トヨタ(純正) フロントスタビライザーブッシュ  

プリウス20にトヨタ純正部品　スタビライザーブッシュ（48815-12340）を交換しました。交換時は16万キロ程の走行距離です。

ブッシュが経年劣化して、車体がゆらゆらとローリング方向に揺れる現象が出てきました。
車両は補強パーツを数点装着している為、ボディ剛性が上がっております。
車体自体は直進性が良くハンドルの修正舵角も少なめでしたが、ゆらゆら現象が収まらないです。この為に乗り心地悪化してきたので時間を作り交換作業しました。

みんカラの作業事例を見ると苦労されて交換作業となっておりますね。
隙間が無くて交換作業しにくいとの事です。
プリウス30なら楽に交換作業ですがプリウス20は隙間が少なめです。

この事例を踏まえビビりながら安全に配慮して作業してみました。

結果は交換作業してみて、作業環境を整えて、適切な工具を使用すれば、簡単取り替え作業でした。
ものの数分で交換作業できました。とっても簡単作業でした。

使用した工具は車両保持の為にリジットラック（ウマ）とラチェット機能付きスパナ（ホームセンターで手に入る安価な物）とケミカル油脂です。ソケットレンチは確かに入らないところがあるので、ラチェット機能付きスパナ使用です。
（固着したボルトを外す為にコリウムZ127を使用しています。今のところ焼き付いたエキゾーストのボルトでも浸透するので重宝しております。https://www.omegaoil.jp/omegaoil/02-07.html　）

注意するのは、フロントタイヤを左右とも外し、スタビライザーをフリーにする事。
リジットラックを使用して、安全に作業できる環境の確保が必要です。

交換後はゆらゆら現象は収まり、直進性も良くなりより快適となりました。
今回はスタットレスタイヤから夏タイヤへの交換作業のついでに行いました。

蛇足ですが、昔々のハイドロニューマチックの車両でも、ローリング方向の収束はスタビライザーのみでしたので、枯れた基幹技術で効果的な方法なのは変わらずなんですね。