京商・アクソン・ カップリングユニット内封に使うRC用シリコンオイル
さて、超久し振りのレビューはパジェロミニ(&ミニキャブ)用カップリングファンのOH時に使うシリコンオイルでございまーす!
長いんで読むのが億劫な方はここでスルー推奨!(笑)
さてさて、パジェロミニの水温上昇に伴うカップリングファン関連の整備手帳をupしたのが2010年頃だったので・・・あれから既に11年かぁ〜、
ほんじゃ11年経って久々レビューするカップリング関連ネタは
以前のOH時から若干粘度が柔らかいと感じていたトヨタ純正シリコンオイル(オイル粘度約3000番)に代わって
粘度の番手が圧倒的に豊富で容量もタップリ&手頃な価格で入手できるRC用のシリコンオイルを使って 元々封入されていたオイルの粘度に近づけてやろうってのが狙いです。
あ、ちなみにこの応用技は私のネタではありません。
以前、【カップリングファンをオーバーホールする編】にコメントを頂いた
北ノre-zentoさんが どこぞのアホ男の整備手帳を参考に御自身の所有されている70系のランクルのカップリング修理に実践された方法を 今度はどこぞのアホ男が10年の時を経て再OH時に参考にさせて頂きました。
そして今回使うシリコンオイルはわざわざ
カップリングユニット投入用に用意した訳ではなく
去年から始めたミニッツレーサーのリアフリクションプレートに使う為に持っていた物です。
カップリングユニットに適合する粘度を持った手持ちのシリコンオイルは
京商製の4000番・アクソン製5000番・同じく京商製6000番
勿論!カップリングユニットには投入されているシリコンオイルの粘度は何処にも記載されてない為に
粘度の選定はワタクシがカップリングユニットを分解し中に封入してあるシリコンオイルの粘度を我の【指先】で感じ取った検証結果のみとなっております(笑)
うーん、、、我ゴールドフィンガーの得た感触では封入オイルの粘度は4000番より重く6000番より軽かった・・・なら、、、、、うん! これズバリ5000番だな!(←安直過ぎだわさ)
で、そこで問題が・・・実はワタクシ・・・検証したその時点では5000番のシリコンオイルを持っておりませんでした↷
そこでもう一回4000番のオイルと6000番のオイルを触り比べて封入してある粘度に近い方を入れてやる事に決定〜!
そんな訳でなんとなく近かった京商製4000番を投入し令和3年6月10から運用開始!
その
感想は・・・
うん、
こりゃいいわ!てか、すげぇ!
日本でも盆地故に猛烈に暑い京都市内の日中渋滞にドハマりしても水温メチャクチャ安定してる。とんでもなく気温が爆上がりする7月二十日過ぎ以降でも水温計はピクリともせんのよ。(トヨタ純正シリコンオイルは真夏の渋滞にハマると不安定な傾向を示す)
あまりにも安定 し過ぎるもんだからカップリングが常時ロックしてるのではないかと疑ったくらい粘度上げるだけでここまで変わるのは凄いっす。
ホンマ正常に作動するカップリングファンは
ちょ〜快適ざますのよ〜ん。
ここまで調子良いと7月入ってから購入したアクソン製5000番に変えるタイミングが・・・(笑)
あ〜、それとカップリングファンの滑りはH56系の加速性能にも影響しますんで一部関係者の方々はご注意を。
まぁこれ、別に凝った仕掛けがある訳ではなく、単にカップリングが正常に動いているとカップリングユニットに連動しているベルトに慣性が付く影響なんですわな。
クランクプーリーと連動しているベルトに慣性モーメントが働いているとどうなるかを説明するのが・・・己がアホ故にチョー邪魔くさいので割愛(笑)
滑ってるカップリングファンだとエンジンの回転は若干軽やかに回るけど回した分だけしか加速しませんのよね。
例えばこんな症例はありませんか?【エンジンは軽く回るし目立った異常はない。
でも、最近回しても以前より車速が乗らない】なら、 意外な盲点としてカップリングが滑っている可能性も頭の隅に置いといても損はないかもです。
カップリングが正常だと吹け上がりは少し重いしファンが奏でるノイズも大きいが、しかし同時にトルクを乗せてくるので決して軽くないパジェロミニの車体を(特に3速AT)で適正な速度域まで引き上げるのに必要なのと巡航時の速度維持が楽チンなのよね〜。
(↑数年前からみんカラ経由で個人経営のモータースさんらの閲覧や問合わせが多くあり、 某アホ男のみんカラ記事がお客さんから預かった車両のトラブルシュート用に使われてるらしい・・・おぃおぃ…こんなド素人のレビューや整備手帳を踏台にして大丈夫かいな…? まぁ、、今回の事例は冷却系のユニットの不具合が他の部分に作用するので短時間で不具合部位の特定を余儀なくされる業者さんの為に事例の一つとして敢えて記載します)
そして粘度を上げたシリコンオイルのカップリングユニットへの投入量は13〜15㌘を目安に。
この際注意したいのが
シリコンオイル投入量は絶対に【13㌘を下回らない事。】←(これ…かなり重要!)
この下限値を守らないとクラッチユニットに絡み付くシリコンオイルの絶対量が不足してしまい 滑る原因になると思います。
この根拠は中古だが正常なカップリングユニットの重さを測り開封してパーツクリーナーで内封されていたシリコンオイルを全て洗い流した後に再び重さを測って封入量を調べたから(笑)
個体誤差も調べるべく正常・ジャンク含め計4台のカップリングユニットを血祭りに・・・いゃ、参考に割り出した数字が内封量13〜15㌘の根拠になります。
そこで分かったのが内封量が13㌘を2㌘程度切っているカップリング個体には確実に滑りが発生している事。
ファンを除くカップリングユニット単体重量が701〜704㌘程度(手持ちの正常個体)
滑りが発生している個体は
分解前でも既に700㌘切っている事から
あくまで簡易的な判断基準ですが、車体から取外して重さを測り600㌘台に突入しているカップリングユニットは絶対と言い切れないまでも、まぁまぁなグレーゾーンに突入している個体だと解釈しても良いかと
あと、封入量の上限値は自分が新品のカップリングユニットを持っていないのでキッチリとした数量は不明ではありますが、ロックに必要な数量は把握できた&ユニットから漏れ出ていない中古個体の数値から大きく逸脱しないと思われるのでヨシとします。
(漏れ出ているユニットは判別は遠心力でファン内壁に飛び散っている痕跡がつく&基本的にシリコンオイルは乾燥しないので目視ではなくてもファン内壁を触診してやるだけで容易に判断できます。)
さて、少し話は脱線しますが 以前、ネット内でワタクシのネタを丸パクリしつつ待機室側に打ってある数字の刻印が封入されているシリコンオイルの投入量だとのネットでのブログを見た事がありますが・・・あれは・・・失礼を承知で書きますとアレが規定量だと解釈して組むと残念ながらカップリングユニットは直らないです。
だってね・・・待機室側の刻印の事は自分も十年前にOHした時からその存在を知ってるんやけど・・・あの数字の刻印は個体によって打ってある数字が変わるのとクラッチユニットで見えにくいんだが、実は【ロック室側にも刻印が打ってある】のよね・・・・。
何でその方は待機室側の刻印のみでそれがシリコンオイルの封入量だと解釈されたのかは不明ですが、、片方だけの刻印数字に従うと自分の検証結果との封入量の辻褄が合わない&既に滑りが発生しているカップリングユニットをも下回るシリコンオイル量で・・こりゃ圧倒的にオイル量が少ない。
そこに内封されているオイルより柔らかい粘度のトヨタ製シリコンオイルをそんな少ない数量で投入したら・・・まぁ、そのブログ書いてらした本人様はOHしてもカップリングユニットが柔らかすぎ(←そら滑っとる)直らない!ゴミだ!と、毒をはいてらっしゃいましたねぇ。
↑・・・んなもん知らんがな。
自ら調べたり考えたりもせずに人の整備手帳を丸パクリしながら容量だけ勝手に何の根拠かわからん数字でオイル容量決めて使い物にならんとdisられてもな?
そもそもトヨタ製シリコンオイルの粘度が内封されているオイルより柔らかいのは11年前から分かっていた事。
だから一度車体に組んだ後もロックした時の重さが少ないと感じて再度外しロック室側へ過多気味に絡めるにようにオイル総投入量を17〜18㌘と、追加投入してみたりしていたよ。
(これで炎天下でもなんとか使い物になった)
11年前 何処を探してもパジェロミニのカップリングユニットのデータなんて皆無だったし前例もなかった、そもそも自分自身がカップリングユニットの構造すら知らなかったよ。
でも、知らないから知りたいし学びたいやん、誰もやってないなら
遠回りしてでも自らの手を汚して調べる(汚して?…てか、手がヌルヌルして…༎ຶ‿༎ຶ)こんなアホ丸出しの手法は11年前から何も進歩してないけど、、確実に我が家のパジェロミニへフィードバックさせてきている自負はあります。
自分みたいなアホ男のネタなんか都合の良い所だけパクったらええねん。
利用したらエエねん。
ただね、己が結果出せないのを棚に上げて人のやってる事にケチ付ける前に疑問に思ったらちぃ~っと頭使おうや。
カップリングネタなら北ノre-zenutoさんやdeytimeさんが各々に創意工夫しながら見事に自分オリジナルの方法で解決されている。
その結果出せてないブログ書いた人、 みんカラに登録されてる方なのにみんカラにはupせず他のSNSで毒吐いてる陰湿な人なので敢えてココに記載しといたるわ!
じゃあ逆に待機室・ロック室・合わせての総容量はフルで24㌘程度なので両方の刻印の数字に従うとカップリングユニット内がシリコンオイルでほぼ溺れてしまう・・・。
オイルが互いの部屋を行来して初めて正常に動くカップリングユニットなので入れ過ぎも☓でっせ!
はぁ、、みんカラでも昔は凄い人が沢山いらっしゃった・・・今は創意工夫されて車弄られてる方がココに見切りをつけてしまったのか?凄く少なくなったよね。
自分も全然upしなくなったのもそんな事もあるかな。
さて、単なる在庫と化したアクソン製5000番、暫く出番が無いかと思いきや
本来の使い方(ミニッツ)で鮮烈デビュー!
例の5000番をリヤのフリクションプレートに塗布して(ウチのミニッツはM氏が考案したマセフリクションを本人監修の元、RM系シャシーに世界?で初めて実装した車両でして、MM.MM2.MLで成果を出しているマセフリクションがRM車両でも有効か否かを実レースで検証するテスト車両の側面も担ってます。
(M氏が最初に5000番を基準にとの指示もあり)
はい、この仕様でWMLノービスチャレンジに参戦!
下手クソ故に予選は2回ともグダグダでAメインには勝ち上がれ無かったけど、Bメイン決勝ではワイドevo車両相手に勝たせて頂きました〜(嬉)
いゃー、初めての実戦投入でマセフリクションがRMシャシーでも有効なのが証明できた事も嬉しいし5000番のシリコンオイルも初戦でケチが付かずホッとひと息ざます。
ウチのミニッツはミニッツRWD上がりのシャシーにevo基板を後から載せた貧乏仕様・ナロートレッド・安定感の欠けるホイールベースM寸・曲がらないと評されるRMシャーシ・設計が古く高重心&重たいFC3sボディを使いつつも
時には純粋なevo車両を狩りまくるヘンな車
今年はこれでWML10勝目〜。
その内3勝は最近では使われなくなりつつあるブラシモーター仕様で参戦して近年主流のブラシレスモーターに競り勝ったり
関西圏の猛者達がウジャウジャ集まってくるWML定例レースは他所より(特に最近ノービスクラスは)レベルが高くて他所より難しいらしいけど・・・勝った時の嬉しさは素直に気持ちいい!
なんせ去年は1勝しか出来なかったしなぁ・・・しみじみ。
なんにせよカップリングもミニッツも結果を出せたのでめでたしめでたし!
おしまーい。
| 定価 | 700 円 |
|---|
| 購入価格 | 630 円 |
|---|
| 入手ルート | 実店舗(その他) ※京商・アクソン共に容量はカップリングユニット内封量約2〜3台分相当の量があるので一本で充分です。 |
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