消えゆく国鉄型特急車両・・・381系くろしお号(そ
投稿日 : 2012年03月12日
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新潟から夜行急行「きたぐに号」に乗車して大阪まで帰ってきた朝、まだまだ鉄ヲタの熱は冷めやらず。。。
そのまま京都駅まで折り返して、同駅始発の「すーパーくろしお」3号に乗車しました。。
この列車に使われる381系は、私が中学2年生だった昭和53年に紀勢本線の電化と共に新製投入された、急なカーブでも振り子装置を用いて高速で通過する事が出来る国鉄末期の特急形車両です。。
この車両も今春のダイヤ改正から順次新型車両に置き換えられて、夏までに全廃される予定です。。
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この車両の興味深い点は、製造当時は小柄だった日本人が、その後西洋食品の摂取の顕著化で肥大化し、車内が狭いとの苦情が多発した為、最近になってシートピッチを拡張した事が挙げられます。。
しかし、シートピッチを拡大しても、窓配置は強度上の問題で変更できないため、シートの位置と窓配置が合わず、柱しか見えない最悪の席や、ご覧の様にクーラーダクトが通る所は1席分省略された席が存在します。。。。。
この部分の後ろの席は、2席分の窓とスペースを独占できますので、ヲタクな私は当然その席を指定買いしました。。
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先頭車は広々3列シートのグリーン車です。。
381系はご覧のような急カーブで本領を発揮し、バイクの様に車体を大きく内側に傾けて難無く走破していきます。。
曲線の出入口の車内では大きなGを感じるため、トイレに行く為に通路を歩くときは、酔っ払いのようにフラフラと歩く羽目になります。。
何よりもスピードを優先したコンセプトで設計された車両ですのでお世辞にも「乗り心地がいい」とは言えないのが残念です。。
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冷水浦駅を過ぎた辺りから、間近に太平洋が迫る箇所が頻出します。。
「くろしお」号の名前のとおり、列車はリアス式海岸に沿って長い編成を蛇の様にくねらせて走行します。。
今にも波しぶきが列車まで飛んできそうな箇所も多々あります。。
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和歌山は梅干の産地としても有名です。。
南高梅という全国的な有名な品種も有ります。。
「くろしお」号は時折可愛く花を咲かせた梅の木の横も通過します。。
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今日は終点の新宮まで完乗車する予定でしたが、私の旅のスケジュールに変更は付きものでして・・・・。
那智駅付近の洪水で押し流された鉄橋の復興が見たかったのと、ふと駅前に温泉施設が有る事を思い出し、2日前からの垢をおとしたいと思い、紀伊勝浦駅でご覧のローカル列車に乗り換えました。。
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熊野3社の那智大社への入口・・・・。
以前、那智の滝の滝口まで登山した時に立ち寄った駅横「丹教の湯」ですが、8年程経った今もちゃんと営業しておりました。。
真近の勝浦温泉街と違い、600円也で入浴出来るのも嬉しい限りです。。
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折り返し列車まで1時間・・・・・。
どっぷりと温泉に浸かりました。。。
もっともっと入っていたかったですが、無性に海が見たくなり少し早目に切り上げました。。
*****その2に続く*****
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