
クルマ仲間数人での登山を画策したのは9月も上旬のこと。
スケジュールの調整をしようとするが…
中々決まらない。
だい「9月15日に行こうか」
レーサー「その日は仕事です…」
だい「なんだよ前から15日って話だったじゃないか」
レーサー「何とか調整します…調整できました!」
この日は生憎の雨予報の為延期…
レーサー「翌週の22日にしましょう!」
だい「その日辺りは嫁が出産で秋田かも…」
レーサー「じゃあ更に翌週の29日ですね!
だい「もう寒くなるしな、その辺が限界だな」
レーサー「よろしくお願いします!」
だい「その日はクネが駄目だって」
レーサー「じゃ更に更に翌週の6日ですか?」
だい「その日は台風で雨予報なんだよな…ま、晴れればソコで行こうか」
全員のスケジュール調整と天気が噛み合わなければ実現しないのが登山。
延期に延期を重ね、ターゲットは既に紅葉が始まりつつある八ヶ岳連峰、編笠山である。
クルマで夜の峠を走り回る人達と、登山をする人達って人種が違うと思うんだよね。
登山する人達は…
良い人しかいないからww
時間帯の違いのせいもあるんだろうね、峠から帰宅する時間と登山で家を出る時間が同じだから。
心配された天気でしたが、前日までダラダラと降り続いた雨も、当日長野方面だけは晴れる予報。
前回やってしまった寝坊対策の意味もあり、家が近いクネさんが前日にウチに宿泊しにきたよ。
そして朝6時にパーティの5名が談合坂SAに集合、朝食を。
初めての遅刻者ゼロと優秀な俺達w
しかし、ここで油断してはイケナイ。僕達の「小一時間」は最低でも2時間以上なのだからw
小淵沢ICを降りてスグのコンビニで水や食糧を買い込んで、
予定通り8時丁度にクライムオン!
南八ヶ岳の主峰は赤岳。
赤岳へは、途中で幾つもの峰を超えていかなければならないので日帰り登山は難しい。
編笠山は南側からその赤岳に至る途中のピークで、標高は2524m。
登山道入口の観音平は1500m程度だから、標高差約1000mをダラダラ登り、頂上に近づくに連れて徐々に勾配が増して行くコースだ。
丹沢なんかだと幾つものピークを登ったり降ったりしなければならないので、比較的ラクな登山の部類に入る。
前回、皆で登って酢酸を舐めたのは奥秩父連峰の瑞牆山(みずがきやま)
トレーニングの一環で山に登っていた10代の頃より20キロ近く増えた体重のハンデは大きく、皆に遅れをとる事もしばしば、何とか根性のみで登り切ったのだった。
あれから一年…
10キロの軽量化を果たしたレーサー(26)は、去りし日の記憶には大幅に劣るものの、人並み程度の運動性能を回復。
分かりやすく表現すると、
2トントラックからレガシィの2LSOHCノンターボに乗り換えた程度の違いはあったと思うw
登り始めて数分で皆が無言になる。
登山は登り始めが結構キツいよ。
ペースも上手く作れていないし、ある程度汗を出して水分補給するまでは耐えるしかないのだ。
昨年の富士登山に向け身体を絞り、無事登頂したクネさん(39)は辛そうな表情で遅れをとっている。
レーサー「クネさん去年の勢いはどうしたんですか?」
クネ「今が人生で一番だらしない身体になってて云々」
レーサー「だらしないですね」
クネ「年齢が一回り違うんだぞ」
途中で何度か小休止を挟みながら、ひたすら頂上を目指す一行。
上手く登るコツみたいなのがあって、なるべく歩幅を小さくして回転数で稼いで速度を落としても止まらない事なんだけど…結構立派な岩場が続くので、歩幅を大きく取らないと登れない箇所が多くてキツいよ。
登り始めは雲の下だったのが、振り向けば何時の間にか雲の上に出ていました。
おお!スゲー!!とテンションは上がる
頂上までホントにホントにもうちょっと!
と書かれた看板を見てホントかよ?とか呟きながらラストスパートを掛け、頂上の三角点に辿り着き、足元ばかりを見ていた目線を上げると…
そこにあったのは、ただただ最高の眺めでした。
だい「これは…自慢できるレベルだな」
レーサー「こんなの写真じゃ伝わらないですね…」
遅れを取っていた二人も、数分差で登頂。
毎回山頂では日清カップヌードルとスタバのインスタントコーヒーでキメるのだけど、今回はちょっと凝って知ってる人は知っている、登山家御用達のマルタイラーメンを作ってみた。
なんのことは無い、ただの超ロングセラーの即席ラーメンなのだが…
山頂補正も加わり、これがトンデモなくウマいのだ。
残ったスープにはオニギリを投入、再度火に掛けて雑炊を。
これはアホみたいなウマさだよ、生きてて良かったと実感するレベルw
が…作って食べるのに必死で写真をすっかり忘れてしまったので…だいさんのブログより拝借w
食後のコーヒーを啜っていると…
小さなネズミが食糧を奪いにやってきた。

今日の儲けはどうだった?
以降は道中と頂上の写真を。

山頂をたっぷり3時間近くも堪能して下山開始。
山の事故の大半は下山途中で発生しているので、足元に注意しながら慎重に下る。
途中、下山道を微妙に間違えて冷や汗をかくハプニングもあったが、合流するルートを発見して全員無事に下山。
麓の道の駅に併設されてる温泉で汗を流して帰宅。
天候に恵まれて、かなり良い登山だったなぁ。
今季あと一回は登りたいと思うんだけど…いかが?
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2013/10/10 01:02:16