スイフトZC71S イカリング&フレキシブルファイバー加工(1)
| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
12時間以上 |
1
まず、ヘッドライトが入る大きさのダンボールを用意しその中にヘッドライトを収めます。
2
蓋を閉め密封します。ダンボールの壁にドライヤーのノズル大の穴を開けそこに押し込みます。
ここで注意するのは熱風が直接ヘッドライトに当たらない様ヘッドライトの位置決めとドライヤーの風向きを調整して下さい。
ドライヤーのパワーにも寄りますが、1200wターボ付きで15分程度放置しました。
3
温められたヘッド本体は熱いので軍手する事をオススメします。
写真ではマイナスドライバーを使って殻割りしてますが男性の方や殻割り初心者の方は力加減が解らなかったり力が掛り易いので竹ヘラや樹脂製リムーバー(内張り剥がし)を使用する事をオススメします。
ヘッドライトが冷める前に手際良く作業します。
まずヘッドライトスモール灯下部周辺から殻割りを開始します。
ヘッドライトレンズとバックパネルの間にヘラを差し込みます。
溝2/3位の深さで少しレンズをこじるとレンズの底に引っ掛かりますので少しずつ梃の原理でこじ開けます。
それにより合わせ目から黒ブチルが伸びてレンズの淵に膜が出来ますので、写真の通りヘラでこじたままカッターでブチルを裂いていきます。
一度にやろうとしますとレンズに力が掛り割れる原因となりますので少しずつ進めます。
左右均等の距離で殻割りする方が良いかと思います。
6箇所ほどレンズとバックパネルが爪固定されていますので裂く進度に合わせて1つずつ外していきます。
4
途中でブチルが冷めて硬くなる様でしたら、再度ダンボールレンジするか、直接ドライヤーを当てながら作業して下さい。
慎重になり過ぎても進まないので、丁寧に作業する感覚で良いと思います。
5
殻割りが完了しましたらインナーパネルを外します。
スモール灯周辺に3つタッピングビスが仕込まれてます。
ネジを外しましたら、ウインカー部の方から斜めに引き出します。
インナーパネルを触る時はなるべく素手で触らない事をオススメします。
作業後指紋除去が必要となり、傷や指紋の拭き取り漏れが発生し殻閉じ後後悔する事になります。
6
インナーパネルを外しましたら、ノギスで3つのベゼルの大きさを図ります。
円の直径を計りましたら、円の長さの公式を使い計算します。
「直径×円周率(3.14)」
この時点でイカリングの大きさが決まります。
この後の作業で寸法に個人差が出るので自分で計算し決めた長さで作業して下さい。
ここでの注意としてはもう1点。
スモール灯はインナーパネルとのクリアランスが無い為少し小さめに設定する必要があります。
同等もしくは大き目に設定しますと、イカリングが収まらずベゼルに合わない取り付けになってしまいます。
6mmの丸アクリル棒を使用しますのでその辺を考慮した長さ・円の大きさにする事をオススメします。
7
ここで用意する物は、イカリングを作成するにあたりアクリル棒を円状に加工する為の同じ円の大きさの型が必要となります。
後はホームセンターで6mm丸アクリル棒を購入。
自分の場合は写真の通り3つのアイテムで型取りします。
参考までに各サイズを記載しますが、作業6で説明した通り個人差が出ますのであくまでも参考として下さい。
またこの型はとりあえずの寸法出しとして使うだけでその後、手修正し少し小さくしました。
スモール灯部:39mm
ヘッドライト部:88mm
ウインカー部:67mm
8
円の長さの公式で出た長さでアクリル棒を切ります。
アクリル棒を切る際は、カッターで軽く1周切れ込み筋を入れて根元を持ち折れば簡単に切断できます。
今回自分は遠赤ヒーターを使用し、アクリル棒を焙りました。
他にもオーブントースターやヒートガンで作業する方法がありますが加減調整が確認し難いのと暖まりながら作業できるので遠赤ヒーターにしました(笑
ウォーターポンププライヤでアクリル棒の端をつまみ遠赤ヒーター間近で熱します。
あまり近づけ過ぎたり熱し過ぎるとアクリル棒に気泡が入ってしまったり溶けてしまうので注意して下さい。
程良く柔かくなるとアクリル棒が歪んできますのでその辺りを狙って型取りをします。
2へ続く・・・
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