リアスライドドアの『ぽちガー』化
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
2
まずはリアドアの内張剥がしから。
この段階ではまだバッテリーを外さず、運転席の操作で電動を解除しておきます。
①スライドドアノブをビニール紐+結び目で外し、アームレストを外します。
②ドア内側の窓横パネルを剥がしますが、窓を開けて行うと楽です。外したら窓を閉め、バッテリーのマイナスを外しておきます。
③内張はクリップだけでの固定です。ドア後方下部から「内張剥がし」を差し込んでグーっと“てこの原理”を使って剥がします。かなり硬いですがあまり勢いよくやると内張がボディにぶつかって思わぬ傷を作りますからゆっくり1個ずつ前方に向かって剥がします。1個剥がれると後は比較的楽です。
④内張裏側です。クリップの位置を参考にしてください。周囲10カ所の緑色のクリップを外し、最後に赤丸のパネル中央のクリップを内張をつかんでバキッと剥がし、窓枠上に持ち上げて内張を外します。
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①PWスイッチのコードを支えるクリップを外します。失敗してバンドを切ってしまいました(TT)
②緑丸のビニールキャップを外し、ブチルシールに気をつけながら白色ビニールカバーを右上部分だけ(全体の1/3程度)剥がします。ブチル君が付いている部分には100均ラップで養生をしていきます。
③10mmの六角ボルト2カ所(赤丸)とスクリューネジ3カ所(青丸)を外すと機械が外れるようになります。
④さらに内側の軟質ビニールのカバーをビニールキャップ(黄丸)を外して捲くります。ここにもブチル君が付いていますのでラップで養生をします。
ピンク丸の奥にドアノブを止めている10mm六角ボルトその1があります。次で説明するドアハンドルワイヤーを外した後、レンチ等の先に両面テープを貼る等、中に落とさないように外します。
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硬質ビニールを捲ると金属座金とドアハンドルのワイヤー機構が見えます。
青丸の部分を掴んで右上に引き上げるとそれほど苦労なく外れました。
その後、黒フック(赤丸)を手前に捻ってワイヤーから外すとワイヤーが下側に外れます。前述のピンク丸と同じ10mm六角ボルトその2(ピンク丸)がありますので、それぞれ中に落とさないように外します。
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以上でドアノブは外れます。(内側の金属座金を前にずらすと外れやすいです。)
スイッチを仕込む作業は一晩掛かる予定なので、外側はビニールテープを貼って穴を塞ぎ、内部の機械類はボルト1個程度で仮止めしておきます。
運転席からの開閉操作は出来ますので、加工が終わるまでの間はそれで凌ぎました。
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①外したノブです。新規で購入しようとすると¥4,830だそうです。失敗したくないですね~。
②使用するスイッチですが、やはりこれ以外に適当なのが見つかりませんでした。
日産セレナC24用リクエストスイッチ(部品番号80618-CX805)。結構問い合わせがあるそうですが、まさかホンダ車で使おうとしてるとは思ってないでしょうね(^^;
何も言わなかったのに価格は税込み¥1,300にまけてくれました。 日産さんアリガトー!^^
スイッチカバーを外し、ツメの部分をカットしカプラー前で線をカットして使いました。
③スイッチの取り付け位置も定番の位置に。2層構造になっていますので内側はスイッチ本体の大きさに四角く、外側はスイッチ部分の楕円形状に合わせて穴を開けました。
今回はハンダごてとミニルーターを使いました。ハンダごてで大雑把に(ただし小さめに)それぞれ穴を開け、ペンチで溶けた部分を取り除き、ミニルーターで仕上げるという方法で加工しました。
④が仕上がりとなります。
ミニルーターでの加工は思ったよりも難しく、根気強さが大事だと思い知りました。(×_×)
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①使用した接着剤は固化すると防水効果のあるゴム状弾性体になるものとのこと。
②内部に接着剤を充填し、スイッチを嵌め込んだら周囲全体を接着剤で更に埋めます。この状態で一晩放置します。
③横から見たところです。イイ感じの出っ張り具合です。
④配線は付けたとき下側になる方を回しました。配線を伝う雨が内部に入りづらくなることを狙ってます。
以上で1日目終了。
8
①&②前夜から雨が降り続いていましたが、翌朝見てみるとなんと白色ビニール内部に水滴が付いていました。ノブ開口は塞いでいるので窓ガラスの隙間から侵入してきたものと思われます。普段も結構水の浸入はありそうな部分のようです。
③そう言えば配線ジョイントも防水型のハウジングが使われています。水対策は考えておいた方が良さそうだと検討の結果、スイッチからの線と繋ぐのは防水ハウジングの本体寄りの方にすることにしました。こちら側では灰色とオレンジ色の線となります。極性はありません。
④防水カバー付きのギボシ端子による分岐接続にすることにしました。エレクトロタップと違い結構ゴテゴテとなりますが安心度が全然違います。スイッチからの配線は余裕を見て60cm位の長さとしました。
※分岐接続したところの写真は撮り忘れましたm(_ _;)m
あとは逆順に元に戻せば完成(1番目の写真)となります。
作業は二日がかりで結構大変なものでしたが、でも掛かった費用はスイッチの¥1,300と雑材のみ。とても有意義なDIYでした♪^^
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