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松下幸のブログ一覧

2020年07月18日 イイね!

ENDLESS Ewig プレミアムコンパウンド

ENDLESS Ewig プレミアムコンパウンド
レビューをアップしなきゃな、と思いつつ、気がついたら1年放置しておりました。

あれですね、Twitterとかやってるとこまめに書いちゃうから書いて上げる欲求が薄くなってしまって。
でもちゃんと文章を書くのはやっぱ気持ちよいな、と。

さて、本題に戻ります。

まだ走行1万kmと、純正パッドは減ってませんが、そもそもこの純正パッド、本当に酷い。

何が酷いかって、フィーリング。

踏力に対してリニアに起ち上がらない制動感といい、そんなクソフィーリングなのにダストはたっぷり、いやこれがそれこそサーキットで限界走行やっても全然炭化しないのなら我慢も出来るレベルだけど、実際カングーは商用車、そしてそもそもタイヤもさほどのグリップもなく、そして実際の制動距離も別段フツー、という、このクソフィーリングというデメリットに対し何のメリットもないので、1年我慢してきましたが、もう限界、と。

実際みんカラ見てても欧州車の安物パッドのフィーリング悪さを感じている人は結構多いようで、いくつか候補が出てきます。

そんな中で自分が選んだのはエンドレス



理由と言えば、昔からエンドレスのパッドばっかり使ってるんですよね。
プレリュードの時も、MR-Sの時も。なのであの青いパッドには愛着があるんです。

DSC_0852.jpg

さて、購入して届いたパッドを見てみると・・・

DSC_0854.jpg

・・・こんなに水色っぽかったっけ?もっとこう、濃いブルーだったような記憶が・・・

まぁいいです。しかし今のパッドは泣き防止のシートも付いてるんですね、カッパーグリースも過去の話、か。

そして取付。いや、これがもうみんカラの先人達の偉大なログのおかげです。なにこのピストン、マジで戻りゃしない。MR-Sとかみたいな回転させながら、とかじゃなく逆万力のようなピストン戻しでグイグイと。いや、これがなかったら、絶対無理です。

DSC01199.jpg

DSC01195.jpg

DSC01190.jpg


さて、では運転してみますと・・・

めっちゃ自然。めっちゃいい。あのクソみたいなカックンフィーリングはこれっぽっちもなく・・・というかブレーキブースターとかのせいもあるんだろうなと思ってたけど、完全にダメなのパッドだったんですな、ホントに思った通りの制動をかけられる。

強めにブレーキ踏んでもABSの誤作動や違和感なども無し、スペックを信じる限りは耐熱温度も高いし、前後パッドで35000円ほどだけど、これは納得のコスパ。

ちなみにブレーキダストですが、これも非常に少なくなってホイール清掃の回数も1/10くらいに。これだったら洗いづらいメッシュのホイールでもイイかも、と思えるレベル。

NCロードスターはもうみんなエキマニ交換必須、ってのと同じくらい、カングーもブレーキパッド交換必須、ですわ。ホントオススメです。
Posted at 2020/07/18 16:15:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | カングー | クルマ
2019年03月16日 イイね!

次期家族グルマ選び。

次期家族グルマ選び。

前の次期仕事グルマ選び、のようにその時期になればいろいろ試乗して四の五の書きながら選ぶモノ、なのですが、今回はちょっと様子が違いまして。



※この話は全てフィクションです。実在の店舗・登場人物すべて空想のものになります。



家族グルマのT31エクストレイルは次男坊が産まれたときに、当時の家族グルマであったプジョー307にチャイルドシートの二基がけはキビしかろう、と9年前に乗り換えたものです。

当時話題だったディーゼルではなく、2000ccガソリンの6MTというレアなグレードでしたが、軽いノーズでスイスイ走り、OPの布シートはたっぷりとして乗り心地も良く、広い荷室は本当に活躍してくれました。

走行距離62000kmちょい。正直大きなトラブルもなく、もう1回は車検通そうかと考えていました。

と、以前からNCロドを購入したマツダディーラーに「CX-5になんでMTが無いんじゃあ!」と幾度も言い続けていたところ、そういうマニアが全国にそこそこいたのでしょう、なんとFMCから2年が経過した今、MTが追加されました。

現行エクストレイルにはMTは無し。フォレスターにも無くなったし、となると次に買うとしたらこのCX-5しかないのかな、と思いつつ、ディーラーを訪問、カタログを貰ってきました。買うのは1~2年後かな、と言って。

それから2週間後の2月15日。その担当ディーラーマンから電話。

「松下さん、ちょっとご相談がありまして・・・当社でCX-5を一台、誤発注してしまいまして・・・それがMTなんですが・・・」

なんだそれ?

「それが、最上級グレードの限定車・エクスクルーシブモードというのなのですが・・・」

一番、高価いやつやん!!

自分がもし買うとしたら、ディーゼルであるXDの2WDの6MT、つまり288万円のグレード。
正直、本革シートも4WDも19inchアルミも必要ないので。

このエクスクルーシブモード、ディーゼルの4WDの6MTで388万円してるヤツですわ。

いやいやいやいや、そんな高価いのいきなりポンッと買えませんって。

とりあえず実車を見に行くと、ショールームに置いてあります、チタニウムフラッシュマイカ(ブラウン)のCX-5。

運転席をのぞき込むと、しっかりあります、クラッチペダル。

年配の顔見知りのディーラーマンが近寄ってきて

「いや~松下さん、やらかしちゃいましたわ・・・」

ヤラかしたの、貴方ですかい。


注文の、今全部チェックシートで、ミッション形式とかがウィンドウの端から外れちゃうそうで、しかも今はATもMTも同じ価格・・・ポンポンと入力しちゃうと、確かに見逃してしまうかもなぁ。

「若いのに積車からクルマ降ろさせたら「マニアックのなの買った人いるんですね」って言うんで「?」ってなってクルマのぞいてみたらMTなんですわ・・・30数年やってて初めてですわ、こんなの」

そりゃびっくりだよな。セットオプション設定間違えってのは聞いたことあるけど、ミッション間違えってのは初耳だわ。

そして難題なのは、「CX-5にMTが設定された直後であること」で、新型すぎるゆえに新車販売に影響が出るので正規ディーラーとして中古車として売ることが出来ない、のだ。

なるほど、確かに未登録車が安く手に入る状況なら新車購入するのはためらうわな。

自分の担当ディーラーマンから提示された値引き額が「イヤ、それフツーに中古で並べた方がいいだろ」って額だった理由が、これ。
そう、MTは一部のマニアは非常に強く欲しがるが、あくまで一般店頭で売るにはリスキーな商品である、ということだ。

それもネット情報なんかに乗せようものなら、車台番号からすぐ割り出され、今後の新車割り振りにも影響してくる、と。

「下取りも頑張りますので!」

ぐう、どうするよ。

このエクスクルーシブモードっての、上位機車種であるCX-8の豪華モデルと同等の装備をフルに積んだ事実上のメーカーオプション全部載せ車。もう高級車とかだと偉そうなおっさんが「全部付いたのもってこいw」って言うような、あれ。

4WD、高輝度ダーク塗装19inchアルミホイール、シートメモリーやベンチレーション付き本革シート、360°モニター含め各種安全装備満載、液晶メーターパネル・・・つまりはカタログの装備欄のところに全部○がついているわけだ。

購入を考えてた素のグレードとの差額が100万円。なんぼ頑張ってもこの差までは埋まらない。

帰って嫁さんに相談。実際ほとんど乗るのは嫁さんだし。

まぁどっちにしてももう9年経つし、値段つくときに売って乗り換えた方がいいんじゃない、とのこと。

思ったよりもすんなりクリア。

ここまで最初の電話から2日間。

初動から決定までもちろん最短記録。

あ、もう一度書いておきます、これフィクションですので。実在の人物・店舗(以下略

正直値引き額などはとても書けないし、下取りも大手中古店の倍額近く。かなりお買い得であったことは間違いない。こういうのは巡り合わせとタイミング。そういうもんなんだろうなぁ、と思う。

まぁ自分にピンポイントにトラップをかけてクルマ売りに来た、という可能性もゼロでは無いのだが、そんな大バクチ、もしそうならもう引っかからざるをえない。

2月17日購入決定。

そして2週間後の3月3日納車。

新車なのに事実上希望ナンバーの待ち時間だけ。

さて、CX-5、どんな感じですかねぇ。

追記。

ひとつだけずっと気になっていたのが、担当ディーラーマンがずっと「Exclusive Mode~エクスクルーシブモード~」のことを「エクスクルーシブモッズ」と言ってたこと・・・MODS?TheMODSと勘違いしてるのか?

それをツッコむことが出来ず、今にいたる。


Posted at 2019/03/16 16:27:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | CX-5 | 日記
2019年02月12日 イイね!

Unihertz Atom

Unihertz Atom
Unihertz Atom

クルマオタク以外にもガジェットオタクな自分ですが、その中でもモバイルに関してはやはりPHS~ケータイ~スマホと全ての黎明期を通過してきているので、やはり興味があります。

その中でも近年のスマホの大型化にはちょっと辟易しておりまして、もうちょっとコンパクトなのが欲しいなぁと思っていたところ、クラウドファンディングで超コンパクトタフネススマホというものが。

これは欲しい!絶対面白いやつだ!

クラウドファンディング:キャンプファイヤーで25000円にて予約。3ヶ月待ち、届いた実物は・・・

atom (1) 
良い、非常に良い!とにかく小さい!しかもタフネスらしく無骨!それでいてけっこうサクサク動く。ディスプレイは小さいものの入力もATOKでけっこうサクサク。

atom (2) 
ガジェットオタク心を十二分にくすぐってくれます。

さらには他の人が見ても圧倒的なインパクトと感嘆の声。

いやぁ、これはたまらんですよ。

atom (3)

外装ハードウェア的には極めて満足なUnihertz Atomですが・・・4ヶ月ほど使った辺りで・・・ちょこちょこ気になる部分が・・・

とはいえ、まずこの機種の値段を考えると、すべては許されるべきことである、ということをハッキリ言っておきます。間違いなく、素晴らしい機種です。それはそれとして、やはり自分の使い方にマッチするかどうか、というのはモバイルガジェットとして重要な部分で。

まずカメラ。本体価格的にそれほど優秀な素子を積んでいるわけはありませんが、圧倒的に暗所に弱い。ここは残念ながら、15年前の130万画素ケータイレベル。使えば使うほど、厳しい。デジイチとの併用が良いのかもしれないが、防水な状況下で使うときはやはりこれだけになる。そして素子そのもの以上に、ソフトウェア処理がイマイチ。

今現在のデジイチとスマホの「素子とレンズの差」を埋めているのは間違いなくソフトウェア処理。なるほど、ここら辺にメーカーのノウハウがかなり詰まってて、かなり恩恵を受けていたのだなぁ、と。

さらにはAFが全然ダメ。まともに合焦しない。カメラはオマケでそこまでは、と思っていたが、ここまで使えないのも厳しいし、そして案外自分でも思った以上にスマホのカメラを活用していたのだなぁ、と。

さらには相性の悪いアプリがけっこうある。

ほぼ素のままのAndroid端末でそんなこと無いだろう、と思っていたが、これがなかなか。ディスプレイサイズ的に表示不具合があるのは仕方ないのだけど、どうもそういう感じじゃない。

自分的にかなり使用頻度の高い天気予報アプリとの相性の悪さに続いて、指紋認証の不具合が連発。一発認証するときと何度やっても認証しないときが不定期に。何か法則みたいなモノがあればと思うけど、どうにも解らない。

そして致命的なのが電話帳アプリにフリーズが出始めた。どうも何か裏で処理してるものに引っかかってるぽいのだけど、本体も電話帳アプリもアップデートしてないので、どこか他の干渉なのだろう。データ抜かれてる、とかはいくら中華メーカーでもさすがに無いと思うし。

う~~ん、カメラだけならまだコンデジ併用とかで我慢も出来たけど・・・こうも不具合が続くと、どうにも。

Unihertz Atom、本当に面白い機種なのだけど、これ以上は、なぁ。

やはり大手メーカーの作り込みはスゴかった。ずっとXperiaを使ってて、そのスゴさに気がつかなかった自分が愚かでした。ごめんなさい、SONY。

懺悔の意味も込めて、Xperia XZ2 Compactをポチッとな。

でもまぁ、こういうのも含めてデジタルガジェットは面白いねぇ。




Posted at 2019/02/12 17:30:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | 趣味
2019年02月02日 イイね!

素人インプレッション~ルノーカングー半年経過

素人インプレッション~ルノーカングー半年経過


時期仕事グルマとして導入したルノーカングー 1200cc 6MT。


購入後半年・走行1万kmでの再発見部分などを書いてみたいかな、と思います。


まず最初に書いておきますが、個人的な満足度は90%以上です。

大事なことなので、もう一度書いておきます。

個人的な満足度は90%以上、です。


まぁここからはメーカーブランドオタクな人達は読まない方がいいかな、と思います。いますもんね、自分をそのブランドに投影して、批判は絶対認めないってメーカーブランドオタク。属に信者とかそういう連中。


自分、ああいう輩が大嫌いですので。


さて、話を戻しまして。


さて、皆さんカングーに対してどのようなイメージを持ってますでしょうか。


試しにルノーのカングーのページを開いてみて下さい。そう、一般的には大体こんなイメージ、です。ええ、ファミリー的な感じですね、ような。


自分はこれ「長距離とか強い商用車」として買いました。これに関してはホントピタリで、適度なエンジンパワーといい、けっこう静かな車内空間といい、6速目といい、オートクルーズといい、かなり満足です。


ところがですね、後部座席に乗せた人に感想を聞くと、どうも曖昧な感想。


んで、後部座席に自分で乗ってみますと・・・


スゲェ乗り心地悪いのな。


ちょっと前のシビックTypeR、そうFDシビックTypeRのそれ、です。

セダンだから、と家族使い出来るような雰囲気を出していますが、実際リアシートはめっちゃ乗り心地が悪く、とても実用に耐えられるレベルじゃない。まぁサーキットのタイムとトレードオフなのですが、これには閉口しました。


さて、ではカングーのリアシートというと、正直FDシビRよりちょっとマトモ、と思う程度。ゴツゴツピョコピョコと振動が伝わります。


いや、商用車としてはこんなもん、です、実際。

ハイエースワゴンにちょっと劣る、くらいです。


ただ、世間一般のイメージ、そう、カングーのサイトのあの雰囲気で使うには、これは酷い。


先日友人に「カングーかシエンタ、どっちにしようか迷ってる」って相談を受けました。使用用途がほぼ自分一人、時々家族であるならば、カングーは最高だ。ただ嫁さんが運転して家族が乗るのがほぼほぼであるなら、間違いなくシエンタだ、と答えました。


正直この質問をされたときに「?」と思ったんです。「これ商用車やで」と。


そう、「用途が違う」んです。商用車には商用車の良さがあり、乗用車には乗用車たる意図がある。それを高いレベルで両立されているのはハイエースワゴンであるとは思いますが、まぁ価格も400万円超します。


趣味人が一人でガシガシ使うのなら、カングーはベストな一台のひとつであると思います。


ただし、家族使いのクルマとしては、これはダメなクルマです。


提灯記事やインポーターの売り方にとても大きい疑問を感じましたので、書いておきました。


少ないですが、それらにちゃんと触れているサイトもいくつかありますので、家族車としての購入を考えている人は、よ~く考えて下さい。


さて、ここからは「商用車」としての感想です。


荷室の使い勝手。


たしかに、たしかに、荷室は短い。フロントもっと詰めて全長一緒で荷室伸ばせたろ、と。これもう10cmあると一気に積めるモノの幅が広がるんですけどね。(例えば自分とかクーラーボックス。55リットル級になるとこの荷室長では縦置きが難しい。テーブルとかもT31エクストレイルとかは荷室下トレイに縦に収納出来る、つまり「片付けの最後にテーブルを入れることが出来る」という「実用に基づいた機能美」がある。次期モデルには是非フロントを切り詰めて、全長を変えずに荷室長を増やして欲しい。)


とはいえ四角い荷室デザインは自作の棚など設置するのにピタリ。こういうの自分で作る人には、コレたまらんのですよ。「どう考えても買った方が安い」んですけど、俺専用なカスタマイズ心を揺さぶられるんですよね。既製品では出来ないキチッとした実用寸法で詰め込まれた荷室、こういうことをやる、こういうのを美しいと思うかどうかがカングーの本質に合うかどうか、と言ってもいいと思います。



続いて乗り味。


シートの出来ですが、これは当初のインプレでも言っているとおり、そこまで良くはありません。絶品シート、という表現がなされますが、「けして悪くはありませんが、私はこれ以上のモノを見たことがあるのでこれを一級品とは言いかねます」と『ギャラリーフェイク』のフジタのような感想、です。NV200バネット以上、ハイエースワゴン以下、という「価格相応」な感じです。


これも何度も書いてますが、テレスコピックが無いのは本当に残念。長距離を乗るにはドライビングポジションというのは極めて重要、もうステアリング一本分、3cmほどステアリングが手前に来たら・・・と今でも思います。これも次期モデルには、是非採用して欲しい。


そしてこれも改良してもらいたいのは、アイドリングストップ。いくらか乗ると、そのアラも見えてきます。ギアが入ってない、クラッチを切った状態、が条件下と思っていたら、時々ギアを入れてクラッチを切ってる走り出す状態でもアイドリングストップする時がある。車道に出ようとしている時とか、勘弁してほしい。アイドリングストップの条件にステアリング舵角とかも入れてないのか、と。煮詰め不足というか、誰も文句言わないのかね?


シフトフィールに関しては、しばらく乗ってもやはり、すさまじく良い。


ロードスターのようなFRのメカメカしいシフトフィールも良いのだけど、この柔らかく、モチッとしたシフトフィールは気に入る人には、ホントたまらん。MTオタクにはこのためだけにカングー買ってもイイとオススメできる。


メカメカしいだけがマニュアルトランスミッションではないのだよ、とこのカングーのミッションを通じて多くの人に教えたい。


最近ではカローラスポーツにやCX-5にもMTモデルが出たりと、「ゴリゴリのスポーツ」以外でもMTが楽しめるようになってきた。すごく良い傾向。そこですよ。チンタラMTでクルマに乗りたいって層は、やっぱあると思うんですよ。


あと燃費に関してですが、まぁムラがある。


基本的に11.0km/lを切ることは無いので優秀だと思いますが、やはりダウンサイジングターボは燃費が良くなるスポットがホント狭い。最初はECOモードスイッチを入れていましたが、(実際パワーは目減りするけど、こっちの方がトルクの段付きが無くなって乗りやすい)最近では1.0km/l減ってもイイから通常モードで乗ってます。やっぱターボエンジンはターボエンジンらしく乗りたいじゃないですか。


けして官能的でもないし、特別パワフルでも無い。けど商用車でコレに並ぶフィーリングのエンジンってのは、無いかな。加給されてのトルク感がちょっと特別っぽさがあってとても良い。


ちなみに各部の仕上げですが、気温がマイナスになるとプラスチックパーツが軋みます。とても解りやすい。うちのカングーはピラーのカバーパーツから。こういう「原因が解っている異音」は良いんです。


イタリア車とかフランス車がらみのオタク連中は「異音なんて当たり前、気にするのなら国産に乗れ」とか寝言を言ったりしますが、異音ってのはトラブルの予兆、それを軽んじるとか、馬鹿げてる。イタフラ車が壊れるってのはお前らみたいな異音からトラブルの予兆を発見できないクルマオンチのせいなんじゃねぇのか?と思います。


あと自分が不満点を書いてるのはですね、上にも書いてるとおり「次のモデルで良くして欲しいから」です。悪いところは悪いとハッキリ言わないのは、ファンでもなんでもありません。単なるブランド依存症です。他人の「悪い」を「それは悪いところではない」と言うのは、とても愚かなこと。意見は意見、その先にコストや用途のトレードオフな部分との割り切りがあるが、それを頭から否定して封じ込めようとするのは、メーカーを甘やかし腐らせるだけの害虫。


あとこれも次期モデルでどうにかして欲しいな、と思うのは、リアゲートの分割箇所の太さ。後ろ、見づらいわ、これ。ステップワゴンのワクワクゲートがあれだけ細くできてるのだから、これはルノーの怠慢としか思えない。


あとブレーキパッドの質の低さも。社外のパッド踏ませてもらったけど、フィーリングがリニアだし効きも良いしダストも少ない。まぁこれは安いブレーキパッドが純正採用されてるコストダウンな部分が原因なんだろうけど、これも次期モデルはもうちょっと良い品になっててもいいと思う。


さて、つらつらと書きましたが、最初に言ったとおり、「自分の満足度は高い」です。しかし「次のカングーがもっと満足度が高いものであることを祈って」書きました。ぜひ次のカングーには「うおお、キチッとネガなとこ潰してきたなぁ、ルノースゲェ」って言わせて欲しい、ですね。


あともう一つだけ不満点。


ミッションオイルの注入口の。


あの蝶ボルトみたいなプラスチックパーツ、あれ怖いからフツーにボルトにしてよ。














Posted at 2019/02/02 09:47:25 | コメント(3) | トラックバック(0) | カングー | クルマ
2018年06月27日 イイね!

素人インプレッション~ルノーカングー

車名・型式・価格帯



ルノー
カングー KW249259万円



ミッション・駆動方式



6MT
2WD FF



エンジン型式・馬力・トルク



1200ccターボ H5F 115ps/4500rpm 19.4kg/1750rpm



 



さて、次期仕事グルマとして手元にやってまいりました、ルノーカングー。フランスではバシバシの商用車、でも日本ではオシャレなフランス実用車、という不思議なポジションのクルマです。今の日本では数少ないスポーツスポーツしてないMT車、ちょこちょこ乗り回した感想を素人インプレッション形式で書き連ねたいと思います。



 



スタイリング




DSC06785.jpg 


デカい。やはりデカい。全高1.8m全幅1.8mの正方形のフロントマスクはやはりドデーンとしたサイズ感があります。しかし押し出し感は少なく、シンプルなデザインはやはり良いですね。過去のカングーと比べても、個人的にフェイズ2のこの顔が一番好きです。



 



サイドビューは逆に4.2mという寸詰まり感があって、ここが一番独特。キャラクターラインなどがほとんどないのは商用車だけにメーカー名が貼りやすいように、でしょうか。最近のキャラクターラインビシバシーーッ!ボディラインウネウネーー!ってのとはまた違って、これも良い。



 



リアは特徴的な左右観音開き。ここがまた操作感が非常に良い。デカいハッチは降雨時に屋根にもなって便利なのですが、開け閉めがけっこう大変なのと、ダンパー逝くともうどうしようもなくなるのと。この左右開きドアは軽い力で操作出来て非常に便利。




DSC06789.jpg 



 



インテリア



 



シンプルなデザインで嫌いじゃありませんが、やはりいろいろ細かいパーツの精度やバリ、隙間が丸見えなど、ここら辺にはコストがかかってないのが明確に解ります。とはいえここら辺コストじゃなくてノウハウでもうちょっとどうにかなるだろう、と思う部分もチラホラ。



 

DSC06783.jpg 



DSC06782.jpg 




しかしこの仕上げ品質であるなら、プロボックスのようなもっと機能的なデザインでも良いのではないかと思いますね。センターコンソールの深い物入れなんか何を入れるためなのかすら解らないし、手の届く部分の物入れも少なく、非常に機能性に欠ける。質感や精度を求めないのなら、せめて実用性をもっと磨いてからにするべきかな、と。




DSC06781.jpg 


プロボックスの内装はホントスゴいですよ。よくもそこまで、というくらい、徹底的にお客さんと対話した結果だと感じさせてくれます。世界に持っていっても通用するレベル。



 



特徴的なサイドブレーキは確かに手への力が平均的に分散されて、非常に良い。欲を言えばもうちょっと上の方にあればあまり体をかがめずに操作出来るのに、と思いました。これはフランス人と日本人の体格差ですかね?




DSC06792.jpg 




さて、各種書評では「絶品」といわれるシートですが・・・正直、横方向の幅が足りない。



 



もう3cmづつほど左右があっても良かった。個人的にサポート強め、背筋はスッと伸びる感じのシートが好みなので、このシートは自分的には絶品とは言いがたい。バランスボールに乗っているような不思議で独特な座り心地ではあるのですけどね。



 



あとドライビングポジションですが、ステアリングのテレスコピックないのは非常に残念。こういうアップライトな姿勢を取るクルマならば、なおさらテレスコは必要だと思うのですが、チルトのみ。これ、運転の楽しさに大きく関わる部分なので、次期モデルではぜひテレスコの採用を期待。



 



エンジン・ミッション



 



ダウンサイジングターボはキビキビ走るクルマより、一定速度で流すこういうカングーのようなクルマにこそ合ってるんだろうなぁ、と感じさせてくれます。1500rpmからの極低回転からのフラットトルクは非常に乗りやすい。ただそのちょっと下で大きくトルクの谷があるので、MTならばそこを使わないようにする慣れが必要になります。そういやT31エクストレイルディーゼルもルノーエンジンで、こういうトルクの谷がありましたが・・・ルノーはあんまりそこ気にしないんですかね。



 



想像以上に良いのがミッション。

このミッションほぼパーフェクト。




DSC06794.jpg 




シフトフィールもゴリゴリせず、かといってプラプラもしない、しっとりとしつつ適切なギアの切り方でストンストンと心地よくシフトチェンジ出来ます。以前運転したことのあるフェイズ1の5MT、こんなに良かったっけか?フェイズ2の6MTの出来は本当に素晴らしいです。このシフトフィールのためだけにカングー買っても損をしないくらい、とまで思います。



 



そしてこれが全く予想外だったのが、アイドリングストップが非常に優秀。購入前はトラブルの元になりそうだからアイドリングストップキャンセラー買おうかと思ってましたが、ストップのタイミング、再始動の振動の無さ、「これ日産製だよね?」と思うくらい、自然。

エンジンストップ中はエアコンの効きが急激に落ちるそうですが、基本エアコン最小限、窓全開な使い方の自分にはさほど気になりません。



 



ちなみにレーダー探知機のOBD2は日産のコードで動きました。これ、相当なところまで日産と共有してるんだな、と。ええ、信頼性が高い部品を採用するのに賞賛以外の言葉はありません。



 



足回り



 



ブレーキのフィーリングでカングーはよくカックンブレーキだ・・・みたいなことを聞きますが・・・すごい自然なフィーリングです。ええ、現行1つ前のモデルのマツダ車全般の初期制動の凶悪なまでの強さと比べれば、全然。というか他メーカーと比べても極めてフツーです。いや、これ年次改良とかで変わったんですかね?



 



サスペンションは噂通り、非常に優秀。コーナリングでもこの背丈なのにぐらつくこともなく、一定のロールでいなしていきます。更には直進安定性も圧倒的。段差もスタンスタンと心地よく押さえ込みます。良い、これは非常に良い。



 



いやしかしこれはMTでクルマとの一体感を感じつつ乗ってナンボのクルマだ、としみじみ思います。



 



一連の操作とクルマの動きをどう1つの線にするか、それを考えながら操作すると非常に心地良い。ある意味商用車然としているだけに、インフォメーションをカットしてない部分が好印象になっています。




DSC06793.jpg 



 



総評



 



まぁつらつら書きましたが・・・なんというか、非常に満足感が高いクルマです。



 



細かいとこや足りないとこはけっこういろいろあるんですよ。あるんだけど、どれもなんかアフターパーツでどうにか出来そうな感じなんですよね。完成品ではない、DIYの余地がたくさんある・・・なんというかプラモデルを買ったときの高揚感とでも言いましょうか。



 



あれですわ、MR-SMR-S買ったときにもこんな気持ちがあったのを思い出しました。100系カローラやR32スカイラインや歴代ロードスターのような完成されてる感ではない、これからどうとでも出来る感。完成されてる感はそれはそれで素晴らしいのだけど、またベクトルが違う良さ。これがカングーの大きな魅力なんだろうな、と。



 



ちなみに誤解を恐れないように書くと、カングーって「トヨタがハイエースのショートボディを乗用に仕立てたらこんな感じ」なクルマだと思います。オタクは「ルノーとトヨタを一緒にするな!」みたいな見当違いなことを言いそうですが、この意味が解る人はチョコチョコいるのではないかな~と思うんです。とくに今の200系ハイエースのワゴンに乗ると、よく解ると思います。商用ベースで乗用にベクトル向けて、高い完成度となると・・・という。



 



まぁメーカー的にはルノー日産なので、次期モデルはNV200と相当な共有化を図ってくると思われますが、ぜひNV200の高耐久性と使い勝手の良さを上手く取り込みつつ、カングー独特のポジションをより際立たせてくれるとより楽しく良いクルマになりそう。


さて、これから仕事でもガシガシ使い倒していこうと思います、カングー。


よろしく、相棒。







Posted at 2018/06/27 07:56:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 素人インプレ | クルマ

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「ENDLESS Ewig プレミアムコンパウンド http://cvw.jp/b/416723/44190735/
何シテル?   07/18 16:15
MT車乗りのオッサンです。 NCロードスター、T31エクストレイル、KWカング。 クルマ、釣り、カメラ、お金のかかる趣味ばっかりです。 中道右派。 ...
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