスペースがあったので、そこに両面テープでコントローラ本体を設置し、そこに先程のカプラーを接続。
のれん分けハーネスにも各配線を接続。
余って束ねた配線は、異音防止も兼ねてエプトシーラーで巻いてから、結束バンドで固定し、配線を取り回しました。
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完成写真。
光センサーも、ON/OFFスイッチも、いい感じでグレードアップした感を醸し出しています。
DIYにしてはよくできましたと、自画自賛。
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