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「ただいま!」 イージス護衛艦みょうこうが直江津港に入港 7月13日まで一般公開|上越タウンジャーナル
海上自衛隊の護衛艦「みょうこう」が2015年7月11日午前、直江津港に入港した。この日は入港を祝うセレモニーと艦内を見学できる一般公開が行われた。一般公開では開始時間を前に市民らが長い列を作った。7月12日は一般公開と陸上自衛隊東部方面音楽隊によるパレード演奏、7月13日は一般公開と同隊による出港演奏が行われる予定。
「みょうこう」は妙高市10周年記念事業の一環として入港した。同市の象徴である妙高山が艦名となっている。対空戦闘システムほか多目的追跡・照準システムを搭載しているイージス艦で、直江津港に入港したのは1998年、2002年に続いて今回が3回目。
入港歓迎式で入村明妙高市長は「世界の洋上で妙高を世界に向けて発信していただき感謝している。妙高の空気、人柄、水、風土などに触れていただき、今後も国や地域のために活躍されるよう応援させていただきたい」と歓迎の言葉を述べた。(以下略)
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今回、撮影した写真のサイズ(容量)縮小と顔へのぼかし処理など、編集に手間取っていたら三週間も経ってしまいました(;´Д`) 今さら感が漂いますが、自分にとって記念なのでうpしときますね。
護衛艦「みょうこう」がその名の由来となった妙高山のある妙高市…には港がないので、隣の上越市の直江津港に寄港したのは、今回なんと、13年ぶりだったそうですw 自身にとっては初のイージス艦を生で拝めるとあって、公開三日間とも現地に足を運びましたw 今回写真多めです
☆おさらい☆
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イージス艦とは
現在、日本は米国に次いで、二番目に多い6隻を保有。内訳は「こんごう」型4隻、「あたご」型2隻、いずれも艦種はミサイル護衛艦(DDG)。今回見学したDDG175「みょうこう」は「こんごう」型の3番艦、艦齢は既に19歳…。もらった資料によると、あのリムパック演習にも参加したことがあるらしいですね。しかし時が経つのは早いもので、実は「こんごう」型搭載のイージスシステムは実はもう「旧式」のものになっていたりします(ここでは詳細は割愛しますが)。イージス艦が導入されたのもつい最近のような気がしていましたが、そろそろ代替艦の計画をすべき時期にきております。ちなみに、この「こんごう」型は既に弾道ミサイル防衛(BMD)能力を建造後の改修にて獲得しておりますが、「あたご」型2隻は現在まだBMD艦化改修中です。本年度(平成27年度)予算で承認された次級のイージス艦27DDGは、建造当初から最新バージョンのBMD能力を備える予定です。
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さてさて。
新潟地本のHPを時々チェックしていたので、来ると分かったその日から見に行くと決め、ずいぶん前から計画していました今回の旅。…近場だし旅ではないか。12日に某友人と一緒に見に行く予定だったのですが、初日(11日)も我慢できず現地に行きましたw とりあえず「翌日の時間スケジュールを立てるために、人出や駐車場の様子を観察する」という口実でw この日は外からだけ。

好天に恵まれた初日。凄い人出でした。この列の長さ。後で聞いた話だと、この初日は長い人で2時間半待ちだったとか…ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ

いっぱい停まってますね~。本当に予想以上の人出でした。ちなみに駐車場内の誘導をしていたのは妙高市役所の人でした。妙高市主催ですもんね。
この日は中には入らず。一旦は帰宅するものの、ツイッターにて「ナカノヒトに聞いたら夜に
電灯艦飾するらしいよ」という情報をキャッチ。というわけで、日没後に再出撃。

日没後しばらくしてから撮影。初めて見る電灯艦飾。( ´∀`)キレイダナー
この電灯艦飾というものは、上のリンク記事の通り、通常は本当に特別な日にしかやらないそうなのですが、今回の寄港では特例というか特別に申請して行っていたそうです。

日が完全に落ちて、ちょっとした高台からアングルを変えて撮影。スマホのカメラだとズームは使い物になりませんな(´・ω・`)

さあ気を取り直して、翌日12日。長野県民の某A氏(仮名)とともに、今日こそは内部を見学です。この日も好天。

初めて生で見るイージス艦。

でけー!
二年前に新潟西港で初めて護衛艦を見ましたが、あれより確実に遥かに大きいです。実際、最新のDDHを除けば護衛艦では最大クラスですもんね。
昼過ぎで、ちょうど午前と午後の公開時間の間、区切りの時間ということもあり、駐車場は奥の方まで入れ、人の列も短かったです。…時間外なのに列があったってことは、見学は結局一日中ぶっ通しでやってたんでしょうか?w

船首の日の丸。小さい。

近づく「みょうこう」さん。写真で見るより艦橋構造物が高いですね~。

イージスシステムの要、SPY-1レーダー周辺。近づいてよく見ると、表面が完全な真っ平らじゃないですね。なんかくぼみだらけのような、骨組みが見えるというかw

こちらの青くて馬鹿デカい旗は何かと思ったら、護衛艦「みょうこう」の旗、なんだそうです。この日はいい感じに風が吹いてなびいていました。
で、列は進み。手荷物検査のテント直前に来たところで、この日のお目当ての一つであった、陸自東部方面音楽隊によるパレード演奏が間もなく始まる、とのアナウンスが!艦内に入ってしまったら演奏が見られない…。ここで、せっかく並んでいた列を抜け出し、パレードを見るために場所を移動。A氏すまぬw

キマシタワー

上から下まで真っ白な制服。

思ったより人数少ないw 演奏も15分くらいで終わってしまいましたw 曲も知ってる奴は一曲だけでした…。でも高田駐屯地や新発田駐屯地などの音楽隊と比べたらずっと上手いっす。当たり前か。
で、あっという間に終わってしまった演奏の後、再び炎天下の中を列に並び直すことに。ホントにA氏すまぬw 列は今度はずっと長く伸びておりました…。
というわけで、列は再び船の遥か手前へ。
待っている間、

佐渡汽船の直江津⇔小木航路に今年4月から就役したばかりの新造高速カーフェリー「
あかね」がすぐ近くを通っていきました。双胴船です。カッコいいね。
(参考)ちなみに、直江津(本土)⇔小木(佐渡)間と両津(佐渡)⇔新潟(本土)間の航路は、国道350号の海上区間となっております。

※佐渡汽船 (トリップアドバイザー提供)
この並び直して長時間列に並んでいる間は、隊員さんが艦の解説をしながら質問に答えてくれたり、また別の人がドデカい霧吹きのようなもので子供たちを涼ませながら回っていたり、各種ラッパ隊の演奏もあったりなど、時間つぶしメニューを色々ご用意していただいておりましたw なんというか、皆さん広報慣れしている感じでしたね。ノリもなんだかちょっと関西系w 定係港が舞鶴ですもんね。
で。ようやく。並び直してようやく。

ここまで戻ってきました。この先のテントで手荷物検査となります。ちなみに、この時点で半袖ポロシャツとハーパン下の靴のあたりに、くっきり境界が分かるほど日焼けしてましたw

ついに乗船。いや乗艦!

前日(公開初日)の予想以上の混雑ぶりを受けてでしょうか、この日12日は、艦橋まで登れるコースと甲板のみ見学のコースに分かれておりました。甲板だけ見れればいいという人はすいすい横を流れていきますが、私は当然こんなチャンスを逃すわけもなく、艦橋を目指します。

忘れてはならぬ、これ。浮き輪。

ここから艦橋構造物内部へ突入でございます。A氏のウーロン茶が邪魔しておりますw

この「みょうこうグッズ」とやら、結局誰にも聞けずじまいでした…。何がもらえたんだろう?(´・ω・`)

中に入ってすぐの部屋。ここらへんから冷房が効き始めて快適になるw それにしてもこのスペースは一体なんのための“間”なんでしょう?

その“間”に貼ってあった写真。日本の弾道ミサイル防衛(BMD)を担う、「こんごう」型ミサイル護衛艦4隻が一堂にそろい踏みした一枚です。他にも、この部屋では多くのバッジのようなものも展示されておりました。撮影は失念。
そこから、狭くて急な階段を、4階層くらい?上がってようやくたどり着きました…、

艦橋です!

あんまり広くないですね(ぇ。そういえば天井チェックを忘れてた(;;´Д`)ゞミサイル艇の時はラッパがあったんだけどなぁ…。

窓から見下ろしてみます。

結構高い。

これは…ダメコンか何かでしょうか?

デジタル化もされてはいますが、一応アナログな海図も置いてありました。

先任伍長さんは残念ながら不在…って、いたら何かしてくれたんでしょうか。分かりませんが。

艦長室入り口には歴代艦長さん一覧が。そして

こちらが艦長室になります。ちょっと覗いてみました。デスクの上のタンブラー?が何気にネイビーw
そして今度は甲板に出ます。出てすぐに

イージス艦の肝、SPY-1レーダーの説明。右下のQRコードはウィキペディアに飛ばされましたw
さらに見上げると…

そこに鎮座するのはCIWSたん!
日本語で言うと、近接防御火器。艦の前後に1基ずつ配置されています。ミサイルによる対空迎撃が失敗した時の、防御の最後の砦となる武器です。でも、性能的には気休め程度だろうなぁ…。射程短いから迎撃時間短いし、すぐ弾切れしそうだし。飽和攻撃されたらとても追いつかなそうだけどどうなんだろう(´・ω・`)
ちなみに、何時間かに一度、模擬展示というか、ちょろっと空回しで動かしてくれてました。

説明文

主砲と艦橋をドーンと。そういや、さすがに
CICまでは見せてくれませんでしたね。当たり前かw

主砲はイタリアのオート・メラーラ社製127mm砲。対地・対艦だけでなく一応対空も可能。打ち出される中身は

こんな感じ。よく見たらダイキン工業って書いてありますおw あのエアコンのダイキンですおw 意外なところに防衛関連企業はいるんですねぇ。三菱電機もレーダーとか作ってますし。

こちらは艦の前部に設置されたVLS(ミサイルの垂直発射装置)たん。結構広いというか、大きい。

甲板には傾斜がついてるけど、VLS自体は水平面になってますね。

艦首方向をパシャりと。この時間になると、もう下の人の列は無くなってるのが見えますね。

甲板が前後で繋がってないので、艦橋構造物内を突っ切っていきます。
後ろの甲板に出てまず見えてきましたのはこちら

西側を代表する対艦ミサイル、ハープーンでございます。
ちなみに、大きさや位置関係はこんな感じ。

全体を通して思いましたけど、老若男女問わず、色々な世代の方がいらっしゃいましたね~。

こちらは射撃指揮装置ってやつですね。小さなパラボラっぽいもの。

こちらは後部のVLSたん。

艦尾の自衛艦旗。これを撮らずには帰れませんよねw

後部の甲板はこんな感じで結構広いです。一応ヘリの発着艦スペースになってる模様(ただしヘリ格納庫がないため、ヘリの“運用”はできない。次級の「あたご」型には格納庫アリ)。

なんだかんだとあっという間に、順路が終わってしまいました。A氏がそこまで興味がなさそうでどんどん先へ行ってしまうのでつまらなかった(´・ω・`)

降りました。後部から艦の全景。気付いてみれば、私たちが見学者の最後尾になっていましたw そんなにゆっくり回ってたかな…。

煙突付近。皆さん既に撤収の準備中。

前から、艦の全景。うむ、これが一番よく撮れてるな(`・ω・´)
A氏とはこの後一緒にかっぱ寿司に行って夕飯を食い(長野の店舗より新潟の店舗の方がうまいんだと。ホントかな?w)。夕方、日没間際には再び電灯艦飾を見に戻りました。

日没。
そしてしばらくすると…

点灯!

初日の晩は、通行人(車)が「おっ!」と見つけて車を脇に停めて写真撮影したりなどは多々見受けられたのですが、二日目のこの日の晩は、この情報を後で聞きつけて来たのであろう、立派な一眼を抱えた沢山のカメラマンがおられましたw

うーむ、スマホのカメラでズームはやはり使い物になりませんな(´・ω・`)せめて何倍かでも光学ズームが欲しいところ。やっぱコンデジの方が確実に上ですわな。スマホはデジタルズームしかないので、どうしてもボケてカクカクになってきてしまいます。

アングルを変え、正面から。ゲートが少し開いていたので、そこから撮影。うーん、全然まともに撮れません(´・ω・`)
前日も思ったのですが、ここで写真撮影している間、なぜかタクシーが頻繁に来てたんですよね。誰がこんなところに…と思っていましたが、この日、警備して立ってるナカノヒトと、出入りする私服姿の人とのやりとりで分かりました。市街に買い出しに出ていた隊員さんたちだったんですね。考えてみればそれ以外ないか。その出入りのためにゲートが開けられていたんでしょう。
で、翌13日。お見送りしてきました。

ちょっと遅れて到着したため、すでに「みょうこう」さんは離岸を始めています。

今日もたくさんの人。艦上では乗員の皆さんがこちら側(右舷側)に整列しています。「帽振れ~!」もやってましたが、その瞬間の写真は撮り損ねました(´・ω・`)

お見送りにも、再び東部方面音楽隊の皆さん。昨日は白い服でしたが、今日は陸自っぽい色合いですね。

段々離れていく「みょうこう」さん。

タグボートに前を右に押され、後ろを左に引っ張られ。

徐々に回転。

艦の向きが変わったので、乗員の皆さん今度は左舷側に移って整列です。

さよなら、「みょうこう」さん…。次にまた会えるのはいつの日になるかな。
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3日間で1万1092人が艦内見学 イージス護衛艦みょうこうの直江津港寄港
妙高市10周年記念事業として2015年7月11〜3日に直江津港(上越市)で行われたイージス護衛艦みょうこうの一般公開には、約1万2000人が訪れ、このうち1万1092人が艦内を見学した(妙高市発表)。
3日間とも好天に恵まれ、多くの人で賑い、船の前には長い行列ができ、2時間以上の待ち時間で見学した人もいた。(トップ画はこちらより拝借)
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ほんと、3日間とも好天に恵まれ…というか、日を追うごとに暑くなっていきましたがw でもよかったです。ちなみに、新潟県内の自衛隊イベントで1万人を超えたのは初めてなんだとか。社会的認知度も上がってきているってことでしょうかね。色々と。
いやぁしかし見に行けてよかったよかった。
次は新潟港でいいので「ひゅうが」型か「いずも」で(`・ω・´)オナシャス