リフレッシュ整備のために5月末から都内の整備工場に預けていた、わが家のY31グランツSV号が戻ってきました。
追加整備のために当初計画よりも多少時間が掛かりましたが、とても丁寧な作業ぶりに加えて、激変した愛車の様相に心底驚きました。
新車ラインオフから28年経過したタイミングベルト・ウォーターポンプ類が新品になりました。オルタネータも日産グリーンパーツのリビルト品に交換していただきました。
VG20DETエンジンのリアクランクシールからのオイル漏れも修理していただきました。作業を進めるにあたり、ヘッドまわりからもオイルにじみが確認されたので、修理していただきました。
RE5R01A型5速ATのオイルパンからのオイル漏れを修理していただきました。
追加修理で、今回山形から東京に向かう道中で不調になったATの原因も調べていただきました。加速のためにアクセルを踏んで負荷を掛けると、ATミッション周辺からガタガタと振動が出るトラブルです。
原因究明の結果、ATミッションに規定量を大幅に上回る量のATフルードが入っており、適正量に戻したら正常になったようです。整備完了後、500キロほど走行しましたが、不具合は収まりました。
高周波の異音が出ていた燃料ポンプも新品に交換していただきました。異音が無くなったことに加えて、精神衛生上の安心感が格段に違います。
時おり不動となっていたITエアコンのオートアンプも、手持ちの中古実動品に交換していただきました。
これまでは風量3段調整の28525‐14V00(アンプ上面に「3」の表示があるもの)が付いていましたが、交換後の28525‐1H211(アンプ上面に「5」の表示があるもの)は風量4段調整になりました。
ITエアコンのオートアンプは見た目は同じでも、部品番号の異なるアンプを接続すると正常に作動しないケースがあるようです。
かつて上面に「6」の表示のあるアンプ(28525‐1H100)を接続して動作を確認したところ、けたたましいブザー音が鳴り、慌てて元のアンプに戻したことがあります。
Y31のエアコンのオートアンプのことは分からないことだらけなので、今後も勉強しようと思います。
この度整備を依頼した整備工場様では、整備・修理のみならず、相当の時間を費やして実走テストを行っていただき、細部の不具合を洗い出していただきました。
上記エアコンアンプをはじめ、電装品の不具合などは、ヘリテージコレクションに収蔵してあるY31を用いて洗い出していただいたと聞いております。Y31オーナーとして、これ以上の喜びはありません。
夢のような環境で愛車を整備していただき、自分はもちろんですが愛車も喜んでいるように見えます。
7年間15,000キロ無交換だったスパークプラグも、新品に交換していただきました。
劣化していた各部のゴムホースも新品になりました。交換したゴムおよび樹脂製部品はやはり硬化が進んでいました。
見た目は何ひとつ変わらないはずの今回のリフレッシュ整備ですが、整備完了後の愛車は雰囲気がまったく変わりました。
昔サーキットや峠を走っていたとき、速い車は何となく雰囲気で分かったものですが、それと似ています。明確に説明出来ませんが、車のたたずまいがこれまでとは別格です。
今回のリフレッシュ整備に伴い、整備工場様のご厚意で整備作業の記録写真を1枚のCDに収めていただきました。膨大な作業写真が収めてあるこのCDは私の宝物です。
モーターファン別冊「日本の傑作車シリーズ第12弾」に取材協力をも行っている、整備工場様に作業を依頼して本当に良かったと思います。
今回実施した一連のリフレッシュ整備の流れは、下記に掲載しております。
2017 東京の旅
① ②
2017 リフレッシュ整備
① ② ③ ④ ⑤
名車のキャッチフレーズには、「若いというだけでは、手に負えないクルマがある。」とか、「誰だって、ふり返る。」とか、魂を揺さぶるフレーズが無数にありますが、「彼は、さりげなく、ぜいたくです。」というフレーズはまさしく、Y31グロリアのためのものだと思いました。
新車のY31にこそ乗ったことのない自分ですが、新車に迫るコンディションによみがえったわが家のY31グランツ号を、これからもより一層大切にして行きたいと思います。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2017/07/30 18:17:05