純正のダイアゴナルプレートにサンドイッチして取付する製品です。
「ダイアゴナルプレートって何?」
私もこの商品と出会う前、この正式名称は知りませんでしたが、リア側にある(写真2枚目)ボディー鉄板上下を繋ぐアルミ板の事らしいです。
愛車の内張りやらを外した経験がないオーナーさんはまず見る事がないと思いますが、最初からこの地味な純正の薄い板(純正ダイアゴナルプレート)が装着されており、これが少なからず車の剛性に貢献しているという事、らしい。
その純正プレート自体が柔らかく薄い点から、それをもっと分厚くすれば剛性、更に増すんじゃね?という発想を元に造られたモノと思ってもらえれば良いかと。
厚みは他にも2mmと3mmありますが、
リアのバネレートが
4~5Kなら5㎜
6~7Kなら3㎜
8K以上なら2㎜
らしいです。
私の車高調はテインのフレックスZ
リアのバネレートは3Kですので、5㎜が適しているという事になります。
ただ、こういったモノに関して正解はありません。
剛性を上げれば得るもの失うもの両方あるのが世の理。
つまり、感じ方も好みの乗り味もその人次第で変わってきますからこの辺りは何とも言えません。
鉄ではなくアルミですので、重量は合わせて約250gと押さえられてますが、持ってみれば結構ズッシリきますね。
3Dプリンターなんかで作成しているのでしょうか?
精巧に造られていますが、
技術と根気さえあれば個人でも製作できそうです。
正直これで2万近くのお金を出すのはどうか?というのはこのご時世、誰しも思う事ではないでしょうか?
私もその一人でしたが、好奇心には適いません。
これは心の栄養として、今回購入してレビューさせてもらいます。
早速装着です。
私は鉄板むき出し仕様ですので作業は5分以内で済みましたが、
そうでない車だとダイアゴナルプレートに到達するまでが面倒かも。。。
簡単な取扱説明書は付いていますが、インパネ外しなどのやり方は記載されてませんので、他の方の整備手帳等を参考にしてもらうと良いでしょう。
一度アクセスしてしまえば純正ボルト・ナット(10㎜)を外して挟み込むだけの簡単な作業です。
さて、肝心の効果ですが・・・まとめてみました。
・全体的にリアがシャキッとなる。
・アイドリング中、ケツにくる振動が低減。
・コーナーの際、なんとなくリアタイヤの踏ん張りが効いている?
・固いながらも、マイルドな路面入力
・安定感・安心感が増す。
・トラクションが掛かりやすい?
・バネが今まで以上に機敏に反応する感覚がある。
上記が私個人的に感じた変化です。
いくら分厚いアルミ板とはいえ、この個所一部を補強してそんなに変わるのか?と誰もが思うかもしれませんが・・・ほんと面白いですよこれ。
毎日乗っているオーナーさんなら誰でも何かしらこの変化に気が付くと思います。
もともとクスコのリアタワーバーを装着していてこの効果ですから、純正ダイアゴナルプレートの重要性が身をもって体感できます。
もっと言えば、まだ厚みがあっても良いかも。。。
逆に2~3㎜だと体感しにくいのではないか?とも思えてきますね。
ガッツリ効く訳ではないですが、押さえるとこ押さえてクセなく無難に剛性が上がっている感じ?
これによってフロント・リアの剛性バランスが狂うといった大袈裟な事はなく、これはこれで乗りやすいと感じ、運転がより一層楽しく感じます。
きちんとロールし、フロントタイヤに荷重が掛かって、それに対しリアがしっかりくっ付いてくる感じ。
車をちゃんと操っている感覚が増しますね。
街乗り走行8割、たま~にワインディング走行2割な私のカーライフだと、これは出会えて良かったと思える逸品。
サーキット走行なんかされる方はセッティングが重要でしょうから、おそらく5㎜ポン付けして満足!とはならないでしょう。
こだわるオーナーさんは2㎜・3㎜セットで調整しながら好みの乗り味を見つけてみてください。
色々と書きましたが。。。
NDロードスターは従来のシリーズと比べて剛性は「格段」に上がっていると言われていますが・・・それはない(;^ω^)
オープンカーは言い換えれば、天井が切り抜かれた大きなアルミの缶みたいなもの。。。
こういった些細なパーツでハッキリ違いがわかるのですから、まだまだ愛車はふにゃふにゃなんだな~と思えます。
現在、フロント・リアにタワーバー、足回りにナックルサポート、ドア部にドアウェッジ等装着していますが、それでもまだヒラヒラといった感じです。
フロント側足元にも同じようなダイアゴナルプレートがありますが、ゆくゆくはその補強パーツも造ってもらいたいものですね。
コスパ的に言えば、やっぱりお高いというのが正直なところ。
いくら体感できたとしても、元は5㎜厚のアルミ板です。
1枚5000円がさすがに妥当ではないでしょうか。。。
ですが、久しぶりに面白いと思えた剛性アップパーツでした。
興味がある方は是非とも試してみてください。
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ダイアゴナルプレートは写真赤〇部分。
外す際は黄色〇の4つのボルト・ナットを外せば取れます。
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施工後。
5㎜でこのくらいの厚み。
それ以上厚みを増すと安定した固定ができなさそうです。
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裏側。
純正鉄板上下を繋いでいるだけのプレートですが、これほどまで効果を実感できた事に驚き。。。
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本体2枚で250g
多少の重量増にはなりますが、時と場合によっては結構強力な武器になりそうですね。
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