
突然ですが…
ハンドルを切ると、なぜタイヤが動くか知っていますか?
百聞は一見に しかず☆
下から覗くと 一目で解る(?)のですが、ついでにアライメントなんかも学べちゃったりするので
そんなお話をしてみたいと思いマス!
お手伝いしてくれるのは
我らがプロボックス。
はたらくじどうしゃ界のエースです♪
どーん
クルマの正面から覗きますと…
いくつかの部品が見えますが、
注目するのは横方向に伸びる2つの部品。
クルマの裏側から見ても…
やはり同じように伸びてますネ。ロアアームはA形でした。(→
A形ロアアームの話 )
下から見ると、ロアアームはタイヤの中心に向かっているのに対して、
タイロッドは少しずれたところに付いていますね!?
我々が握るハンドルは、回すことで このタイロッドを押したり引いたりしているのですが、
タイロッドはタイヤの中心からずれているので、ロアアームの部分を軸にタイヤは回転!
そしてクルマは見事に曲がってくれる…
と一度見れば
な~んだ というほど明快なシステムです。
さて、このタイロッドは、、
タイヤを曲げるのがお仕事だけに、
トーの調整も受け持っています。
トーとは、進行方向に対するタイヤの向きのこと。
おぉ、タイロッドがいつでもトーを真っ直ぐにしてくれてるのね♪
と思ったら さにあらず!
タイロッドが受け持つ仕事は、もう少しだけ深いところにあります。
走っているクルマが路面に合わせて上下に動くと、ロアアームとタイロッドは扇形に動くので
↓のごとく、角度によって水平距離も変わるんですが…
ロアアームとタイロッドとは違う高さに付いているため、
ロアアームの水平距離 と タイロッドの水平距離 とは同じように変化しないのです。
つまり、どういうことかと言うと、、
ロアアームとの位置関係によって
クルマが沈み込んだときにトーイン
とか
カーブを曲がっているときの外輪をトーイン
にしているということ☆
クルマのトーインは、スキーに例えればボーゲン。
各部品の寸法や配置は、
サスペンションが動くとアライメントが安定方向に変化するよう、予め想定した上で決められています。
皆さんも、愛車がどのように作られているか
自分で見て想像してみる
調整範囲内でセッティングを加えてみる
なんてどうでしょう?^^ ちょってオタクかなー?
【byひとし】
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Posted at
2010/12/15 20:43:23