あれから10年・・・

仙台で被災し、郡山で暮らしてきた自分には津波と原発被害を引き起こした東日本大震災は、思い出すだけで涙が出てくる出来事です。

その東北大震災から9年ですが、その前の年にドライブした思い出の地があります。
どこも、海沿いの町でしたので、なかなか足を向けることができない自分がいました。
とても不思議な感情です。

もちろんニュースなどメディアではその復興を目にすることはありましたが、なんででしょうねぇ。

今回10年ぶりにドライブしてきました。


まずは、家族でも何度か訪れた女川へ。




確か、目の前の海の岸壁に車を停めた記憶があるのですが、当然ですが様相が変わっていました。
海から駅に向かいシーパルピア女川という商業施設ができて、にぎわってました。
一時有名になったダンボルギーニもあります。




津波でひっくり返った女川交番が保存され、過去の忌まわしい出来事を伝えてます。





つづいては、牡鹿半島を中央に貫くコバルトラインを通って、御番所展望所へ。
ここからは、目の前に金華山がぽっかりと浮かんでいるように見えます。
記憶にあった光景とここは変わりませんでした。
絶景です。





そして、この9年一番その存在を心配してきた東松島へ。




2017年11月5日に完成した、震災遺構のJR旧野蒜駅や震災復興伝承館と一体で整備された震災復興メモリアルパーク。
2回には当時の写真などが展示されているのですが、見てると自然と涙が出てきます。





そして、今回どうしても行きたかった奥松島縄文村歴史資料館近くにある、松島四大観のひとつ大高森（壮観）へ。
ここからの松島が一番記憶に残っていました。
もう一度見たいと思ってました。
ただ、震災の影響で変わりはてた姿になっているんじゃないかと・・・


結論から言うと、記憶通りの姿がそこにはありました。
資料館や遺跡も無事でした。
そして、頂上からの眺めはやはり最高です。

10年前の写真


そして、今回です



一つだけ変わっていたのは、こんなに上るのに苦労したっけ・・・ということです。
特に最後の階段状の登りは死にました・・・。
年を取ったということでした。



私は全国転勤がある身ですので、今回気になっていた場所を巡ることができて、なんかほっとしました。