あまり興味が無かった今年のカー・オブ・ザ・イヤーですが(爆)、結果が発表されましたね。自分の予想とは違ってHONDAのフリードが受賞しました。
エントリーした車種の中では意外とEVの比率が少なかったですが、もっと得点するかと思ったVolvoのEX30やBYDのSEALの得点は少なくて下位に沈みましたね。EVの最上位がヒョンデのIONIQ 5 Nだったのは意外でした。
スズキのフロンクスが4位と検討した事やフリードが1位になった事からも、普段使いで良い車をジャーナリストが評価した傾向があるようですね。いつもは自分では購入しない高級輸入車ばかり雑誌やネットで褒めまくっていましたが「自分が購入出来る車で良い出来の車」を評価した感じで、これは好感が持てます。そう考えるとVolvoのEX30はそこそこ手頃で普段使いには良い車の印象がありましたが、EVで最下位なのは不思議ですね。
MINIクーパーの3位は順当かもしれませんが、10点の得票数が少ない分差を開けられたようですね。
今年のエントリー車を見ると、EVにしろ内燃機関の車にしろ新機軸や新技術を導入したり、目新しさを謳った機種は少ない感じですね。それよりは数値に現れにくい乗り心地などをブラッシュアップした機種が高得点をしている感じです。
そういう意味では「小さな高級車」を狙ったレクサスLBXやEVでもスポーツ走行を狙ったヒョンデのIONIQ 5 Nが上位に来なかったのも納得です。
カー・オブ・ザ・イヤーはメーカーの思惑など色々政治的な面が現れる年もあり、最新技術のてんこ盛りで受賞しても売れ行きには直結しない例(HONDAに多いですね)があったり「おや、なんでこんな車が受賞?」という年もありましたが、今年は内燃機関は新技術が無く?EVも特に進歩を認めなかった感があるので、上位に選ばれた車は実際に購入し運転する目線で選ばれた印象があって良いですね。フリードはかなり販売状況が良いようですしCX-80も先行したCX-60の不評を払拭する出来のようですね。
話題作りも大切ですが、後で振り返って「ああ、今年はこんな年だったか」と分かるような車種を選ぶのがカー・オブ・ザ・イヤーの本領だと思うので、今年の結果はそこそこ順当ではないでしょうか。後になって考えると、「ああ、あの年は内燃機関の車が最後の抵抗をした年だったなぁ」と言われる受賞車かもしれませんね。
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くるま | 日記
Posted at
2024/12/10 00:02:14