2人のじいちゃんが孫を叱咤激励するアルバムか？^^;

本日じっくり聴きました。
先ずスティーブガッド先生とウィルリー先生のプレーと音色が素晴らしいです！

再生するなり車内に殿とガッド先生がこちら向きにプレー！
右にハット左にライドシンバルかワイドに広がり、真ん中から華麗なブラシワークが聴こえます。
太く丸いバスドラムも良く(^^)

ウィルリー先生のエレクトリックベースもとても懐かしいリアルな感じで。
音色や奏法で変わった事はされて無い様ですが、桑原さんをガッチリサポートし、全体の演奏に安心感をもたらしてます。

このお2人のおじいちゃん達が、孫の行く末を案じ、ある時は癒し又ある時は叱咤激励している様なアルバムに感じました。

そう、おじいちゃんと書きましたがそれは失礼ながら年齢から。
実際は微塵も感じぬ模範演奏。
正座をして聴くファンは少なくないでしょう。

桑原さんのデビューアルバムのスピード感や力強い印象から行くと3人のバトルも期待しましたが全くそうでは無く、この若さでこの渋さはどうしてだろう？とも思いましたが、掃いて捨てるほどいるミュージシャンの中で、自分のポジションを確立するのが大変な事は素人の僕でも推測は出来、どうにか埋もれぬ様レコード会社や事務所や本人が、今回のメンツやデカイジャケットになった気がいたします。

2人の丁寧で余裕ある演奏に比べ桑原さんの迷いが音色やプレーに感じますが、それらが高音質で車内に満ち溢れるこのアルバム、オーディオファイルにもお勧めですし、現在のヤマハドラムの良音色をキッチリ確認出来、又ガッド先生の模範演奏を堪能できるので、ドラマーにもイイと思いました(^^)