
昔から見たかったのだけど、見る機会にめぐまれなかった映画をやっと見ることができた。タイトルは「狂い咲きサンダーロード」。石井聰亙(現・石井岳龍)が、日大映画学科在籍時(当時22歳)の1980年に発表した映画だ。
2025年8月22日より、公開45周年を記念してオリジナルネガ・リマスター版が全国の映画館で順次上映されており、私は京都に見に行ったのだ。90席ある劇場はなんと満席。シニアが多いけど、若い人もチラホラいる。またこういうイベントでは普段は見ることがない、不良っぽい出で立ちをしたシニアが何人かいる。この人たちはいつもは何してるのか気になるなぁ。
この映画は安っぽいし、うさん臭いし、なんだか変なとこもいっぱいある。でも、全編通して、ともかく若いエネルギーにあふれていて、観ているとそんなことはどうでもよくなってくる。主人公は、長いものに巻かれることに抗い、「なめられてたまるか」が最後まで貫かれる。そして、最後にバイクに乗った主人公が見せる笑顔がとてもよい。泣けてくる。エンディングに流れる「全国の爆走少年たちへ」のメッセージに自分を重ねた人も多かっただろう。
映画が終わると、なんと監督の舞台挨拶があった。全然知らなかったので、びっくりした。監督に質問した人が「この映画を観て大学を辞める決心がついた」と言っていたのが印象的だった。
マニアックではあるけど、とてもいい映画なので、気になった人はぜひ劇場に足を運んでください(^^)
9月は見たい映画が2本ほど公開されるので、とても楽しみにしている。ひとつめは「レッド・ツェッペリン:ビカミング」。バンド誕生の軌跡を追うドキュメンタリー映画だ。
もうひとつは「ザ・フー キッズ・アー・オールライト」。こちらもバンドのドキュメンタリー映画だ。サントラは1979年に発売されているのに、日本語字幕の入った映画は今回が初上映になる。
うーん、楽しみすぎる。。
Posted at 2025/08/31 12:33:14 | |
トラックバック(0) |
日々雑感 | 日記