2011年12月31日
パタゴニアのR3とモンベルのクリマプラス200を比較し考えてみる
今年も残すはあと1日のみとなりました。
今回はいつもとちょっと違う趣向のブログを書かせてもらいます。
先日購入したアウトドア用のフリースジャケットが予想以上に素晴らしい物だったので、今回はアウトドア用のフリースについて感想などを書いていきます。
つい先日、パタゴニア製のフリースジャケットを買いに友人と地元アウトドアショップへ行ってきました。
パタゴニアと言えばアメリカの超有名なアウトドアメーカーで、名前を知っている方は、「高級品」「高性能品」「某環境保護団体を支援している会社」など様々な連想をすると思います。
販売しているウェアは高性能な物が多いですが、同時にかなり高額な商品が多い事でも知られています。
高額なアウトドアメーカーと言えばノースフェイスも負けてはいませんが、あちらは割りと値引きが利くようですし性能もパタゴニアと比較すると「・・・」と言う評価も多いようです。
もっともアメリカ本国では決して高級品では無いようで、日本では何故か高級品になってしまうようです(´∀`;)。
アメリカ本国から直接買ってしまえば安上がりに済ませるんじゃないかと連想しそうですが、そこは上手いシステムになっているようで、日本国内でパタゴニア製品を買う場合は必ずパタゴニア日本支社を通じて買わなければならないシステムになっているようです。
アウトレット品とかネットオークションという手段もあるでしょうが、バッタもんやヘタするとパチモンもあるようなので注意した方が良いかもしれませんね。
他に合法的に輸入する手段がもしかしたらあるかもしれませんが、私のような一般人は正規の取扱店で購入するのが現実的でしょうね。
今回購入したR3(レギュレータ3)と言うフリースジャケット。
3という数字が付く通り、このフリースは保温性によって1から4まで数字が設けられていて、数字が上がるほど保温性が高まっています。
生地の見た目は中厚、重量はメーカー公表値が473gで、重量に限って言えばモンベルのクリマプラス200のフリースジャケットに相当する重さです。
フリースジャケットとしては非常に高価で、モンベルのクリマプラス200の約4倍・・・さすがに同行してくれた友人も値段を見て非常に驚いていました。
私は事前に下調べをして値段は知っていたので承知の上で買い物をしたんですが、下調べをした時はあまりの高額ぶりに溜息が出ました(-_-;)。
今回購入したのはちょっと派手なオレンジ色ですが、一部グレーの色分けがされていてスポーティな印象がありますね。
サイズはMを購入しましたが、これはUSAサイズなので日本ではLサイズに相当します。
袖が若干長いですけど、その他は丁度良いサイズのように感じます。
左右のポケットのジッパーを開けると、中にはメッシュの生地が見えます。
これは通気性を確保する為のベンチレータで、行動中に体温調節をしやすくする為の工夫になっています。
ベンチレータの有る無しに関わらず通気性は良好のようですが、その通気性ゆえ人によってはアウターとして着るには寒いかもしれませんね。
ただしこのフリースの名目は中間着でして、防風性のあるアウターを上に着込めば、長い毛足が多くの空気を溜め込んで保温性を高いレベルで確保出来るようです。
寒さの感じ方も個人差があり、晴れた日の冬の低山でアウターとして使っている方もいるようです。
よって個人差や使う環境の違いなどもあるかと思います。
まあ山歩きをするにはレインウェア(カッパ)が必要なので、万が一寒いなと思った時はレインウェアをウィンドブレーカー代わりに着てしまえば良いわけですし、気温は変化していきますので状況によってウェアを臨機応変に着たり脱いだりする必要はあるでしょうね。
部分的に生地が使い分けられています。
これは保温性、伸縮性、通気性などを上手く組み合わせる為の工夫だと思いますが、さすがにこういう使い分けは安いフリースでは実現しにくいでしょうね。
こういう手法で安く仕上げているメーカーがもしかしたらあるかもしれませんが、生地を増やすとかなり複雑な縫合になるので耐久性を高いレベルで維持するのは難しいのではないかと思います。
R3は厳しい冬の高山を登る為の中間着ですから、もちろん耐久性は申し分無いと思います。
耐久性があるのは分かっていますが、何しろ値段が高いので山歩きで酷使するのはちょっと気が引けてしまうかも(´∀`;)。
こちらはモンベルのクリマプラス200というフリースジャケット。
ただしこのモデルは2年前に購入した旧モデルでして、現在は新しいモデルが販売されています。
生地は中厚で重量はメーカー公表値で475g(平均値)とR3ジャケットによく似た重量ですが、前述の通り値段は約4倍違います。
画像のは地味なグレーですが、もっと明るい色の設定もあります。
クリマプラス200は保温性が高く暖かいですが、気温が0度前後の山歩きでは行動中に暑く感じる事がありました。
通気性があまり良くないのか、意外に汗が乾きにくいようにも感じました。
厳冬期の高山ならいざ知らず、私はせいぜい晩秋の低山どまりなので、もう少し薄手のフリースでも良いかなと思い、モンベルのシャミースと言う薄手のモデルを山歩きで使っています。
よって現在クリマプラス200は普段着として使っています。
保温性が高いので、この上にウィンドブレーカーでも着てしまえば地元周辺のお出かけ・お買いもの程度では怖いもの無しです。
こちらは山歩きメインのフリースジャケットで、モンベルのシャミースと言うモデルです。
フリースとしては薄手で、重量は260g(平均重量)と軽量です。
軽量ながら保温性は高く、以前は氷点下5度の毛無山を長袖シャツとこのシャミースで歩いた事があります。
もちろん個人差はあると思います・・・今年10月に毛無山を歩いた時、私は汗ばむのでシャツ1枚で下山をしていましたが、年配の方がレインウェアをウィンドブレーカ代わりに着て登っているのを見た事があります。
歩いている時は保温性は申し分ありませんが、さすがに氷点下の状況で休んでいる時は寒いので更にウェアを着ますけどね。
ちょっと気になったのが、クリマプラス200は中国で生産されていますが、シャミースは同じモンベルのフリースなのにタイで生産されているようです。
大した事では無いかもしれませんが、ちょっと気になったので・・・
モンベルは、パタゴニアと同じく自社で素材を開発している数少ないアウトドアメーカーです。
似たような製品なのに値段が倍以上違っていたりしますが、どちらも良い製品を開発し多くの愛好家から高い評価と支持を得ています。
私はモンベルびいきですが、今後パタゴニア製品も世話になる機会があるかもしれません。
高額で滅多に購入出来ませんけど、そういう魅力があるのも事実です。
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つぶやき | 日記
Posted at
2011/12/31 00:47:41
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