☆リアブレーキ関連リフレッシュ作業~後編~😊
1
【リフレッシュ作業完了(左側)】
・ようやくリアブレーキのリフレッシュ作業を再開することができましたー
・フレアナットをなめらせた時には冷や汗がでてどうなることやらと思っておりましたが、無事に完了することができましたー😊
・いくつかの天気予報と雨雲レーダーでしっかり確認して、曇りから晴れに変るということで、作業を開始しましたが、ジャッキアップをしたところで霧雨が…
・たまに晴間もみえていたので大丈夫だろうと思い、作業を続けるとだんだん本降りに…
・途中中断したり、手もフルードとグリースまみれになったり、手戻りがあったり、なかなか進みませんでしたが、自分自身のよいリフレッシュにもなりました
2
【リフレッシュ作業完了(右側)】
・はじめに撮影がてら左側を作業して、右側は昼食休憩をはさんで一気に作業しました
・エア抜き作業は先日練習していたのと、嫁さんに手伝ってもらったので、スムーズに短時間で完了しました
・作業完了後は、駐車場内でタッチと効きを確認後、町内一周へ試運転に出かけて確認
・ブレーキのタッチは、ブレーキホースの交換によって、もっとカチッとしたものになるのかと期待しておりましたが、鈍感な私としては残念ながらタッチのフィーリングの違いは感じられませんでした😅
3
【フレアナット緩み確認】
・さて、ここから作業の流れを記していこうと思います(①~⑳の手順となっております)
・記載の工程は実際の作業と前後しているものもあります。あしからず…
・まずは、先日なめらせたフレアナットが緩まないことにはどうしようもないので、購入したスピードレンチを使用して、緩むかどうか確認
・バキッという音と共に見事に緩めることができましたー😭
①ジャッキアップ(リア両側)
②タイヤ取外し(左側のみ)
③フレアナット緩め(☆左側はすでになめておりますが、サイズは10㎜です)
④ブレーキホースブラケット取外し(M12)
⑤ブレーキホース取外し(キャリパー側)(M12)
4
【代替ブレーキホースクランプ】
・ちょっと雨に濡れて気が散りますが、黙々と作業を続けます
・ホースをキャリパーに取付けているユニオンボルトを緩めると、またポタポタとフルードが流れ出てくるので、それを阻止しなければなりません
・ブレーキホースクランプやホースクランプバイスプライヤーの購入も検討しましたが、どうにかなるだろうと結局購入しなかったので、今回は座付きのボルトとナットで一時的に挟んで流れを止めることにしました
・使用したのは、一昨年スタビブッシュを交換する際に、取外し一応保管しておいた12㎜のボルトとナットだと思います。ボルトはリアのスタビブッシュのクランプを固定していたもので、ナットはフロントのスタビブッシュのブラケットを固定していたものと思われます。合わせたら合ったので、使用しました
・フルードもしっかり止まったので、我ながらよいアイデアだと思いました😁
・これでゆっくりキャリパーのオーバーホールに取り掛かれます
⑥ブレーキホースフルード流出対策作業
5
ブレーキキャリパー(左側)】
・ブレーキホースから切り離したリア左側のキャリパー(外側)です
・キャリパーサポートから取り外します
・まぁ、ブレーキダストやらなんやらで相当汚いですね
・しっかり清掃して取付け前に一手間加えます
⑦キャリパー取外し(M14_2本)
6
【ブレーキキャリパー②(左側)】
・同様にリア左側のキャリパー(内側)です
・ピストンも結構汚いですが、オイル漏れもなく、ピストンブーツの硬化もなく、まだまだそのままいけるような気もしますが、予防保全で交換しておきます
7
【ピストン取外し】
・はい! ここでやらかしましたー😱
・サービスマニュアルに「ピストンの飛出しによる損傷を防ぐために、キャリパーボディに30㎜の厚さの木片をはさむ。」と記載されていたのですが、よく意味が分からず大丈夫だろうと作業を行ったところピストンが飛んでいきましたー😓
・そこで理由がわかりました。ちゃんとマニュアル通りに作業しましょうねー😅
・作業の方法としては、「ブレーキホース取付け穴から、圧縮エアを徐々に加え、ピストンを押出す。」となっており、以前大活躍した電動空気入れで作業しようと思ったのですが、バッテリー切れで使用できず…
・充電すると1日が終わってしまうので、待てません!
・そこで手動空気入れに切り替えての作業です
・で、シュポシュポ空気を送り込んでいくのですが、ピストンが大きな音と共にいきなり飛び出すんですもの… ビックリです!
・ピストンの先端を傷つけてしまいましたが、側面はピストンブーツで守られていて傷が付かなくてよかったです😅
⑧ピストン&ピストンブーツ取外し
8
【ピストン取外し後】
・続いて、ここからメインのキャリパーオーバーホール作業となるのですが、雨の中、フルードとグリースで手がベトベトになり、撮影ができておりません😓
・併せて、キャリパーボディシリンダーからピストンシールを取り外します
・爪で引っ掛けて、ラジオペンチでつまんで取り出しました
⑨ピストンシール取外し
9
【ピストンとブーツ類】
・画像の左から、取り外したピストンとピストンブーツとピストンシールです
・ピストンシールも特に痩せや硬化もなく、まだまだいけそうです
・ピストンは、ボディに傷が付いているように見えますが、グリースの汚れ?が付いているだけでした
・ウエスで拭き上げると(若干爪は立てましたが)きれいになりました
・ピストンブーツがはまる溝は少しサビが発生しておりましたが、機能には問題なさそうです
10
【キャリパーオーバーホール】
・左上がロックピンです
・右上が旧ピンブーツで、右中が新ピンブーツです。キャリパーサポート側の形状が若干変更になっているようです
・ブレーキキャリパーのシールキットには、グリースが2種類入っていて、左下の赤グリースがピストンブーツ用で、右下のオレンジグリースがキャリパーをキャリパーサポートに取付ける部分のガイドピン(上側)とロックピン(下側)とピンブーツ用とのことでした
・今これを記載していて気付いたのですが、ガイドピンとロックピンが逆になってしまっています
・そういえば、昨年の前編の時に、キャリパーサポートが両側とも同じ形状になっていると思って、左右を入れ替えておりました。よくよく見るとピンの形状が違います
・一応半年5000㎞問題なく制動できていたと思いますが、これもちょっと冷や汗モノですね
・分かっていないことはホント恐ろしいです😓
・違う形状にしているのには理由があると思うので、修繕が必要ですね
・作業としては、キャリパーボディシリンダー内を軽く拭き上げ、ピストンシールに赤グリースをグリースアップして(あとでよくよく確認するとピストンシールはブレーキフルードを塗って溝に嵌め込むようです)溝に嵌め込んで、ピストンブーツも同様にグリースアップして、ピストンを少しだけ差し込んで、シリンダー内の溝に嵌め込みます
・最初はピストンだけをシリンダー内に差し込んで、その後、ピストンブーツを嵌め込む作業方法で作業を行ったのですが、左側が完了してお昼ご飯を食べているときに、もしかしたらうまく溝にはまっていないのではないかと天の声が聞こえたので、昼一、もう一度左側のキャリパーを外して確認してみると、やはりピストンブーツが外れていました😭
・確認してホントよかったです。ただ、ピストンシールでしっかりシールできているので、外れたからといってすぐにフルードが漏れ出すということはないようですが…
⑩シリンダー内へピストンシールの取付け
⑪ピストンブーツへピストンの差込み(少しだけ)
⑫ピストンブーツへグリースアップ
⑬シリンダー内へピストンブーツの取付け
⑭ピストンの押戻し
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【ガイドピン&ロックピンオーバーホール】
・キャリパーサポートから引抜いて、ウエスで拭き上げた後、オレンジグリースでグリースアップしてから元に戻します
・ロックピンは先端のブッシュも併せて交換します
・実は最初左側を交換した際にこのブッシュがどこの部品かわからずに余らせてしまっておりました😓
・昼からの右側の作業時に気付いたので、無事に交換することができてよかったです
⑮ピン&ブッシュ&ブーツグリースアップ
12
【キャリパー塗装】
・で、取付け前の一手間というのがこの作業です
・オーバーホールの前に作業しようか、あとで作業しようか少し考えましたが、塗装後にオーバーホール作業をすると、絶対塗装を痛めることになったと思うので、オーバーホール後で正解だったと思います
・雨が止んでいるのを見計らって塗装しましたが、画像の通り、塗装後見事に雨が降ってきましたー
・左右それぞれ2回塗りとしました
(⑯キャリパー清掃・塗装)(☆塗装はお好みで)
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【使用した塗料】
・今回は600℃まで耐えられるハイヒートペイント(ブラック_マット調)にしました
・ただ、仕上がりとしては、マット調というより艶消しブラックとなってしまったので、残念ながら見た目は全体的に汚れているようにしか見えません😭
・キャリパーは黒色で塗装したかったので、やっぱりキャリパー専用の塗料にすればよかったと少し後悔しております
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【ブレーキホース換装】
・続いて、今回の作業のもう一つのメインとなるブレーキホースの交換です
・念願のステンレス製のブレーキホースです!
・走行中は見えませんが、見た目もとてもよいです😊
・専用設計なので、当然取り回しと納まりはバッチリです!
⑰旧ブレーキホースの取外し(ブレーキパイプ側)
⑱新ブレーキホースの取付け(ブレーキパイプ側)
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【ブレーキホース換装②】
・もうなめまくっているフレアナットです!
・ブレーキパイプが劣化や破損しない限り、もう緩ませることはないかと思うので、スピードレンチでしっかり締め付けましたー
16
【キャリパー取付け】
・画像は右側のものです
・せっかく塗装したので、もう少しつやが出てもよかったとは思いますが、まぁ、これもこれでよいでしょうか
⑲キャリパー取付け
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【フレアナット取外し(右側)】
・ちなみに、なめていない右側のフレアナットは、購入したクローフットレンチをスピンナーハンドルの先端に取り付けて使用して緩めました
・もちろんよいお仕事をしてくれましたー
・最初から購入しておけばよかったです😓
18
【ブレーキフルード量確認・補充】
・こちらでは詳細は記しませんが(☆先日のブレーキフルード交換の関連情報URLを貼っておきますね、)最後にブレーキラインのエア抜き作業をしっかり行って、フルードをMAXラインまで補充して完了です
・エア抜き作業は、今回は嫁さんに手伝ってもらって(ブレーキを踏むことをやってもらいました)効率的にできたので、今まで自分では避けていたブレーキフルードの交換も定期的(2年に1回?)にできそうです
・エア抜き作業は、やはり二人でするのが効率的で確実ですね。安心感が違います!
・片側1分も掛からず作業が完了しました。逆流防止付きブリーダーホースとノズルの使用も大きかったと思います
⑳ブレーキフルード残量確認・補充
☆右側は、はじめにホースの換装から行いました。その後キャリパーオーバーホール、キャリパー塗装、エア抜き作業と行っていきました。右側はコツもわかり手慣れたもので、短時間で作業が完了しました😊
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【備忘録】
・作業完了時走行距離:129141㎞
※ブレーキは重要保安部品のため、あくまで自己責任にて自分の車の分解整備を行っております(☆難易度も上級にしております)
☆今回も収穫がたくさんあった作業となりました。またまた経験値が上がったかと思います😊
☆これでしばらく様子を見たいと思います。フロントの作業は梅雨が明けたら再開できればと考えております…
☆これからはエンジンオイル、クーラント、パワステオイル、ブレーキフルードを、油脂類の残量チェックとしてこまめにやらないといけないですねー
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