こんなにも、いつもと同じなのに

キレイだろ？
でも、誰も見に来れないんだぜ…
(帰れぬ故郷…自慢の桜は咲いた　朝日新聞DIGITAL→■)
サクラの名所、夜の森地区でサクラ満開




私、「あの日」まで、原子力発電所は必要悪だと思ってました。
日本には資源がないんだから、仕方ないじゃないかと思ってました。

でも、あの事故があって以来、今まで以上に関心持って原子力のコトを知るにつれ、コレは使っちゃいけない「力」なんだと考え直すようになりました。今の人類には手に余る「力」だと。

なのに、また休止中の原子力発電所を再開させようとする政府。
「収束宣言」がまったく意味のない状態なのに。
絶対の安全はない、と思い知らされたハズなのに。
再開させたい側が提出したデータを振りかざし、「このままでは集団自殺だ」とまで言い出す始末。
なんとか原子力発電所に頼らない策を考えようとせず、既得権益を守るために必死。

私、多少不便でも、不安を抱きながら生きるよりマシだと思います。
危険と隣り合わせの発電による電気がなくても、少しでも安心してサクラを愛でられる方がいいと思います。
便利な生活の中で何不自由なく生きていれば、懐かしく思える故郷が無くなってもいいですか？
外で思いっきり遊べない土地で、子供を育てようと思いますか？
借金を孫子の代に背負わせる気ですか？と言う前に、無害になるまで何万年もかかる、負の遺産を残さざるを得ない原子力発電所の仕組みを考えたコトがありますか？
「命がけ」でやらなきゃならないコトは、他にもっとあるハズ。
そして、それを成すためには、誰もが己が利ばかり主張してばかりではダメなんだと思う。

試練は続くね。



ガラにもなく、マジメなコト書いてしまいました。スイマセン。
富岡町の人達は故郷のサクラが見られないというのに、私はまた明日今季最後のサクラを見てこようと思います。バチあたりで、スイマセン。