DUNLOP ENASAVE EC204  

【再レビュー】(2024/07/17)

３か月使用した感想

エクストラロード規格のタイヤなので指定空気圧（17インチ・18インチ共にF:250kPa、R:240kPa）よりも高く充填することが推奨されていますが、いろいろと試した結果F:260kPa、R:250kPaが自分的には今のところ一番しっくりくるセッティングです。重めのステアフィールと路面からの入力を程良くいなす感じが安心感と心地良さに繋がっています（EC204×VM4×個人的趣向の結果）。指定空気圧からたった+10kPaですが、負荷能力も余裕があるようで問題は無さそう（純正215/50R17 91Vから225/45R18 95Wへのインチアップ）。

これまで最大でF:280kPa、R:270kPaまで充填してみましたが、ステアは軽快になり燃費も伸びますが直進性の悪化とショックアブソーバーに寿命が来たかと思うほど乗り心地が悪くなりました。硬いだけでなく衝撃の吸収がサスペンションや車体とマッチしない印象。当たり前だと言われればその通りなのですが。

またウェット路面での走行について、ウェット性能のラベリングが「c」なので気になっている方もいらっしゃると思いますが、法規に則った常識的な運転ならほとんど問題はありません。しかし片輪が深めの水溜まりに進入してしまったときのハンドルの取られ具合が恐怖を覚えるくらいで、これまで使っていたタイヤにはない緊張感がありました。ランド比が高い（＝トレッド溝が細い）故、排水性に難があるのでしょうか。

5,000km近く走行しましたが、摩耗の状態は良好。山道ワインディングに入るとついつい熱くなってしまう性分ですが、そんな乗り方でもトレッド面は穏やかな表情をしています。